設備設計1級建築士インフォメーション
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令和3年度 設備設計一級建築士修了 考査総評

総評

法適合確認は、全体的に過去に論点となっていたチェック項目を中心に出題されましたが、序盤の空調・換気設備と終盤の輸送設備の分野において、それぞれ5問中3問が時間のかかる計算問題となっており、2時間という限られた解答時間内で、時間を意識して落ち着いて解答する力が求められました。

【空調・換気設備】
問1、問2において、問題の文末に「ただし書き」や「なお書き」の条件が追記されており、これを読み落とすと、誤って解答してしまう計算問題であったため、問題文を正しく読み取る能力と素早く計算する力も求められました。

【給排水衛生設備】
問8は、各種配管の防火区画の貫通状況という限られた論点の出題でしたが、1問あたりのチェック箇所が多くあり、1箇所ずつ落ち着いて判断していく必要がありました。

【電気設備】
問12、問15は、論点は明確でしたが、あいまいな知識では判断に迷う問題でした。

【輸送設備】
問19、問20の文章四択問題は、正誤の判断に計算が必要なものが複数含まれ、時間をかけて丁寧に条件を整理し、数値を複数チェックする必要がありました。
設計製図は、【必須問題】、【選択問題】ともに例年とほぼ同様の出題内容でしたが、本番を想定した手描きのトレーニングを繰り返し行っていないと、4時間内に解答を仕上げるのは難しかったと考えられます。

「法適合確認」について
[空調・換気設備、給排水衛生設備、電気設備、輸送設備:各5問、計20問]

特徴的な出題

【問1】押出排煙(図解問題)
計算が複雑な項目が、一番初めに出題されたため、戸惑ってしまった方も多かったと考えられます。また、問題文のただし書きに、「給気風量は正しいものとする」という条件があったため、通常の算定手順ではなく、「給気風量」から逆算して解答しなければならない難易度の高い問題でした。

【問12】防災電源と耐熱配線(図中選択問題)
一見、過去に出題された問題と同じに見えますが、「回路種別の分類方法」、「非常用の照明設備の容量時間」、「自家発電設備装置と蓄電池設備の併用」についての理解が不十分だと正答できない過去発展問題でした。

【問15】電気設備融合(文章四択問題)
選択股A で「非常電源専用受電設備」が初出題されました。「非常電源専用」というもっともらしい表現に惑わされず、非常用エレベーターの予備電源の規定について正確な知識が問われる問題でした。

【問19】輸送設備融合(文集四択問題)
選択股A は「エレベーターの定格積載量の算定」、選択股Bは「エレベーターの主索と綱車の直径の関係の算定」、選択股Cは「エスカレーターのかかり代の算定」、選択股Dは「エレベーターのローピングの条件を用いた主索の安全率の算定」が出題され、全て複雑な計算をしなければならず、非常に時間がかかる問題でした。

「設計製図」について
[必須問題10問、選択問題各3問(空調・換気、給排水衛生、電気から1つ選択)]

■課題条件 『設計課題:市街地に建つ本社事務所』

延床面積・階数 7,336m2・地上6階、塔屋1階
空調熱源機 空冷ヒートポンプチラー(1階の管理室等は個別)
空調方式 空調機、FCU+外調機の併用(インテリア、ペリメーターゾーン分け、各室にて4管式と2管式の分け)
給水方式 高置水槽方式(上水・雑用水系統の2系統、供給立て系統は便所系統と給湯室系統の2系統)
排水方式 汚水・雑排水・雨水を分ける分流式
受電方式  本線・予備線2回線受電方式

■必須問題

特徴的な出題

必須問題の問2では、エントランスホール(アトリウム)にもっとも適する空調方式のリストが例年と変わったため、それぞれの空調方式、吹き出し方式の特徴を理解し、選定した理由を記述する、実務的なアトリウムの環境設計の提案力が試されました。

■選択問題

特徴的な出題

選択問題の給排水衛生設備の問3では、答案用紙中のSS内の立て配管(6本)が2 列に指定して配置されており、また建築的な条件(梁の位置など)を意識しながら、限られた平面図内に適切に多くの配管を作図する高度なレイアウト力が求められました

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