建築設備士第二次試験(設計製図) 課題発表
課題分析
課題タイトルからイメージできること
市民センターは、市民の様々な活動の場として利用される多目的集会施設です。施設の構成としては、学習・健康増進・福祉的なサービスを提供する機能のほか、市庁舎の分館としての機能、災害時の避難所としての機能など、地域住民の要望に応えるために多様な部門が想定されます。
また、課題タイトルにあるZEBとは、Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の略称で、「ゼブ」と呼びます。快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることをめざした建物のことです。
設計製図試験で求められる3つのポイント
■ポイント@ 『ZEBの知識』
ZEBとは、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることをめざした建物(非住宅)のことをさします。省エネルギーと創エネルギーの達成状況に応じて、4段階のZEBシリーズが定義されています。
■ポイントA 『防災設備の専門的な知識』
近年、市民センターでは自然災害・火災・疫病等に対するBCP(Business continuity plan:事業継続計画)が重要視されており、その中でも「防災設備」は建築物にとって、重要な役割を担っています。
防災設備には、消防法による消火や警報などに関わる設備や建築基準法の避難や防火などに関わる設備など、詳細な基準があり、加えて防災設備に関する法律は、建築計画と密接な関わりがあります。
設計製図試験では、与えられた計画条件から「必要とされる設備」を判断する必要がありますが、試験会場には法令集を持ち込むことができないため、基準値などは確実に覚えておく必要があるでしょう。
■ポイントB 『大空間や吹き抜け空間の対応』
市民センターの室には、市民ホール等の大空間が想定されます。大空間では空調設備や照明設備の計画が重要となります。また、建物構成として、平成30年度であったような別棟や吹き抜け空間で縦系統が分かれる可能性なども考慮する必要があるでしょう。
いかなる計画条件が指定されても対応できるよう、様々なケースを想定した準備が試験攻略には重要となります。
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