お申し込みの流れ | |
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STEP.1 |
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STEP.2 |
●採点結果がEメールで届きます step1で入力したメールアドレス宛てに、採点結果がEメールで届きます。(自動システム) |
令和4年度の第一次検定は、全72問から60問を解答する形式(必須問題:26問・選択問題:34問)で出題されました。各出題項目について、出題数・解答形式は下記の図の通りです。また、No.55~60は、施工管理法(応用能力問題)として、五肢二択で解答する問題が出題されました。
施工管理法の応用能力問題は、『選んだ肢の番号が2つとも正しい場合のみ正答となります。』と問題冊子に表記されており、四肢一択と比べて難度の高い問題形式となりました。出題内容は、躯体工事と仕上げ工事に関する問題が各2問、改修工事と施工計画に関する問題が各1問出題され、正答肢が初出題の問題も出題されました。令和3年度より、『全体の得点が60%以上』のほかに、『応用能力問題の得点が60%以上』という合格基準も追加され、難度があがっています。
※令和3年度以降の第一次検定に合格すると、『1級建築施工管理技士補』の国家資格を取得することができ、さらに主任技術者の資格を有する者であれば、『監理技術者補佐』になることができます。
選択問題の問題数や選択幅は新試験となった令和3年度と同様でした。また、全体を通して基本的な知識を問う問題が多く出題されました。
No.5(木質構造:力学特性の異なる接合法の併用)やNo.20(積算:工事費の構成)については、2級建築士試験で頻出の内容が初めて出題されました。
近年、「木質構造」や「大断面集成材を用いる木造建築物」に関する内容が出題されており、公共建築物等での木材の利用が促進されている社会的背景と関連があると考えられます。
躯体工事や仕上げ工事は、選択問題でありながら、選択幅が狭いことから、確実に得点するには、今まで以上に広範囲について、詳細な学習を行っていくことが重要です。
四肢一択問題は、15問出題され、施工計画・工程管理・品質管理・安全管理からバランスよく基本的な問題が出題されました。
五肢二択問題は、令和3年度同様6問出題され、正答肢には初出題の内容も含まれていました。合格基準として60%以上の得点(6問中4問以上)と設定されるなか、選んだ肢の番号が2つとも正しい場合のみ正答となるため、四肢一択問題に比べ難度が高い出題でした。
五肢二択問題で得点をするには、一肢一肢正しく判断する力が求められます。 また、改修工事(耐震改修・防水・内装等)や解体工事については、今後も施工管理法の必須問題(五肢二択問題含む)としての出題が大いに予想されるため、過去出題の周辺事項についても学習しておく必要があります。
法規については、例年通り、建築基準法3問、建設業法3問、労働基準法1問、労働安全衛生法2問、その他の法規3問の出題がありました。
建設業法の令和3年の改正内容である「監理技術者の兼務」、「監理技術者講習の有効期間」に関する内容が出題されました。
法改正や基準書の改正内容は、いち早く本試験で出題されることも考えられるため、改正情報等はこまめに入手し学習対策を行いましょう。