平成28年度 2級建築施工管理技術検定試験 総評

総評

本年度試験解答・解説書

2級建築施工管理合格対策講座

出題の特徴

◎例年と同程度に過去問からの出題があったが、その中でも過去1度しか出題されていない問題難易度の高い初出題の問題も目立った

1級建築施工管理技士学科試験の過去問からの出題が増加

今年度の建設業法改正に基づく『解体工事に関する出題』が単独で1問出題された

1. 学科試験総評

※学科試験は、受検種別「建築」「躯体」「仕上げ」によって、解答する問題が異なる試験です。

【イ.共通】No.1〜35(28問解答)【受検種別:建築・躯体・仕上げ】

環境工学、構造、建築材料(1〜14)においては、単なる暗記ではなく、過去出題の内容を理解できていた受験生にとっては、比較的得点しやすい範囲であったと思われます。法規(18〜25)においては、半数が初出題であり難易度の高い範囲となりました。施工管理法(26〜35)においては、過去問からの出題も多くありましたが、初出題の問題では、1級建築施工管理技士学科試験の過去問が多く占めていました。

【ロ.躯体】No.35〜50(6問解答)【受検種別:建築・躯体】
【ニ.躯体】No.66〜80(6問解答)【受検種別:躯体】

【ロ.躯体】においては、過去問からの出題が多く得点しやすい範囲であったと思われますが、 初出題では、1級建築施工管理技士の学科試験の過去問が多く占めていました。また、解体工事に関する問題が1級建築施工管理技士の学科試験同様、単独で1問出題され、今年度の建設業法改正を意識したものと考えられます。

【ニ.躯体】では、初出題の数は多くないものの、専門的で難易度の高い問題が目立ちました。この範囲は、15問中6問を解答すればよいので、正しい受験対策を行い、解答しやすい問題を的確に選択できる力を身に付けていることが重要だったと言えます。

【ハ.仕上げ】No.51〜65(6問解答)【受検種別:建築・仕上げ】
【ホ.仕上げ】No.81〜95(6問解答)【受検種別:仕上げ】

【ハ.仕上げ】においては、初出題の数は多くないものの、専門的で難易度の高い問題が目立ちました。

【ホ.仕上げ】では、過去問題でも『数値』を問う出題が散見され、難易度が高く感じた受験生が多いと思われます。

学科試験全体として

全体的な難易度は例年並みと考えますが、『難易度の高い初出題』『1級建築施工管理技士の過去問』が目立ちました。また、1級建築施工管理技士の学科試験同様、「解体工事」に関する問題が出題され、今年度の建設業法改正を意識したと思われる出題が印象的でした。合格に十分な得点を得るためには「最新の情報に基づいた受験対策を行うこと」、「得点しやすい問題を的確に選択できる力を十分につけること」が必要になります。また、近年では1級、2級建築施工管理技士共通で出題される問題も多いので、2級建築施工管理技士に合格された方は、受験資格があれば早期に1級建築施工管理技士にチャレンジすることをお勧めします。

2. 実地試験総評

◎問題1の【経験記述】では、(設問2)の問われ方が難化

◎問題4の【躯体・仕上げ工事他】では、過半(8問中5問)が初出題で、その中でも印象的なものは『現場管理の実務的な内容

◎問題5の【法規】は、例年通り難易度は高い出題

【問題1:経験記述】テーマは施工計画

本年度の問題1のテーマは施工計画でした。施工計画は、記述する内容が多岐に渡る分、何を目的としているか明確に記述することがポイントとなります。問題1の設問1について、過去に出題された設問は、施工計画における7つの項目から3つを選択するものでしたが、今年度は、5つの項目から3つを選択する出題でした。設問2については、過去の出題と類似しているものの、記述の範囲が絞られていたことや「検討すべき事項の理由の記述」も求められる過去問を応用した出題でした。特に設問2については、記述し難いと感じた受験生が多かったと思われます。

【問題2:用語】高得点が狙える出題

平成16年から「用語の説明」と「施工上留意すべき内容」が問われています。出題範囲が広いので、なかなか学習しにくいところですが、14問中12問が過去に出題された用語でした。また、14問中5問を解答する問題であり、知識を整理しながら体系的に学習した受験生は高得点が取れる出題でした。

【問題3:ネットワーク工程表】比較的難解な出題

問題3では、近年の通り、ネットワーク工程表が出題されました。ネットワーク工程表は、例年3つの設問が出題されています。3つの設問とも過去に出題された内容でしたが、その中でも設問3については、過去問ながらも難易度の高い出題でした。

【問題4:躯体工事・仕上げ工事】過半が初出題

例年通り「下線部が適当であれば○、不適当であれば適当な語句を記入する」という出題形式でした。8問中5問が初出題であり、解答に戸惑った受験生が多かったと思われます。印象的な出題としては、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」からの出題で産業廃棄物管理票(マニフェスト)の交付及び返送に関する出題がありました。建設業者として、遵守しなければならない非常に重要な内容ですが、実務でその管理に携っていなければ、解答する事が非常に困難な問題だったと思われます。

【問題5:法規】例年通り難易度は高い

法規の条文において、「3つの下線部から誤った語句を選び、それを正しい語句に直す」という出題形式で例年通り3問出題され、建設リサイクル法が3年ぶりに出題されました。3問とも過去に出題された条文でしたが、下線部が過去問と異なるものが目立ち、条文全体を正確に覚えていないと正答できない出題でした。

実地試験全体として

問題1の経験記述については、応用力が試された出題であり、ポイントをおさえた十分な記述の練習が必要でした。確実に合格するためにはプロ講師による添削指導を受け、自分自身では気づきにくい減点箇所を修正して試験に臨むことが効果的です。 問題4、5については、過去問の学習だけでは、不十分な出題で、幅広い知識と経験が問われました。
全体的な難易度は例年よりやや高かったと考えます。

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平成29年度 2級建築施工管理試験対策

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平成28年度 1級建築施工管理技術検定学科試験 合格実績

平成28年度 1級建築施工管理技術検定実地試験の合格実績

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