- 令和6年度祝賀会
- 1級建築士合格体験記一覧
- 肥留川 敦斗さん
SPECIAL INTERVIEW
人生のたったの1ページ
1級建築士は努力の賜物と一部の運

肥留川 敦斗さん (25) 令和6年度 1級建築士合格
- 学歴:
- 専門学校
- 勤務先:
- 建設会社(CADオペレーター)
- 教室:
- さいたま校
計画:13点 環境/設備:16点 法規:27点 構造:26点 施工:24点
受講講座
- 受験回数:
- 学科1回/設計製図1回
現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
憧れ
父と祖父が建築関係の仕事をしていたことで、小さいころから建築材料に触れる機会が多く、物心がついたときには建築が好きになっていました。私は3人兄弟の末っ子で、兄2人が建築とは別の業種に就いたことで、余計に建築の世界に興味を持つようになり、自分だけでも建築を学びたいと思い建設会社に就職しました。
1級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
将来のために
令和6年での受験を決断したのは、令和5年の11月でした。2級建築士を取得してからかなりの日が経ち、現場での経験も多少なりとも積んだころ、当時の現場の上司に「資格は若いうちに取得した方がいい」と後押しをしていただき、更なるキャリアアップ・夢の実現のために、1級建築士受験を決断しました。
独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
学院しかないって
専門学生の時に2級建築士を取得した際の教材が総合資格学院のものでした。写真やイラストが使われていてわかりやすく、絶対的な信頼を置いていました。また、決め手はライブ講義で、豊富な経験から発されている講師の一言一言が、テキスト以上の価値があると感じていました。
合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残ったエピソード
人生の転機
今だから言えることは、学科本試験日の1週間前に大失恋をし、完全にメンタルブレイクしたことです。1級建築士をめざすことさえも見失いそうになりながら、1週間心を無にして、とにかく目の前の置かれた状況をこなすことだけを考えて生きていました。そんななか無事に受験期間を完走できたのは、家族の支えがあったからだと思います。
勉強時間のつくり方について、苦労した点・工夫した点
隙間時間と学習する体力
受験初期はとにかく隙間時間を意識して常にトレトレを持ち歩き、勉強することに対してのストレスを無くすようにしました。受験後期は本試験時の試験時間に集中力が保てるように、まとまった学習時間を確保することを意識しました。その他は特に意識することなく、過去問・模試等に直向きに向き合い、他の受験生よりも一問でも多く問題に触れていようと心がけていました。
当学院で学習した内容が、お仕事で活かせたエピソード
知識はすぐに活かす
現場管理の仕事のとき、特に施工で学習した内容が、上司や先輩とのコミュニケーション(対話)に活かせていたと感じました。
当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと
150%の講義
映像講義とは違い、講師の目を見て受講できるため、眠くならずに高い集中力をキープできました。質の高い講義を受けられて良かったです。
得意科目と苦手科目
得意科目
苦手科目
得意にできた理由、もしくは苦手科目の克服法
正直得意と苦手はつくりませんが、、、
環境はイメージが付きにくいことから覚えにくいものが多かったため、テキストを熟読することに加えてインターネットで機械の画像を調べたり、講師への質問を小まめにしたりしました。法規は時間短縮するために、とにかく法令集を開かずに解答できるよう、トレトレを活用して問題演習をもとに法文を頭に叩き込むようにしました。
講義で一番役に立ったこと、助けになったこと
講師の喝
構造担当の講師の喝は、甘んじた私たちの心を叩き直してくれるようなそんな愛の鞭でした。1級建築士という資格がどんなに大変な資格かを講義の度に教えてくれました。
学科合格のポイント
量どこに行くにもトレトレまたはiPadを持ち、いつでもどこでも勉強できるように、自分に甘えないように、身の回りを勉強で固めました。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
目標時間を意識
エスキスではプランにこだわりすぎて時間がかかってしまっていたので、目標時間を決めてプランニングの上手さや綺麗さを求めすぎないように意識しました。
作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
スピード
専門学生時に培った製図力を活かしつつ、とにかく作図スピードを速めることを意識しました。グループミーティングでは他の受講生の思考や意見を合格ダイアリーに書き込み、平日の自習で自分のスキルに取り入れられるように復習を何度も行いました。
製図合格のポイント
描く描く描く、とにかく描くエスキスだけの課題も必ず1枚は作図することと、極力通しでエスキスから作図を仕上げることがポイントです。私は合計で53枚作図しましたが1枚も雑に仕上げることはせずに、どんなスピードで描いても本試験で提出できるレベルの濃さと精度で描くように意識していました。手が腱鞘炎になることもありましたが、その今までの炎症こそが本試験に持ち込める一番のお守りになったと思います。