平成30年度 一級建築士設計製図試験 総評

1級建築士設計製図の課題

本年度 設計製図試験のポイントを映像で解説

本映像では、10/14(日)に行われた平成30年度 1級建築士設計製図試験(課題名:「健康づくりのためのスポーツ施設」)を当学院がいち早く分析し、試験の特徴や採点のポイントとなる部分についてわかりやすく解説いたします。

【1.平成30年度課題の概要 】

1)出題の概要

2)出題の特徴(6つのポイント)

1.周辺環境に配慮した計画
⇒ 旧小学校の活用再生、隣地の施設等との一体的利用

2.ゾーニング、動線計画
⇒ 靴の履き替え、施設利用者の更衣動線

3.パッシブデザインを積極的に取り入れた計画
⇒ 自然採光の確保と空調用エネルギーの抑制

4.地盤条件を踏まえた基礎構造
⇒ 既存躯体跡の埋戻し土、地下水位

5.防火設備の位置および種別
⇒ 延焼の恐れのある部分、防火区画(面積、竪穴)

6.提案型の計画
⇒ 建物のアプローチ位置、コンセプトルーム

【2.課題で試された内容 】

平成30年度の試験は、国から求められている「建築物の設計における基本的かつ総括的な知識及び技能」の有無がより強く試された試験でした。
特に課題文については初のA2用紙が採用されていたため、開始早々驚いた方も多かったと思われます。
A2用紙における情報量は、平成29年度でも初出題の特殊形式として相当数の受験生が読み取りに多大な労力をかけた『敷地図別紙』を遥かに上回る量でした。また、ただ情報量が多いだけではなく、課題条件は建築・構造・設備そして周辺環境にまで深く関連した内容となっており、それらを正しく読み取り適切に整理し計画に反映するためには、高度なスキルが必要不可欠であることは言うまでもありません。
このことからも、時代のニーズだけでなく、国が求める建築士の資質は年々高まっており、このような試験傾向も今後続いていくことが想定されます。

また、注意書きで要求された内容については、要点はもとより、図面でも表現する必要がありました。さらに、自己プランと要点記述の『整合』も求められました。

(注1)

  • 健康増進のためのエクササイズ等を行う温水プールのある建築物の計画

(注2)

  • パッシブデザインを積極的に取り入れた建築物の計画

(注3)

  • 建築物の外壁の開口部で延焼のおそれのある部分の位置及び防火設備等の適切な計画
  • 防火区画(面積区画、竪穴区画)等の適切な計画
  • 避難施設(直通階段の設置・直通階段に至る歩行距離、歩行経路及び重複区間の長さ、敷地内の避難上必要な通路)等の適切な計画

1)周辺環境に配慮したアプローチ計画

今回の課題では、東・西・南・北どこからアプローチを計画してもよいという条件があり、計画の起点となる主出入口の位置が決めづらい設定となっていました。また、周辺環境においても、それぞれ特色豊かな設定となっており、設計者自身がその連携について適切なコンセプトを提案できるかを試す出題の意図が読み取れました。

計画にあたっては、隣地のカルチャーセンターなどとの一体的な利用を考慮した西または北への出入口は優先的に計画する方が望ましいと考えられます。

  • 西側:旧小学校跡地の中心に位置する正門から続く桜並木
  • 北側:駐車場(車椅子使用者用、サービス用を含む)及び駐輪場
  • 東側:歩道付き幅員12mの車道
  • 南側:歩行者専用道路及び公園

2)適切な建築ボリュームと大空間を考慮した立体構成の検討

今回の設定では、特に大きな外部施設は要求されておらず、建築面積を大きく設定することが可能な条件であったため、安易に建物の外形ボリュームを大きくすると、建築面積を超過する危険がありました。その上で、温水プール室450m2や辺長比指定の多目的スポーツ室などの1フロアのボリュームが大きくなる大空間が要求されました。

計画にあたっては、各階に計画するべき室の優先順位を見極めながら、各階の面積と建物全体のボリュームを同時に考慮しながら計画することが必要でした。

全体構成・建物の立体構成のイメージ

3)さらに実務的に踏み込んだ「計画の要点等」の要求

要点では事前に発表された「パッシブデザイン」を考慮した設問があり、近年、求められている自然の力で快適性を成立させる環境建築づくりに図面への補足や計画の要点の答案用紙にイラストやシステム図の簡易な図示で具体的に問われ、より実務的な記述の要求となりました。

また構造計画では既存建物撤去跡、埋戻し、地下水位、N値と専門的なキーワードで、より現実的でリアリティの高い地盤条件が設定されるなど、年々高まる専門知識(構造・設備)への対応力が試されました。

平成30年度初出題の防火区画(面積区画・竪穴区画)についても、図面への表現だけでなく、自らの計画に合わせた区画の考え方を記述するなど、さらに実務レベルの対応力が必要な設問となっていました。

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※画像は前年度版です。

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開催日時

10月16日(火)より全国の総合資格学院各校にて随時開催!

開催場所

全国の総合資格学院各校

注意事項
  • 開催日時・場所につきましては、教室により異なる場合がございますので、参加を希望する 当学院各校まで、お気軽にお問い合わせください。
  • 採点のポイント説明会の解説資料・解答例は当学院が独自に作成するものです。試験実施機関とは一切関係ありません。
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10月17日(水)    10月21日(日)

両日13:00〜開催

  • ※10月17日(水)に参加をご希望の場合は、参加を希望される当学院各校に直接お電話にてお申し込みください。
  • ※10月21日(日)に参加をご希望で、10月19日(金)以降にお申し込みされる場合は、参加を希望される当学院各校に直接お電話にてお申し込みください。
開催場所

全国の総合資格学院各校

Faxによるエスキス提出締め切り日

10月17日(水)参加 → 10月15日(月)必着

10月21日(日)参加 → 10月18日(木)必着

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  • ※エスキスには必ず、住所・氏名・電話番号・参加希望校を記入してください。
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