JIA神奈川 横浜建築祭CROSS×CROSS「大学卒業設計コンクール2012」
JIA神奈川・大学卒業設計コンクール2012
参加できるのは各大学「4作品まで」
2012年2月24日(金)〜2月26日(日)の3日間、横浜のBankART Studio NYKにて、「JIA神奈川・大学卒業設計コンクール2012」が開催されました。
このコンクールは、JIA神奈川が毎年開催している「横浜建築祭CROSS×CROSS」のイベントのひとつで、今年で23回目を迎える歴史ある大会。神奈川県内にキャンパスを置く大学(4年制専門学校含む)の学生たちが、各自の卒業設計作品を持ち寄り、優劣を競い合います。各大学から参加できるのは「4作品まで」という規定のため、学内での審査を経て、厳選された作品が集結した大会となりました。
議論が白熱し、時間内に受賞者が決まらず
今年参加したのは、神奈川大学、関東学院大学、慶應義塾大学、東海大学、東京工芸大学、明治大学、横浜国立大学の7大学から合計27作品。
この中から巡回方式による一次審査で、二次に進む上位10作品が選出されます。4人の審査委員が会場を回り、出展者一人ひとりのアピールに耳を傾け、逆に鋭い質問を投げかける光景が見られました。
○一次通過者10名
- 楠本侑子さん(神奈川大学)
- 外間守咲さん(神奈川大学)
- 穂高亜未さん(神奈川大学)
- 柳橋里美さん(関東学院大学)
- 鎌田源内さん(慶應義塾大学)
- 枡永絵理子さん(慶應義塾大学)
- 桜井寛さん(東海大学)
- 増田裕樹さん(東海大学)
- 山口結花さん(横浜国立大学)
- 笹朝斐さん(明治大学)
続く二次審査は、一次を通過した10名によるプレゼンテーションタイム。それぞれの作品のテーマやコンセプトが発表され、質疑応答が繰り広げられました。本来ならばこの二次審査で受賞作品が決まるはずでしたが、審査委員たちの意見が割れ、議論が白熱。結果、時間内には受賞作品が決まらず、審査は別室へ持ち越しとなりました。
受賞作品発表
二次審査からおよそ2時間後、受賞作品が発表されました。受賞者と受賞理由は以下の通りです。
金賞 「Indian Sky Railway Bazaar」

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鎌田源内さん(慶應義塾大学)
人口過密の問題を抱えるインドのニューデリーにおいて、規格化された集合住宅の大量投入により、廉価でスピーディーに住宅不足を解消しようとするプロジェクト。立地場所が、ニューデリー駅に隣接する線路と線路の間のスキマの土地であるという点がユニーク。屋上にバザール(市場)を形成し、橋を渡して人の往来する動線を作り、低層階に住民が暮らす。審査委員からは、鎌田さんの社会的な問題提起および、その解決法の独自性が高く評価されました。

銀賞 「あさひはうすと米屋のおじさんと中井商店街」
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笹朝斐さん(明治大学)
自分が子どもの頃から座っていた一畳の畳と机という、自分がもっとも大切にする空間から離れたくないという思いから、逆にその空間とともに移動し、生活しようと考えたという笹さん。移動式の「あさひはうす」は、中井商店街の米屋と接続することにより、閉鎖的な空間から都市へとつながっていく。審査委員からは、様々な建築的提案の中でも、ストレートに自分らしさを優先しているという意味では類を見ない作品と、高い評価を受けました。

銅賞 「隙間が生み出す街の虚景」

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桜井寛さん(東海大学)
横浜の市街地に建つこの建物は、建物全体を構成するブロックの間に隙間を作り、ピンホールカメラの原理を用いて横浜の風景そのものを建築内部に取り込み、映像作品として展示する映像ミュージアム。建物内部に街の虚景を作り出すことにより、新しい街の見え方を獲得する。審査委員の柳澤氏から「部屋と部屋のつなぎ方が絶妙。平面図の構成が良い」と評価されました。

○小泉雅生賞

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「『結び目』の家」
柳橋里美さん(関東学院大学)
○柳澤潤賞

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「織込橋のつくる風景」
楠本侑子さん(神奈川大学)
○谷尻誠賞

「ぽっかり漁港と子供」
山口結花さん(横浜国立大学)
○鍋島千恵賞

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「動きのある景観の繋がり」
穂高亜未さん(神奈川大学)
JIA神奈川・大学卒業設計コンクール2012 開催概要
| 名称 | JIA神奈川・大学卒業設計コンクール2012 |
|---|---|
| 開催日 |
展示会:2012年2月24日(金)〜26日(日) 公開審査会:2012年2月25日(土) |
| 会場 | BankART Studio NYK |
| 主催 | 社団法人 日本建築家協会 JIA神奈川 |
| 特別協賛 | 総合資格学院 |
| 後援 |
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| 審査委員 |
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