平成28年度 構造設計一級建築士講習 修了判定結果発表

平成28年12月21日(水)に、平成28年度 構造設計一級建築士講習 修了判定結果の発表がありました。概要は下記の通りです。

● 「平成28年度構造設計一級建築士講習」申込区分別の修了者数と修了率

  受講者数 講習修了と
判定された者
修了率
申込区分I
(全科目受講者)
627人
(前年667人)
131人
(前年181人)
20.9%
(前年27.1%)
申込区分II
(法適合確認のみの受講者)
143人
(前年105人)
45人
(前年32人)
31.5%
(前年30.5%)
申込区分III
(構造設計のみの受講者)
58人
(前年74人)
23人
(前年25人)
39.7%
(前年33.8%)
合計 828人
(前年846人)
199人
(前年238人)
24.0%
(前年28.1%)

関連リンク

講習の詳細は公益財団法人建築技術教育普及センターのホームページをご確認ください。

総論

平成28年の修了率は、24.0%となり、前年に比べて4.1ポイント低くなりました。区分別に見ると、申込区分U、申込区分Vの修了率は、前年に比べてそれぞれ1.0ポイント、5.9ポイント上昇しましたが、一方で、申込区分Tは−6.2ポイントと前年に比べて大きく低下しました。

全科目受講者の、科目別の合格率に関しては、下記の通りとなっており、特に構造設計が難化していると推察されます。

科目 法適合確認
修了率
構造設計
修了率
申込区分I
(全科目受講者)
30.8%
(前年比 −2.5%)
27.1%
(前年比 −13.1%)
  • ※上記修了率は、(公財)建築技術教育普及センターの発表を受けて算出したものです。

平成28年度の修了考査は、全体を通して新規出題がおよそ8割程度と多く、過去問の知識だけで合格することは難しい出題内容でした。対策のためには、黄色本(建築物の構造関係技術基準解説書)をよく読み込んで、過去に出題のない分野も理解しておくことと、記述・計算のアウトプットトレーニングを十分に行うことが必要です。

また、合否の判定方法については、「問題ごとに著しく低い評価がないかどうか判定する」と発表されており、問題ごとの足きり基準が設けられていることから、不得意分野での足きりがないように、木造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造など、各分野で満遍なく得点できるように対策を行う必要があります。

「法適合確認」について(記述式5問)

■出題傾向

法適合確認は、大問の5問全てが初出題といえる出題であり、過去出題の内容は、木造の壁量の適合、鉄骨造の保有耐力横補剛の満足、限界耐力計算の有効質量など、一部の小問で見られた程度でした。

■出題傾向からの対策

構造種別問わず、構造関係規定について正しく理解し、計算できることに加え、モデル化の考え方や限界耐力計算についての理解など、高度な知識・理解も問われました。 今後の対策では、構造種別を問わず全般に渡って、理解を伴った構造関係規定と構造計算方法についての学習が必要だと言えます。

「構造設計」について(4枝択一式20問、記述式3問)

■出題傾向

構造設計は、4肢択一式で全体の7割が新規出題記述式で大問の3問全てが新規出題であり、難易度が高かったと言えます。

熊本地震に関連して構造設計者としての考えを記述する問題や、直接基礎における地盤の支持力や圧密沈下の計算・記述問題など、実務的に踏み込んだ問題が出題されました。

■出題傾向からの対策

力学の基本を正しく理解するとともに、幅広い知識を習得することが必要です。また、昨今、留意すべき事項を十分に踏まえ、構造設計者としての考えを整理し、計算と記述の解答トレーニングを十分行うことが重要です。

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