戦後、国産材は伐採・製材・運搬などの費用がかさむことから、安く輸入できる外材を使った家づくりが多くなってきている、という時代の流れに疑問を抱いた著者の小林が、「目の前にある山の木を使い、必要最低限のコストで木の家をたてたい」と取り組んできた活動と想いが綴られた本です。この本を読むと、国産の木、しかも住みたいと思う地域の気候風土で育った地域材をつかって家をつくることがどんなに魅力的かが分かります。また、木の家づくりについても、工務店選びから、木に合う素材、住む地域の気象に合った設計など、実際に役立つ情報が満載です。
『木の家をつくりたい』
- ■発行:日本建築出版社
- ■著者:小林伸吾
- ■価格:¥1,890(税込)
- ■参考サイト:総合出版社アスペクト社のウェブサイト
工事現場の前は良く通りかかるけど、よく見たことはない…という人の方が多いと思います。本書は、人気イラストレーターのモリナガ・ヨウが、道路、地下鉄、トンネル、ダム、原発など全国23カ所の土木工事現場を見学し、描きあげた一冊です。土木工事現場で行われている作業の様子や最新テクノロジーなどが詳細なカラーイラストで紹介されているので、まるで自分が工事現場を覗いているかのように楽しめます。さらに、コンクリート、鉄筋の作り方など、土木技術の基礎知識も載っているので、今の日本の建築現場を知りたい方にはオススメです。
『モリナガ・ヨウの土木現場に行ってみた!』
- ■発行:アスペクト
- ■著者:モリナガ・ヨウ
- ■監修:溝渕利明
- ■価格:¥ 1,575(税込)
- ■参考サイト:総合出版社アスペクト社のウェブサイト