平成28年度 一級建築士設計製図試験 課題発表!
平成28年一級建築士試験「設計製図の試験」の課題

(注1)パッシブデザインを積極的に取り入れた建築物の計画

(注2)地盤条件を考慮した基礎構造の計画

(注3)天井の高い居室における天井等落下防止対策の考え方

(注4)要求図面に、図示又は記入するもの

・主要寸法、室名、床面積

・設備スペース、設備シャフトの位置

・避難階段に至る歩行距離・歩行経路 等

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平成27年度も、当学院は1級建築士の全国合格者数 No.1でした。平成28年度も、さらに多くの合格者を輩出すべく「No.1」の講座をさらに充実させて参ります。この「こだわり」こそが当学院がNo.1である理由でもあります。 本ページでは、No.1の「こだわり」が詰まった平成28年度 1級建築士設計製図講座の強化ポイントをご紹介いたします!

平成28年度 設計製図課題攻略ポイント動画

本映像では、平成28年度 1級建築士設計製図試験の課題「子供・子育て支援センター(保育所、児童館・子育て支援施設)」から読み取れる本年度製図試験の特徴や難易度、対策を行う上で注意すべきポイントをコンパクトにまとめています。製図試験を受験される方はまずはご視聴ください!

1.総論

本年度の課題は、課題タイトルから『保育所+児童館・子育て支援施設』という3つの要素からなる複合施設の側面も併せ持つ建築物であることがわかります。さらに、子ども・子育て支援センターとしては、構造計画、設備計画ともに考えるべき事が多く、これらのことを考えると例年にも増して十分な対策が必要な課題と言えるでしょう。

「子ども・子育て支援センター」という用途については、『子ども・子育て支援法(※1) 』の施行に伴い、「少子化問題・待機児童問題」が反映されたものと考えられます。

また、要求図書及び(注2)、「地盤条件を考慮した基礎構造の計画」から、横浜市のマンション杭基礎問題も意識した、社会的背景が反映された要求であり、一級建築士として、設計及び監理に必要な知識が備わっているかが問われる内容であると言えます。

さらに、昨今多発している大規模地震を鑑み、人命保護、予防対策に必要な法令、技術も問われており、学科試験の知識と併せて、実務知識の有無を問う出題が想定されます。

(※1)子ども・子育て支援法について

この法律は、我が国における急速な少子化の進行並びに家庭及び地域を取り巻く環境の変化に鑑み、児童福祉法(昭和二十二年法律第百六十四号)その他の子どもに関する法律による施策と相まって、子ども・子育て支援給付その他の子ども及び子どもを養育している者に必要な支援を行い、もって一人一人の子どもが健やかに成長することができる社会の実現に寄与することを目的とするものです。

2.課題対策のポイント

上記の内容に加え、本年度の課題では、構造計画はもちろん、複数の要素を有機的に結びつける空間構成(特に立体構成)パッシブデザインの取り組みも問われることが想定されます。

このように今年度の発表用途は、多くの「要素」が想定されることから、様々な要素をとりまとめていく能力とそれらを的確に表現していくプレゼンテーション能力(図面への補足説明/記述)が重要になると考えられます。
さらには、注釈で例年にはない幅広い記述があるため、それらに対応した知識も、事前にしっかりと身につけておく必要があります。

また、要求図書について、本年度は、「梁伏図」の要求がなく、「3平面」の作図が求められると考えられます。
このことから平面図のボリュームが大きくなることが想定され、プランニング作業や作図量については、増加することが予想されます。時間内に図面を書きあげることが特に重要となるでしょう。

3.「子ども・子育て支援センター」の位置づけ

核家族化や地域のつながりの希薄化などにより、家族や地域の中で子育ての知恵や経験を共有することがむずかしく、子育てに周囲の手助けを求めにくくなっている状況がある。また、長時間労働等により父親の家事・育児への関わりが十分でない中で、子育てが孤立化し、負担感が大きくなっている。
家庭の中で子どもを育て、不安や悩みを相談することができずに、一人で子育てを抱え込むことのないよう、親の就労の有無に関わらず、すべての子育て家庭を支える取組が必要となってきている。
国では地域における子育て支援の充実を図る施策として、これまで、保育所等において育児不安について専門的な相談ができる地域子育て支援センター事業や子育て親子が気軽に集い、交流ができるつどいの広場事業により、子育て支援の拠点づくりを推進してきた。平成19年度からは、これらの事業とともに児童館の活用も図り、新たに地域子育て支援拠点事業として再編し、子育て家庭が歩いていける身近な場所に親子で集まって相談や交流ができるよう、すべての中学校区での設置(全国10,000か所)を目指して拡充を図っている。

地域子育て支援拠点事業実施のご案内(厚生労働省)より抜粋

4.建物の機能と構成

子ども・子育て支援センターには、保育所部門、児童館・子育て支援施設部門、共用部門、管理部門等が想定されます。

[ 1 ] 主な「主要室」の例

子ども・子育て支援センター 保育所 保育室/遊戯室/乳児室/ほふく室/沐浴室/調乳室/食事室/一時預かり保育室/幼児用便所 等
児童館・子育て支援施設 集会室/遊戯室/図書室/体育館(ホール)/相談室/創作活動室/静養室/学童クラブ室/託児室/育児交流室/育児相談室/幼児用便所 等
共用・管理 事務室/施設長室/保育士室/応接室/医務室/調理室/更衣室/休憩室/配膳室(パントリー)/玄関ホール/エントランスホール/授乳室/設備機械室 等

