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SPECIAL INTERVIEW
コツコツが勝つコツ!

伊藤 萌絵さん (22) 令和6年度 2級建築士合格
- 学歴:
- 大学
- 勤務先:
- ハウスメーカー(設計)
- 教室:
- さいたま校
計画:21点 法規:23点 構造:21点 施工:21点
受講講座
- 受験回数:
- 学科1回/設計製図1回
現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
人のために働きたい
私は結婚や出産後も仕事は続けたいと思っていて、お金を稼ぐこと以外の目的があればずっと続けられると考えていました。建築の中でも、"おうち"は人間にとって欠かせないもの。戸建て住宅の設計ならば利用者が明確なので必然的に、その人のためになるお家をつくりたい、その人のために働きたい、と思えて、やりがいがあるのではと思ったからです。
卒業1年目で2級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
入社1年目は資格取得が仕事?!
会社説明会などでよく、1年目に2級建築士を取ると耳にしていました。それもあって自然と「1年目に取らないといけないんだな〜」と思っていたし、資格がないと仕事ができないだろうと思っていたので、1年目で取ろうと決めました。仕事と勉強の両立が1番不安で、仕事から疲れて帰ってきて、一人暮らしで家のこともやって、果たして学習時間があるのか、気力があるのかは不安でした。ですが、始まってからは、逆に仕事、家事、勉強しかしない生活になり無駄な時間が減ったので、むしろ夢中になれるものがあるっていいかも?とさえ思った時もあります(笑)。
独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
生の講義が受けられること
ライブ講義だったことが1番魅力でした。勉強面で不明点があると次に進めない性格なので、講師がついてくれる講義が絶対に自分に合っていると思っていました。1発で合格したかったので、確実に自分が最後までやり抜ける道を選んだ結果、総合資格学院に通うことにしました。
合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
会社の上司からの応援
朝の始業前やお昼休憩等、テキストを広げて勉強していたこともあったので、上司がよく声をかけてくれました。学生時代に受けてきた資格は自分のためだけの資格でしたが、会社に所属してから受ける2級建築士は、上司の方々の期待も背負っているというプレッシャーがあり、合格せざるを得なかったです。常に良い緊張感を与えてもらったおかげで、心折れそうになっても勉強を続けることができました。合格をお伝えしたときは、「さすがです!よくがんばった!」とお褒めの言葉をいただけて、本当にがんばってよかったと心の底から思いました。
早期から学習を開始して良かった点
勉強しないとそわそわする…
大学4年の頃から勉強していたので、ある程度、勉強癖がついた状態で会社に入社しました。環境が変わってもそれまでの勉強癖のおかげで、仕事と勉強の両立ができたのではないかなと思います。大学の友達と資格学校の情報交換はしていましたが、卒業設計の提出に追われているときでもあったので、当時は資格学習している人は周りにいなかったです。一番乗りで勉強を始めたのに、落ちるわけにはいかない……と奮起させて、卒業設計と勉強の両立を乗り越えました。
当学院で学習した内容が、学校生活または就職活動などで活かせたエピソード
実務的な使い方がわかった
最初の研修業務で建物の基本的な知識を学ぶ際、講義で教わったな~とか、実際にはこういう風に使われるんだな~と実感することもあり、講義と研修両方の相互作用で、さらに理解が深まった様に感じます。
当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと
徹底的に質問に答えてくれた
講義中、休憩中、帰りなど、隙間を見つけて、わからないところはわかるまでたくさん教えていただきました。試験直前期の学習では、「わからないところを残して旅立つなよ」と言ってもらい、最後の最後まで勉強に付き合ってくれて、おかげで安心して試験日を迎えることができました。
得意科目と苦手科目
得意科目
苦手科目
得意にできた理由、もしくは苦手科目の克服法
慣れるしかない!
ひたすら問題集を解きました。法規は、最初はすごく時間がかかって心が折れそうになりましたが、やっていくうちに、ふとできるようになる瞬間が来ました。掲載ページがわかったり、言い回しだったり、数をこなすことで問題に慣れていきました。構造や施工は、問題の文章や答えを覚えるのではなく、講師に質問して根本まで理解したり、写真や動画を見たりして、情景をイメージしながら問題が解けるようにしました。細かい数値は、語呂合わせを作って覚えやすくしました。
講義で一番役に立ったこと、助けになったこと
講師陣の引き出し
講師の方々は実際の建築業務を経ている方も多く、実際のエピソードを交えて教えてくれることが多かったです。受験の先輩でもあるので、自身が受験した際のポイントとなったようなアドバイスも多く、非常にためになりました。
学科合格のポイント
100%出席、100%提出!一度休んだら確実に堕落すると思ったので、講義は必ず出て、宿題も必ず提出していました。忙しくてもさぼったら負けだと思い、やっていなかった宿題に追われ、前日の夜中に慌ててやった日もありました…。最低限のことですが、これだけは守ろうと決めて、守り抜けたのはよかったと思っています。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
苦手を見つけよう!
私は、おっちょこちょいな性格もあって、読んでいるはずなのに、部屋が足りていないとか、寸法を間違える……といったミスがよくありました。なので、読み飛ばさないよう、ラインを引いたり、メモをしたり、自分なりに工夫をしてミスを減らしていました。
作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
宿題+α!
部分詳細図がなかなか覚えられませんでした。逆に、部分詳細図は覚えたら確実に描けると思い、学院の教材を利用して、会社の休憩中など製図板がなくてもひたすら描いて覚えました。家ではいつも、机の上に製図台を広げっぱなしにして、いつでもすぐにスタートできるようにしていました。やる気がなくても、無理やりタイマーをつけて強制的に描かざるを得ない状況に追い込みました。どんな状況でも描く!線トレや文字トレ、部詳でもいいからなにかしら描く!そうすればいつか、体が追いついていきます。
製図合格のポイント
気持ちで勝つ!製図は学科に比べて、できるようになった実感がなかなか沸かず、ずっと自信が持てないでいました。周りと比べて落ち込んで、泣きながら友人に電話をかけたこともありました。講師にも相談したら、学科時とやる気が違うと見抜かれていて、「2級に落ちるようでは、1級が受かるわけがない」と、1級建築士の製図講義の様子を見せてもらいました。そしてこのままではだめだと思い、モチベーションを取り戻すことができました。この時点で試験まであと2週間くらいでしたが、自信をつけるために、宿題にプラスして一式作図を描いたり、エスキスしたりして、楽しいと思えるまでになりました。その勢いのまま試験日を迎え、なんとか時間内にすべて描きあげ、清々しい気持ちで試験を終えることができました。描いた分だけ自信につながります。悩んだら周りを頼ること!みんな支えてくれるので、気持ちで負けないことが一番大切だと思います。