二級建築士の受験資格は主に2パターン!実務経験なしでも大丈夫?

二級建築士の受験資格は主に2パターン!実務経験なしでも大丈夫?

二級建築士をめざしたいけれど、「学歴はどこまで必要?」「実務経験は長くないとダメ?」と疑問に感じている人は多いのではないでしょうか。

条件が複雑に見えるため、最初の一歩を踏み出しにくいと悩んでしまうかもしれません。

実は二級建築士の受験資格には、学歴や実務経験に応じたいくつかのルートがあります。状況に合わせて、適した方法で挑戦することができるのです。

この記事では、受験資格の仕組みや実務経験の範囲について、わかりやすく解説します。自分に合ったルートを把握することで、資格取得をめざすヒントが見つかるはずですよ。

目次

二級建築士の受験資格とは

二級建築士試験は、大きく分けて「学歴」と「実務経験」のどちらかの条件を満たせば挑戦できます。

二級建築士の受験資格
  • 大学、短期大学、高等専門学校、高等学校などで、指定科目を修めて卒業した人
  • 建築実務の経験を7年以上持つ人
  • その他都道府県知事が特に認めた人(※)
※建築設備士を含む

(参考:建築士法第15条

つまり、建築を専門的に学んだ実績があるか、長く現場で経験を積んできたか、そのいずれかを証明できれば受験資格を得られる仕組みです。

高校卒業後にすぐ現場に入った人も、大学で知識を積んだ人も、それぞれの強みを活かせる道が用意されているのは心強いですね。

学歴ルート:指定科目を履修して卒業した場合

学歴ルートでは、学校で国土交通大臣が指定する科目を修めて卒業すれば、実務経験なしで二級建築士の受験資格を得られます。

対象となる学校は大学や専門学校、高校など幅広く、修得する単位数に応じて実務経験の要否が決まります

学歴ごとの必要単位数と実務経験

卒業する学校必要単位数試験時に必要となる実務経験
大学、短期大学、高等専門学校、職業能力開発大学校など20〜40単位不要
高等学校、中等教育学校20単位
15単位
不要
1年以上
専修学校(高卒入学)20〜40単位不要
専修学校(中卒入学)15単位
10単位
1年以上
2年以上
職業訓練校(高卒入校)20〜30単位不要
職業訓練校(中卒入校)20単位
15単位
10単位
不要
1年以上
2年以上

上表の学校において指定科目を20単位以上取得していれば、試験受験時に実務経験は不要です。単位数が20に満たない場合でも、1〜2年の実務経験を積めば受験資格を得られます。

指定科目には建築設計製図や構造力学、建築法規など、建築士に必要な基礎分野が含まれています。詳細は、(公財)建築技術教育普及センターのホームページで確認してください。

学歴ルートは、卒業と同時に受験資格を得やすいため、最短で二級建築士をめざせる方法といえます。学生のうちから計画的に準備すれば、社会人になってすぐに試験に挑戦することも可能です。

学歴ルートは、最短で受験資格を得られるのが大きなメリットだと感じます。早い段階で資格を取得できれば、キャリアのスタートダッシュに活かしやすいですね!