[ 2 ] 「パッシブデザイン」の代表例

パッシブデザインとは、エアコン等の空調機器や照明器具を使わず、太陽光、熱、光、そして風といった「自然エネルギー」をそのまま受動的に利用し、快適な室内環境にしようとする設計思想・設計手法のことを言います。

[ 3 ] 「構造計画」で問われるもの

発表された課題より、「地盤条件を考慮した基礎構造の計画」とあるため、右図にあるような「柱状図」を適切に読み取り、どのような基礎構造とするかが問われることも想定されます。

[2] 「基礎構造」の種類

  1. (1) 直接基礎:荷重を基礎スラブで直接地盤に伝えるもの
  2. (2) 杭基礎:荷重を杭を介して地盤に伝えるもの
  3. (3) 併用基礎:直接基礎と杭基礎の併用
  • ※当学院H28 1級建築士学科W(建築構造)テキストより

[ 4 ] 「天井等の落下防止対策」で問われるもの

天井の高い空間や多数の人が利用するような場では、天井等の落下に配慮する必要があります。

【特定天井とは】
脱落によって重大な危害を生ずるおそれがあるものとして国土交通大臣が定める天井をいう。 設計製図試験では、断面図や計画の要点等、補足説明を適切に行う必要がある。

平成25年国土交通省告示第771号
第2 特定天井

特定天井は、吊り天井であって、次の各号のいずれにも該当するもの とする。
一 居室、廊下その他の人が日常立ち入る場所に設けられたもの
二 高さが6mを超える天井の部分で、その水平投影面積が200uを超えるものを含むもの
三 天井面構成部材等の単位面積質量(天井面の面積の1uあたりの質量をいう。以下同じ。)が2sを超えるもの

[ 5 ] 「設備計画」で問われるもの

(1)空調設備
子ども・子育て支援施設は、個別分散熱源方式が一般的ですが、状況により、中央熱源方式での運用も検討する必要があります。なお、利用時間の違い等も考慮した空調方式の選択が必要となります。

(2)給水設備
水質の保全、省スペース及びメンテナンスのしやすさや、水圧の問題等により適切な給水設備を採用することが求められます。各種条件等によりますが、水道直結増圧方式が一般的です。なお、防災の観点からポンプ直送方式との併用も検討する必要があります。

(3)給湯設備
それぞれの使い方に適した方式を採用することが求められます。 特に保育所には、沐浴室や調理室を設置する場合も考慮して、給湯使用量に合わせた給湯方式を選択する必要があります。

(4)その他の設備計画
その他の設備についても、防災設備(自家発電設備、蓄電設備等)や消防用設備(屋内消火栓、自動火災報知設備等)、防犯設備(利用者の入退館管理も含む)等、計画上配慮すべき各種設備の知識が必要となります。

5.各部計画

1.保育室(2〜5歳児対象)

身体の成長に伴い幼児の行動範囲が広くなることを考慮し、保育室はゆとりのある広さとすることが望ましいと考えられます。ま た、保育室は日照に配慮した配置計画とするとともに、保育室から延長された半屋外部分をテラス等として計画することで、良好な保育空間を確保することも有効となります。なお、保育士は多くの時間を各保育室に常駐して過ごします。
※保育室等は、特別の理由のない場合は、1階に設けることが望ましいと言えます。

2.乳児室・ほふく室(0、1歳児対象)

0、1歳児は、外に出る時間が短く、主に室内で過ごすことになるため、日照・採光・通風に配慮した計画が必要となります。一般に乳児室とほふく室は、兼用する場合が大半です。園舎が2階建ての場合、乳児室が1階か2階かにより、利点の違いがあります。1階に計画した場合、乳児の受け渡しがスムーズに行えるとともに、緊急時に避難しやすい等の利点があります。また、2階に計画した場合、落ち着いた環境が得られやすくなるとともに、1階よりも日当たりが良くなる場合が多い等の利点があります。

3.遊戯室(プレイルーム)

お遊戯の他、入園式、卒園式、お誕生会、雨天時の遊び場など、さまざまな用途に使用します。また、バザーなどで地域に開放する場合を考慮し、玄関付近や屋外遊戯場(園庭)に面した場所に設けることもあります。配置については、保育室と同様、日照に配慮した計画とする必要があります。ステージを設置する場合、その奥行きは3m以上、高さは300〜500mmが適当です。高すぎると落下の危険性も高く、逆に低すぎると後方から見えにくくなります。

4.幼児用便所

保育施設の便所は一般的に男女兼用とし、年齢により便器の種類及び使い方が異なるため、器具のサイズや必要空間に対して、想定される児童の状況に応じた計画が必要となります。

5.事務室/保育士室

事務室は施設全体の管理を行う室であり、保育士室は保育士の控室として使用します。
事務室の配置については、来館者及び園児の出入りのチェックができるように、玄関付近に計画します。なお、子供の防犯及び安全性についての配慮も重要になるため、屋外遊戯場(園庭)を見渡せる位置とすることが望ましいでしょう。また、一般的に保育所では、保育士は各保育室に居ることがほとんどなので、事務室に各自のデスクを置くということはあまりありません。保育士室の計画にあたっては、保育士の人数や利用形態を考慮して、室の大きさや形状を設定する必要があります。

6.屋外遊戯場(園庭)

配置については、日照及び保育室との動線に配慮します。また、形状については、防犯及び安全性に配慮し、保育士の視認性において死角のない整形な形状とするとともに、周囲との区画を明確にする必要があります。

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