令和6年度 1級建築施工管理 第二次検定 解答・解説書プレゼント
解答・解説書プレゼント
本解答・解説書は、本試験の全問題について当学院の「解答」を掲載した教材です。
解答には、図や表などを豊富に用いた詳しい解説がついているため、どなたでも解答の根拠を正しく理解できます。
また、「問題1」の解答例は、合格のポイントをおさえた内容となっているため、本年度試験の見直しだけでなく、今後の問題1の対策にも役立ちます。
※発送は11月上旬以降となります。
令和6年度 1級建築施工管理技術検定 第二次検定 総評
- ・問題1の設問1.経験記述(受検者の経験に基づく解答を求める設問)は、
「試験問題の見直し」が行われ、設問に工事概要が示されることになりましたが、
実際の工事の仕様書のように非常に多くの項目や内容が一覧表で出題されました。
- ・経験記述(設問1.)のテーマは、令和4年度の出題と同様、現場作業の軽減(合理化)でしたが、
令和4年度のような「実施した現場作業の軽減の事例」ではなく、
「現場作業の軽減策の提案(与えられた工事概要の建築工事に対する)」を記述するという内容でした。
- ・問題3のネットワーク工程表に関する出題では、建築工事(内装工事)の他に設備工事の工程が示され、
双方の関係が問われる出題がありました。
- ・全体的な難易度は、やや高めのであったと考えられます。
問題1の設問1に対しては、「試験問題の見直し」が行われ、戸惑った受検者も多かったと推察されます。
【問題1:経験記述】設問1の経験記述のテーマは 合理化(記述式)
近年では、「合理化」または「品質管理」をテーマにした経験記述が毎年交互に出題されており、令和6年度の設問1では『現場作業の軽減策』という「合理化」に関する出題でした。
設問1の出題内容は、令和4年に出題された内容と類似していましたが、「試験問題の見直し」が行われ、
設問に示された工事概要(従来の工事概要と比較して非常に多くの内容が示されました)に対して解答する設問に変わり、戸惑った受検者も多かったと考えられます。
また、設問2では建設業における働き方改革の課題として、時間外労働に関して初めて出題されました。
【問題2:一般記述】仮設物の使用上の留意事項(記述式)
近年の一般記述は「仮設物の設置計画」「設備・機械を安全に使用するための留意事項」「災害の発生するおそれのある状況と防止対策」が出題されていますが、
令和6年度は「設備・機械を安全に使用するための留意事項」が4年ぶりに出題されました。
出題された3つの設問の内、2つは平成28年に同様の出題及び類似した出題があり、1つは「設備又は機械を安全に使用するための留意事項」としては初めて出題されました。
ただ、その出題も過去に『仮設物の設置計画』で同様の出題があり、問題2は比較的解答しやすい出題であったと考えられます。
【問題3:施工管理法(工程表の読取り) 】ネットワーク工程表
施工管理法(工程表の読取り)については、平成29年以降ネットワーク工程表が出題され、「躯体工事に関する工程表」または「内装(仕上げ)工事に関する工程表」が毎年交互に出題されています。
令和6年度は、事務所ビルの内装工事に関する工程表でしたが、建築工事の他に設備工事の施工条件が示されました。
建築工事(内装工事)と設備工事の工程上の関係性を示した工程表は初めて出題され、解答に戸惑った受検者も多かったと考えられます。
【問題4:仕上げ工事】施工上の留意事項等(記述式)
問題4(記述式の解答形式)及び問題5(五肢択一式の解答形式)では、「仕上げ工事」または「躯体工事」が毎年交互に出題されています。
令和6年度は、「仕上げ工事の施工上の留意事項」が記述式で出題され、4つの設問に対し各2つずつ記述するというものでした。
出題された設問の内1つは11年以上前の過去問でしたが、それ以外は10年以内に出題された過去問であり、比較的解答しやすい出題であったと考えられます。
【問題5:躯体工事】施工上の留意事項(五肢択一式)
問題5は、「躯体工事に関する施工上の留意事項」が五肢択一の選択式で出題され、8つの設問に対し、各3箇所の穴埋め部分があり、
そこに当てはまる語句又は数値の正しい組合せを五肢の中から選択するというものでした。
尚、令和6年度の出題内容は、初めて出題された内容や11年以上前に出題されたものなどもありましたが、
過去10年以内に出題のあった内容やその周辺知識を問うものも多く、比較的解答しやすい出題であったと考えられます。
【問題6:法規】建設業法・建築基準法・労働安全衛生法から出題(五肢択一式)
「建設業法」「建築基準法」「労働安全衛生法」の3つの法律から各2箇所の条文の穴埋め問題が出題されました。
解答形式は各5つの語群から選択して解答する形式ですが、過去10年以内に問われたものは半数程度でした。
労働安全衛生法の設問では条文自体が初めての出題であったため、解答に戸惑った受検者も多かったものと考えられます。
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