令和4年度 建築設備士 第一次試験(学科) 合格発表

令和4年7月28日(木)に、令和4年度 建築設備士 第一次試験(学科)の合格発表がありました。概要は下記の通りです。

概要
実受験者数 2,813人
合格者数 882人
合格率 31.4%
合格基準点 総得点72点
(建築一般知識13点、建築法規9点、建築設備30点)

合格発表

7月28日(木)、令和4年度の建築設備士学科試験の合格発表がありました。令和4年度試験について、実受験者数は、2,813人(対前年-87人)、合格者数は882人(対前年-68人)、合格率は31.4%(対前年-1.4ポイント)となりました。なお、試験問題の難易度を勘案して、総得点の合格基準点の補正(70点→72点)が行われました

令和4年度 建築設備士 第一次試験(学科)について

令和4年度の建築設備士学科試験は、出題構成、出題傾向ともに令和3年度から大きな変化は見られませんでした。科目別に見ると、建築一般知識については、No.1~4で初出題の内容が多く出題され、環境計画の計算問題(No.11)においても初出題の内容が出題されたため、難しく感じた受験生も多かったと考えられます。建築法規については、建築設備の融合問題で様々な設備の告示を確認しなければならない問題があり、関係法令では電気事業法や電気設備に関する技術基準を定める省令からの内容が出題され、解答に時間を要する問題が増加しました。建築設備については、計算問題が空気調和設備で3問、給排水衛生設備で3問、電気設備で4問の計10問出題され、大きな割合を占めました。その他の文章問題については、給排水衛生設備で難しい問題が目立ちましたが、全体的には、過去問の言い回しを変えた問題や、過去問を発展させた内容が出題されました。

令和5年度に向けて

【建築一般知識】
建築士の資格取得者にとっては有利な出題が大半を占めるため、他の受験者にアドバンテージをつけることが可能な科目です。あらためて、原理・原則の部分から確認し、満点を目標に学習を進めましょう。一方、機械系や電気系の学校を卒業していたり、普段、建築の業務に携わっていない方は、すべての項目についてバランスよく、かつポイントをおさえて学習する必要があります。過去の出題傾向を正確に把握し、効率よく学習することを心掛けましょう。

【建築法規】
本試験では建築法規を解答する際に限って法令集の使用が可能です。法令集については、インデックスを貼り、該当条文を素早く引けるようにしておくこと、過去問に取り組むときには、一つずつ条文を確認し、アンダーラインを引いておき、使いやすい法令集を作り上げることが重要です。その上で、それぞれの条文の主旨を理解しながら学習を進める必要があります。

【建築設備】
あらゆる受験生にとって最も対策が難しいのが建築設備です。建築設備の学習に十分な時間を確保するとともに、建築一般知識、建築法規の知識も必要となるので、各科目バランスよく学習することが建築設備の対策には重要となります。過去問に関しては言い回しを変えて繰り返し出題される選択肢がありますので、他の人に説明ができるレベルにまで理解を深めることが必要です。また、新基準や新技術に関する対策も必要になるので、過去問題集だけではなく、試験対策講座から提供される新傾向情報についても十分に確認しましょう。


建築設備士 第一次試験(学科)において、合格するためには、科目基準点(それぞれの科目の合格ライン)と、合格基準点(全科目の合格ライン)の双方をクリアしなければなりません。そのため、合計で合格基準点以上であった場合でも、1科目でも科目基準点を下回ることがあれば不合格となるので、全科目それぞれをバランスよく学習する必要があります。
当学院では、全科目において、正しい手順を十分に指導(インプット)し、宿題、模擬試験で実戦力を強化、知識が定着するまで何回も練習(アウトプット)するため、必然的に得点できる力が身につきます。
最短ルートでの合格をめざされている方は、ぜひ当学院の講座受講をご検討ください。

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