令和4年度 1級管工事施工管理技術検定 第二次検定 合格発表

令和5年3月1日(水)に、12月4日(日)に実施された令和4年度 1級管工事施工管理技術検定 第二次検定の合格発表がありました。概要は下記の通りです。

受検者数 6,618人
合格者数 3,769人
合格率 57.0%
合格基準 得点が60%以上

合格発表を受けて

令和4年9月4日(日)に実施された令和4年度1級管工事施工管理技術検定 第一次検定の受検者数は16,839人(前年15,827人)、合格者数は7,231人(前年3,792人)、合格率は42.9%(前年24.0%)となりました。

令和4年度 第一次検定について

令和4年度の第一次検定では必須問題(四肢一択)「一般知識」14問、選択問題(四肢一択)「空気調和設備」「衛星設備」23問中12問、必須問題(四肢一択)「機材と材料他」で7問、必須問題(四肢一択)「施工管理法」で10問、必須問題(四肢二択)「施工管理法(応用能力)」で7問、選択問題(四肢一択)「関連法規」で12問中10問という出題内容でした。

令和4年度の第一次検定における過去10年間で出題された問題は、令和3年度と比較すると全体的にもやや増加していますが、特に問題Bの施工管理法での増加が目立ちました。令和3年度同様、問題Bの施工管理法に関する出題の17問中7問が【応用能力】問題として四肢二択の解答形式で出題され、この範囲でも50%以上正解という合格規準が追加されています。第一次検定対策としては、過去の出題範囲を広範囲にわたり学習することが基本であることに変わりはありませんが、総合点の他に令和3年度から新たに合格基準が追加された【施工管理法の応用能力問題(四肢二択)】においても基準をクリアするために、特に【施工管理法】について、より一層正確な知識や応用力を習得する必要があります。

合格者属性に見る令和4年度試験の特徴

2級管工事施工管理技術検定合格者の割合が大幅に増加

2級管工事施工管理技術検定合格者の割合が大きく増加した昨年度(令和3年度41.0%、令和2年度35.0%)よりもさらに増加し、46.3%となりました。

これは令和3年度の受検資格要件の緩和から、2級施工管理技士は1級の第一次検定を受検できるようになった(二次は一定期間の実務経験が必要)ことが要因だと考えられます。
さらに、1級の第一次検定に合格した「1級技士補」のうち、主任技術者の資格を有する⽅は、監理技術者補佐になることができ、第一次検定だけでも合格すれば大きなメリットが得られる点も2級管工事施工管理技術検定合格者の割合が増加した一因だと考えられます。

これらの法改正は実務者の受検への関心を高め、資格取得の⼤きな魅⼒となり、同属性の受検者数は今後も増加すると考えられます。

女性の割合が過去5年で最多の割合

女性の割合が過去5年で最多となる、6.7%となりました。
令和3年には「女性活躍・男女共同参画の重点方針2021」が政府によって策定されるなど、現在進行形で女性の活躍を後押しする取り組みが進んでいます。
国だけでなく、業界団体や企業単位でも継続的な取り組みが行われていることもあり、女性活躍の機会が広がってきていることが今回の結果からも読み取れます。

今後の試験対策

第二次検定の合格に向けて

第二次検定は記述式のためマークシートの第一次検定とは根本的に異なり、高い得点をとるためには、文章によって要点を的確に表現できるようにしておく必要があります。また、現場施工管理の経験を記述する「経験記述」は必須問題であり合格のカギとなるため、記述内容、記述方法、表現について十分な対策を行っておく必要があります。
試験突破のためには、基本的な学習に加え令和3年度からの新試験の内容も踏まえ最新の出題傾向を正しく学習する必要があります。

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