平成30年度 2級管工事施工管理技術検定 学科・実地試験総評

総評

学科試験(後期) 総評

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令和元年度学科試験(後期)は、例年同様の出題区分及び出題項目でした。また、総出題数(52問)及び必要解答数(40問)についても例年と同様でした。

特徴的な問題として、31の『各種工程表の特徴』は、2級管工事施工管理 実地試験1級建築施工管理試験などでは、ほぼ同様の出題がありましたが、2級管工事施工管理 学科試験では初出題で難易度の高い内容でした。

また、44の労働基準法における『休業補償』や49の消防法における『易操作性1号消火栓』は、1級管工事施工管理試験では過去に出題された内容でしたが、2級管工事施工管理試験の受験生にとっては馴染みが薄く難易度の高い内容でした。さらに、51のフロン排出抑制法における『フロン類が充填されている法定対象機器』は専門性の高い出題でした。

2級管工事施工管理の学科試験に確実に合格するためには、過去問学習だけでなく、理解を伴う幅広い学習が必要です。また、その学習で得た知識は、実務の他、1級管工事施工管理や1級建築施工管理等の資格取得対策にも活かしていただきたいと思います。

■特徴的な問題

【31】各種工程表の特徴(初出題)

31は「各種工程表の特徴」に関する問題で、2級管工事施工管理 学科試験では初出題でした。この問題を正答するには、「曲線式工程表(バナナ曲線)」と「予定出来高曲線(S字曲線)」の両方を正しく理解できていることが必要でした。

実地試験 総評

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今年度の実地試験の構成は、例年通り必須問題2問(問題1、問題6)と選択問題4問(問題2〜問題5)の合計6問が出題され、このうち4問を解答する形式で行われました。

■特徴的な問題

【問題1】必須問題「各種施工図の読み取り」

例年通り、図の読み取り問題が計5問出題されました。設問2は空気調和設備や給排水設備の施工要領図等を読み取り、「適切でない部分の理由又は改善策を記述」する問題が出題されました。過去問の再出題としては、(2)「ダクト施工要領図」、(4)「汚水桝平面図」があげられますが、平成25年まで遡って学習していなければ対応するのは困難な問題でした。また、(3)「保温施工のテープ巻き要領図」、(5)「水飲み器の間接排水要領図」に関しては、施工図の読み取り問題としては初出題でしたが、いずれも学科試験で出題される内容のため、実地試験の過去問だけに偏った学習では対応するのが難しい問題でした。

【問題3】選択問題「施工上の留意事項」

「車いす使用者用洗面器を軽量鉄骨ボード壁(乾式工法)に取り付ける場合の留意事項」を記述する問題が出題されました。「壁付き洗面器の据え付け」については、平成28年にも出題されていますが、今年度は「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(通称バリアフリー法)」に基づく規定(寸法値等を含む)を正しく理解できているかが初めて問われたため、難易度が高い問題だったと考えられます。 また、平成29年度以前は「留意事項を4つ解答する形式」だったため、理解しやすい内容だけを覚えておけば対応することが可能でした。しかし、平成30年度に「解答にあたっての留意事項が具体的に問題で指定される形式」に変更されてからは、自由度が無くなり、十分な解答ができない受験生も増加していることが推察されます。

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