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SPECIAL INTERVIEW
熱意と努力! 自分にあった学習スタイルで!!

砂本 愛実さん (25) 令和5年度 1級建築士合格
- 学歴:
- 大学
- 勤務先:
- 間仕切りメーカー(積算・見積)
- 教室:
- 金沢校
計画:17点 環境/設備:17点 法規:28点 構造:27点 施工:21点
受講講座
- 受験回数:
- 学科1回/設計製図1回
現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
空間づくりに携わりたい
子供のころから建物や内装を見ること、その空間のなかで色々な人が活き活きとしているのが好きだったこともあり、高校卒業後は迷わず建築系の学部に進学しました。就職の際、設計事務所やハウスメーカーも選択肢にありましたが、オフィス、学校、病院、工場、空港、商業施設など様々な用途の建物に関わることができる、また、1棟建てるより多くの物件に関わることができると思い、間仕切りメーカーへの就職を決めました。
1級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
手に職をつけたい
変化の激しいこの時代で、今勤めている会社が退職まで存続しているのか、そもそも転職することなく働き続けるのか。その保証はないと感じ「何か手に職をつけておいた方が後々役に立つのではないか」と思い、受験を決めました。 不安だったことは、職場に一級建築士がほとんどいないことでした。現在の職務では資格は必須ではありません。「受けてどうするの?」という空気もあり、意味が無いかなと後ろ向きになることもありました。この資格に挑戦している大学時代の友人が多くいたので、同じ土俵にたっているのだと考えるようにしていました。
独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
2級建築士から継続
総合資格学院には、2級建築士の設計製図講座からお世話になっていました。そのままの流れといったらそれまでですが、講義をオフラインで受けられることは私のなかでは重要ポイントだったので迷わず継続して受講しました。
合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
眠気に勝てない
基本的に全ての講義に出席していましたが、忙しかった週は講義中に眠気に襲われることもありました…(汗
そんなときには酸っぱい系のお菓子をつまみながら耐え忍びました。それでも意識が飛んでしまったときは、同じ教室の友人に補足してもらったり、逆に友人の意識が飛んだところは教え合ったり、助け合いながら講義を乗り切りました。
受講生同士で教え合うことは、いいアウトプットにもなったので、結果オーライな部分もありました。もちろん寝ないのがベストです!
勉強時間のつくり方について、苦労した点・工夫した点
スキマ時間の活用+誘惑を断ち切る工夫
通勤、通学ともに車を利用していたため、受講初期はその時間を有効利用できずにモヤモヤしていました。途中でデジトレが配信されたので、それ以降は毎日デジトレを活用しました。最低限の暗記はデジトレで刷り込めた気がします。 また、勉強机にだけ教材を置いてしまうと、そこに行かない限り勉強のきっかけがないので、教材を家のいたるところに点在させていました。散らかっているのではなく、散らかしていました(笑)
当学院で学習した内容が、お仕事で活かせたエピソード
構造計算の基礎
移動間仕切りの天井内下地の強度計算を行う際に、試験対策で学んだ構造計算の知識を活用することができました。
当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと
わからないことはその場で解決
予習時にわからないところを明確にし、ライブ講義で解決していくことができました。講師は受講生の顔色を見ながら講義してくださり、かつ受講生の数も多くはなかったので、皆のレベルに合わせた学習ができたように思います。
得意科目と苦手科目
得意科目
苦手科目
得意にできた理由、もしくは苦手科目の克服法
苦手な「科目」より苦手な「学習方法」を知り、得意なやり方に変換
法規は、法令集に答えが書いてあると思えば、楽に学習できました。私は暗記することが苦手だったので、このパターンのときはこの条文がカギになるというのを、問題を繰り返し解くうちになんとなく体に覚えさせ、点数を伸ばしました。
施工は、細かい数値が覚えられなかったり他工事と混ざったりで非常に苦戦しました。直前期には、いつもこれとあれを混同しているなとわかってきたので、テキストのあちこちに散らばった情報を理解しやすいようにまとめ、繰り返し読み、関連付けて理解しました。
講義で一番役に立ったこと、助けになったこと
いつものメンバーがいること
ライブ講義の良さだと思いますが、見慣れた顔があるというのは毎回の講義も試験当日も安心材料になりました。残業続きで疲れた顔をした受講生がいると、みんな大変ななか、がんばっているんだと思えて、自分のエネルギーになりました。
学科合格のポイント
常に本番!全選択肢の解答根拠を明確に受講当初から全てのテストで満点をとることを目標に日々の学習に励みました。加えて、全ての選択肢に対して○、△、×を記入しその根拠を記すようにしていました。休憩時間や家に帰ってから、それを解答・テキストと照らし合わせて、再度確認することを継続して行いました。
「さすがにもうわかってるでしょう」という選択肢でも改めてテキストを読むと、自分の解釈が若干違うと気づくことがあったので、正解した問題にも時間をかけ、確実にしていきました。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
理由付けが肝心
受講当初は、設置階などをプランニング的におさめやすい方法でエスキスしてしまっていました。その結果、要点記述で採点者を納得させるだけの文言が思い浮かばず、逆戻りということがありました。自由度の高い課題こそ、何故そうしたか、自分のなかで根拠を持つことが大事だと身をもって感じました。グループミーティングは他の受講生の理由付けを盗む良い機会でした。
作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
作図強化講座で確実にスピードアップ
2級建築士から連続受験したため、作図への抵抗はあまりありませんでしたが、作図強化講座を受講して、同じ教室の受講生と競い合うように描き、良い道具や方法を共有したことで作図時間をさらに縮めることができました。
製図合格のポイント
いつも通りの時間管理と徹底的なチェック!
試験会場では総合資格学院以外の受験生も多く、極端に速い人や遅い人が嫌でも目に入ってきます。極度の緊張のなかで周りのペースに飲み込まれないよう、いつも通りの時間を頭に叩き込んでおくといいと思います。私は試験当日、いつもの時間よりもかなり速いペースでエスキスが進んでしまいましたが、「何か見落としているのでは?」と思い、1/1000チェック、1/400のチェックを慎重に行い、作図開始時間はいつもの時間近くに調整しました。
昨年2級建築士を合格し今年見事1級建築士に合格された方、連続受験した理由と続けて受験して良かったことをお教えください。
はじめは2級を受験したら1級も欲しくなったという軽い願望でした。また、2級建築士に合格したとはいえ、学科に関しては独学で、運よく受かっただけであったため、建築士として胸を張れないと感じたことも理由のひとつです。
連続受験には、記憶が新しい+設計製図対策で学習スタイルが身についているという点でメリットがあったと思います。
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合格サイクル+継続学習
合格の決め手になったのは、学習テンポを身につけられたことだと思います。予習→講義→演習テスト→復習テスト→達成度テスト→復習テスト→定着度テストのサイクルで勉強していると、講義から時間がたっても記憶に残っているものが多かったように感じます。サイクルが決まっているのでその週に何をするか迷うことがなく効率的に学習できました。
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学科模擬試験
模擬試験は初出題の問題への対策になりました。1年に1回の試験でこれまでの成果を出すには、初出題の問題に物怖じしないメンタルも必要だと感じました。最初の模試は諦めモードもありましたが、回を重ねる毎に、自分なりの戦い方を探していけたと思います。試験当日に成果を出すためには場数を踏むことも大切だと感じました。
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設備用教材
普段の仕事で設備に関わることがなく、お恥ずかしい話ですが機械室がどうとかPS・DSなんかもよわかっていなかったので、本教材にはとても助けられました。図での説明が理解しやすく、要点記述の対策にも十分でした。
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