令和3年度 2級建築施工管理技術検定 第一次検定(前期) 総評

出題の特徴

●2級建築施工管理技術検定は、令和3年度より、従来の学科試験・実地試験の形式から、第一次検定・第二次検定へと変更になりました。今回の第一次検定(前期)は試験制度が変更になり、初めて実施された試験です。第一次検定に合格すると、「2級建築施工管理技士補」の国家取得を取得できます。

●出題数・解答形式は下表の通りです。「躯体工事・仕上げ工事」は令和2年度までの試験では「15問中12問を選択」でしたが、今回の試験では「11問中8問を選択」となりました。また、新規出題として「施工管理法」で四肢二択問題が4問出題されました。

●「施工管理法」の四肢二択で解答する能力問題では、「躯体工事」と「仕上げ工事」に関する問題が各2問出題されました。

2級建築施工管理 出題内容

【No.1〜No.28(解答数 20問/28問):建築学等・躯体工事・仕上げ工事】

環境工学(No.1〜No.3)は過去にも出題された、比較的解答しやすい内容でした。各種構造(No.4〜No.8)では、1級建築施工管理技術検定で出題される内容も見られましたが、全体としては、過去に出題されたことがある問題が半数以上を占めました。建築材料(No.11〜14)では非常に難度の高い初出題の問題が出題されました。施工共通(No.15〜No.17)は3問すべてが過去にも出題されたことのある内容でした。

躯体工事・仕上げ工事(No.18〜No.28)では、過去に出題された問題の割合が高めでしたが、11問中8問選択する必要があり、問題選択の自由度が低かったため、得点を伸ばすことが難しい範囲だったといえます。また、No.22では「解体工事」に関して出題されました。解体工事業の新設とともに技術検定でも出題されるようになりましたが、令和3年度は木造建築物の解体工事について、実務に踏み込んだ専門性の高い出題でした。

【No.29〜No.42(解答数 14問/14問):施工管理法】

「施工管理法」においては、必須問題として四肢一択の知識問題が10問、四肢二択の能力問題が4問出題されました。特に、No.41の「仕上塗材仕上げ」の出題は、正答肢が過去に出題された問題を発展させた内容になっており、難度の高い問題でした。

【No.43〜No.50(解答数 6問/8問):法規】

法規は、過去に出題されたことのある問題が半数以上でしたが、頻出といえる問題はほとんどありませんでした。特に、No.45の建設業法における建設業の許可の変更については、過去に1度だけ出題されたことがある問題で、選択率が高い一方、正答率が低い問題(※)でした。

※当学院正解判定サービス利用者データに基づく。

プレゼント

2級建築施工管理 合格対策グッズプレゼント

2級建築施工管理 解答・解説書

 

2級建築施工管理試験対策講座

令和2年度 1級建築施工管理技術検定学科試験 合格実績

令和2年度 1級建築施工管理技術検定 実地試験

令和2年度 2級建築施工管理技術検定 実地試験

総合資格学院でめざす建築施工管理技士資格 総合資格学院が、皆様の建築施工管理技士合格を応援します!

二級建築施工管理技術検定試験に関する疑問や不安を、総合資格学院が解決します。当学院のライセンスアドバイザーが、数多くの合格実例に基づき的確にアドバイスいたしますので、ぜひ、私たちと一緒に二級建築施工管理技術検定試験合格をめざしましょう!