実務経験ルート:学歴なしでも二級建築士 受験資格の取得可

学歴ルートで指定科目を履修していない場合でも、建築に関する実務経験を積むことで二級建築士の受験資格を得られます。

現場で得たスキルや知識が評価されるため、建築系の学歴がなくても挑戦可能です。

必要な実務経験年数

条件必要な実務経験
学歴がない場合7年以上
学歴があるが指定単位に不足がある場合単位数に応じて1〜2年程度
建築設備士の資格を持つ場合不要

実務経験は、複数の職場で積み上げた経験年数を合算できます。

このルートは、長年の現場経験を活かして受験できる方法です。すでに建築分野で働いている人なら、積み上げたキャリアを資格取得につなげられます。

すでに現場で得たスキルや知識がある人にとって、挑戦しやすいルートといえます。資格を取得すれば、さらなるキャリアアップに活かしやすいはずです。

外国大学卒業者の受験資格について

二級建築士の受験資格は「学歴ルート」と「実務経験ルート」が基本ですが、それ以外にも資格が認められる特例もあります。

受験資格が認められるケース

外国の大学を卒業した場合

外国の大学で建築系の科目を履修し、内容が日本の大学等における国土交通大臣の指定する建築の科目と同程度と認められれば、二級建築士の受験資格が得られます。

この場合は、審査のうえ、都道府県知事から認定を受ける必要があります

提出書類は、(公財)建築技術教育普及センターのホームページにてご確認ください。

また、同センターでは事前相談も受け付けています。受験を検討している人は、活用することで審査を安心して進められますよ。

柔軟な認定制度があることで、多様なバックグラウンドを持つ人も建築士をめざせます。留学経験を日本での資格取得につなげられるのは、とても心強い仕組みですね。

受験時と免許登録時で要件が異なることに注意

二級建築士には、試験を受けるための受験資格と、合格後に登録するための免許登録要件が別にあります。

受験資格を満たしていても、登録時に必要な実務経験が不足していれば、二級建築士を名乗ることはできません。

学歴ルートの場合、試験を受ける時点では実務経験が不要でも、免許登録の段階で追加の実務経験が必要になるケースがあります。必要年数は、履修した単位数によって決まる仕組みです。

指定科目を修めて卒業した場合の免許登録に必要な実務経験(履修単位数ごと)

履修単位数必要な実務経験年数
40単位不要
30単位1年以上
20単位2年以上
15単位3年以上
10単位4年以上

試験に合格しても、登録要件を満たしていなければ二級建築士として活動できません。受験をめざす段階から、免許登録まで見据えた実務経験を意識しておくことが大切です。

試験に合格してすぐに建築士として名乗れると思いがちなので、注意しておきたいポイントですね。最初から登録までの流れを意識しておけば、安心してキャリアを進められるはずです。

実務経験として認められる業務内容一覧

二級建築士の受験・免許登録に必要な実務経験は、建築に関わる幅広い業務が対象となります。

対象の分類としては、以下等があります。

令和2年3月1日からの実務経験要件
  • 建築物の設計に関する実務
  • 建築物の工事監理に関する実務
  • 建築工事の指導監督に関する実務
  • 建築物に関する調査又は評価に関する実務
  • 建築工事の施工の技術上の管理に関する実務
  • 建築・住宅・都市計画行政に関する実務
  • 建築教育・研究・開発及びそのほかの業務

(参考:建築技術教育普及センター「実務経験要件」

実務経験というとハードルが高そうに思えますが、実際は対象範囲が広く設定されています。

「自分は補助的な業務が多いから無理かも…」と諦めていた人でも、意外に該当する業務が含まれているケースが多いはずです。

また、法改正前(令和2年2月29日まで)法改正(令和2年3月1日施行)以後実務経験の対象範囲は異なります。

実務経験の詳細については、(公財)建築技術教育普及センターのホームページをご確認ください。

二級建築士の受験資格に関するQ&A

指定科目を修了すれば誰でも受験できる?

はい、学校で指定科目を必要な単位数以上修めて卒業していれば受験できます

ただし、中退した場合や必要な単位数が不足している場合は対象外となるので注意しましょう。

実務経験は仕事とみなされる範囲が広いって本当?

はい、実務経験の対象範囲は広いです。設計や工事監理だけでなく、施工管理、積算、調査、耐震診断なども含まれます。

つまり「建築物に関わる多様な業務」が実務経験として認められる仕組みです。

学歴なしの場合、独学で進められる?

はい、実務経験7年以上という条件を満たせば独学で受験をめざすことは可能です。

ただし試験範囲は広く専門的なので、効率的な学習方法を工夫することが合格へのカギになります。

まとめ:二級建築士をめざすなら総合資格学院

二級建築士の受験資格には、学歴ルートと実務経験ルートの2つがあります。

学歴ルートなら卒業と同時に試験に挑戦できますが、合格後の免許登録では実務経験が必要になる場合があるため、受験から登録までの流れを見据えた計画が大切です。

独学での勉強が不安な人や、効率的に合格をめざしたい人は、専門のスクールに通うことも検討してみましょう。建築士試験を知り尽くした講師による指導は、合格への近道となるはずです

二級建築士をめざすなら、総合資格学院がおすすめです。

  • 建築士試験に特化したカリキュラム
  • 対面指導だから不明点はすぐ質問でき、理解不足を残さない
  • 実績豊富な講師陣による徹底指導
  • 学科対策から製図試験まで一貫してサポート
  • 一級建築士試験で合格実績No.1の信頼

こうした体制で、合格まで強力にバックアップしてくれますよ。

二級建築士試験は決して簡単な試験ではありませんが、適切な学習環境を選べば合格は十分に狙えます。自分に合った勉強方法を見つけて、資格取得への一歩を踏み出してくださいね。

この記事を書いた人

総合資格マガジンは、スキルアップやキャリアアップをめざす方に向けた情報メディアです。資格取得、リスキリング、転職など人の成長に関する幅広いテーマをわかりやすくお届け。これからの自分を磨きたい方に、日々の学びを後押しするコンテンツを発信しています。

目次