合格体験記 一級建築士田村 綾佳さん

SPECIAL INTERVIEW

謙虚に、貪欲に

田村 綾佳さん (24) 令和5年度 1級建築士合格

学歴:
大学

所属:
大学院2年生(工学系研究科 環境学専攻)

教室:
広島校
本試験得点 94点

計画:14点 環境/設備:16点 法規:26点 構造:21点 施工:17点

受講講座

受験回数:
学科1回/設計製図1回

私の受験ストーリー

現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ

なんとなく選んだ道だけど、今では建築の道を選んだ自分に感謝

得意科目も将来の夢もあまりないまま、ボーッと大学受験をむかえ、「理系的だけど文系的で奥深そう!」とほぼノリで建築の学科に入学しました。今では建築の分野を選んだ過去の自分に感謝しています。将来的には、建物の修繕・改修に携わっていきたいです。

在学中の1級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法

答えのある知識をつけたい

大学では、答えのない「建築とは何か」を追求する研究室に所属していました。その中で、建築について「答えのある知識」も身につけたいと考え、建築士の勉強をはじめる決意をしました。1級建築士はとても広い範囲の知識(単語や細かな数値など)が問われると聞いていたので不安でした。ですが、社会に出てから勉強時間を確保することの難しさを知り、比較的勉強時間を確保できる学生のうちに取りきりたいと考え、院生のうちに受験をすることを決断しました。また、学割がきくことも大きなきっかけでした。

独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由

新規問題への対策

過去問題の演習のみでなく、ひねり問題や新傾向の問題、出やすい問題などを分析・研究されている点に魅力に感じ、総合資格学院を利用したいと考えました。

合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード

「割り切って覚える箇所」と「理解できる箇所」を明確に知って、効率的に勉強を進められた

2級建築士試験の学科の際には独学だったので、問題に対し「なぜ?」を考えだし割り切れず、前に進められないことが何度もありました。それに対し1級では、学科も通学コースにしたことで、講義のなかで「割り切って覚える箇所」と「理解できる箇所」を明確に知ることができ、効率的に勉強を進められました。

同級生の1級建築士に対する学習状況

あまりいなかった

令和4年度に一足先に1級の学科を突破した同級生の友人がおり、刺激をうけました。大学院に進学するひとの約半数は2級建築士を受験しているようで、1級を受ける人は少数派でした。

当学院で学習した内容が、学校生活で活かせたエピソード

知識が広がった

大学院の授業は、学院で学んだ知識から派生した内容の授業が多く、建築士の勉強に取り組む以前より、授業についていきやすかったです。

       

当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと

人当たりがいい講師

学科では、「学生とか職種によっては知らないよね~」と、やさしく誰にとってもわかりやすいよう、講義をしてくれる方々が講師でした。このおかげで、理解すべきところと暗記すべきところがわかり、効率よく勉強できました。製図では、前向きで楽しい講師陣だったので、教室がとにかく明るかったです。休憩中には、講師が受験生だったときの話などもしてくれ、この講師たちを信じて合格したいという気持ちが芽生えました。

学科攻略法

得意科目と苦手科目

Strong and weak points

法規

得意科目

構造

苦手科目

得意にできた理由、もしくは苦手科目の克服法

自分で噛み砕く

賛否両論ありますが、法令集は、自作インデックスをめちゃくちゃ貼って、項目ごとに引きやすくしました。また、苦手意識のあった構造の文章問題では、理屈を理解していないと解けないので、問題集の全選択肢に根拠とイメージ図を書くことで「理解しながら書き慣れながら」覚えていくことができました。

講義で一番役に立ったこと、助けになったこと

先達に学ぶ

講師やチューター、昨年の合格者などの当時の勉強方法を聞ける機会がありました。私は学科に関しては、法改正や新規問題に対する不安が多くありましたが、「宿題と学院の直前期教材や模試をしっかりやったら受かる」と口揃えて話されていたので、余計なことを考えずに効率よく学習できました。

学科合格のポイント

問題集をテキストと化す

試験直前2カ月ごろから、全科目の過去問題集と直前期教材と模試に直接、正答根拠と誤答選択の訂正をテキストや解答をみながら書き込むようにしました。最初は、落ちた時用に来年も問題集を使えるように保険をかけ、直接書き込むことには抵抗がありましたが、今年受かれば関係ない!と思うようにすることで、背水の陣を敷いて勉強ができました。問題集を自分流のテキストと化していくことで、なにより「やった感」も生まれます。試験直前は、書き込みまくった問題集を読んで、思い出しながら理解を深めました。

設計製図攻略法

エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと

エスキスの特訓

毎週クラスでの講義が終わった後も、講師が遅くまで、エスキスに特化した講義をしてくれたのが役立ちました。ボリューム算定や、ゾーン分けなど個人に応じて細かく指導してくれたので、本番ではエスキスは計画時間通りに進められました。

作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと

人の図面と質疑を観察

グループミーティングの交換採点では、同じ教室の受講生のミスは、自分が今後するかもしれないミスであることに気づくことができました。また受講生が講師に質問していることを聞くことも勉強になりました。自分が当たり前に思っていたことが、当たり前ではないと気づき学べることが何度もありました。

製図合格のポイント

採点官は人間だと常に頭にして作図する

採点官は人間だということを常に頭において作図をしていました。人が読みやすい字を書く、読みやすい図面を描くことは大事だと思います。もちろん、速く行うことでプランニングやチェックの時間をとることができ、抜けのない図面にすることこそが合格に繋がると思います。その前提として、なにより自分は書いたつもりでも採点官が読めなかったり、見えなかったら書いていないことと同然であるということを念頭に、速く、キレイにかけるよう作図に取り組みました。

メッセージ

昨年2級建築士を合格し今年見事1級建築士に合格された方、連続受験した理由と続けて受験して良かったことをお教えください。

2級建築士試験で勉強した知識を忘れないため、また勉強のルーティーンを確立するためにも、すぐ1級建築士試験を受けることを決めました。2級建築士をストレートで合格できたこともあり、うれしい勢いで1級の勉強に飛び込めたと思います。

合格後の心境や、周りの変化、今後の目標や抱負

実物の建物に触れるなかで、受験を通して得た知識を現場で体系的に深めていきたいです。これから実務を積み、信頼される1級建築士となれるよう、なにごとも謙虚に、貪欲に、学び続けていきたいです。

資格取得をめざす方へアドバイス

わたしは、自身で自分を律するのが下手なので、毎週資格学校に通い、同じ目標に向かって勉強をしている人たちのいる環境に身を入れることで学習を開始しました。学習のポイントは、教務の方々、講師の方々、チューターの方々の言葉を素直に聞き入れることだと思います。

総合資格で良かったところ

  • 合格サイクル+継続学習

    当日講義を受けた範囲のテストと、前回の範囲のテストなどを受けます。そのサイクルのおかげで知識が定着しやすかったと思います。私のいたクラスでは、このテストの成績順で毎週座席が決まり、「本試験だと前2列しか受からないよ」と言われ、毎週本試験のような緊迫感がありました。

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  • e講義

    特に、製図の設備や構造など細かな知識が問われる「計画の要点」に関する動画は、通学時間や就寝前などに繰り返しみました。画面いっぱいの図とともに説明してくれるので、スクリーンショットをとって携帯で常に見直して活用しました。

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  • カウンセリング

    受験時には就活と並行しており、複数のことを計画的に進めることが苦手な私にとって、学校からでる宿題をこなせない時期がありました。その際には、教務スタッフやチューターに優先順位やスキマ時間の使い方などの助言してもらい、それがあって学科試験を突破できたと感じております。

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