お申し込みの流れ | |
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STEP.1 |
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STEP.2 |
●採点結果がEメールで届きます step1で入力したメールアドレス宛てに、採点結果がEメールで届きます。(自動システム) |
令和4年6月12日に実施された2級建築施工管理 第一次検定(前期)は、全50問から40問を解答する形式(必須問題17問・選択問題23問)で出題されました。出題科目と問題数・解答数に関しては下表の通りです。必須問題(施工管理法)のNo.39~42は、四肢二択で解答する能力問題でした。
能力問題は、躯体工事と仕上げ工事に関する問題が各2問出題されました。四肢二択の解答形式になったことで、一肢一肢の正誤判断が必要になり、難度は高くなりました。
※2級建築施工管理の第一次検定は、試験実施年度中に満17歳以上となる者が実務経験を積む前に受検することができます。 令和3年度以降の第一次検定合格者は、国家資格として『2級建築施工管理技士補』と称することになりました。更に所定の受検資格(建築工事に関する実務経験)を満たすと第二次検定を受検でき、合格すると『2級建築施工管理技士』の国家資格を取得することができます。
【建築学等】の環境工学(No.1~No.3)は過去に出題があり、比較的解答しやすい内容でしたが、No.3の吸音率の定義については、言い回しが変わり難度が非常に高くなりました。
各種構造(No.4~No.8)においては、頻出の過去問が過半を占めました。
建築材料(No.11~No.14)と施工共通(No.15~No.17)では、内装材料や自動火災報知設備の感知器など実務に即した出題が特徴的でした。
また、躯体工事・仕上げ工事(No.18~No.28)については、過去に出題された問題の割合は高かったものの、選択の自由度が低い範囲であることもあり、得点を伸ばしにくかったと考えられます。No.25では床コンクリートの直均し仕上げ(左官工事)に関する出題がありました。床コンクリートの直均し仕上げの施工手順について、実務に踏み込んだ専門性の高い出題でした。
【施工管理法】No.29~No.42については、全問必須となり、四肢一択式の知識問題が10問、四肢二択式の能力問題が4問出題されました。
特にNo.42の塗装の問題では、素地ごしらえに関する深い知識が問われ、一肢一肢、正確に正誤の判断がつかなければ正解できず、難度の高いものでした。
【法規】については、過去に出題のあった問題が過半を占めるものの、頻出問題は少なく、特にNo.43の建築基準法における用語の定義については、過去10年で1度しか出題されていない問題でした。
また、用語の定義については、建築実務上の知識として身についていないと、正解を導くのは難しい問題となりました。