令和4年度 1級建築士 学科試験 合格実績

令和4年度 1級建築士 学科試験 合格発表

令和4年9月6日(火)に、令和4年度 1級建築士 学科試験の合格発表がありました。概要は下記の通りです。

概要
実受験者数 30,007人(前年31,696人)
合格者数 6,289人(前年4,832人)
合格率 21.0%(前年15.2%)
合格基準点 学科Ⅰ(計画)【11】点
学科Ⅱ(環境・設備)【11】点
学科Ⅲ(法規)【16】点
学科Ⅳ(構造)【16】点
学科Ⅴ(施工)【13】点
総得点【91】点

※各科目及び総得点の合格基準点すべてに達している者を合格とする。

※なお、合格基準点について、各科目は過半の得点、総得点は概ね 90 点程度を基本的な水準として想定していたが、総じて難易度が低かったことから、上記合格基準点としている。

令和4年度 1級建築士学科試験 合格発表をうけて

令和4年9月6日(火)に、令和4年度 1級建築士学科試験の合格発表がありました。受験者数は30,007人合格者数は6,289人となり、合格率は21.0%でした。
令和3年度と比較すると、受験者数は1,689人減少し、合格者数は1,457人増加、合格率は5.8%上昇しました。 一方、合格基準点については、総得点が91 点となりました。平均点が例年に比べ高かったことから、合格基準点の補正が行われています。

合格者属性に見る試験の特徴

20代合格者が6割越え

令和元年以前は4割台だった20代の合格者は令和2年の「改正建築士法」施行以降、6割を超える割合となっており、この傾向は令和4年度も続いています。令和4年度の20代の割合は61.8%(昨年+1.4%)となり、法改正後、新たな属性として加わった「23才以下」の割合については、16.5%と、昨年度から1.8%増加し、1,000人を超える結果となりました。

「学生・研究生」の合格者がおよそ300人

令和2年度より新たに合格者属性に加わった「学生(大学院生含む)・研究生」の割合は4.7%とおよそ300人という結果となりました。令和3年度(4.0%)に引き続き、前年度を上回る結果となったことからも、学生の割合が増加傾向にあることが読み取れます。

今後の1級建築士試験

上記の通り、20代の合格者が6割以上を占め、在学中の合格者が年々増加していることからも、法改正を境に合格者の属性も大きく変化し、若年層がより多く合格する試験となっています。要因として、法改正による受験資格の緩和に加え、企業でも入社後早期の資格取得が従来にも増して推奨されていることや、新卒採用において1級建築士試験合格者を優遇する企業が増加していることが挙げられます。また、授業で資格取得を積極的にサポートする大学もあり、業界全体で変化が起きていると言えます。
今年度の結果や、企業の資格取得推進、大学内でのサポートなど業界全体の傾向を踏まえても今後も、この傾向は続くと考えられます。

総合資格学院では

早期に建築士試験合格に向けて学習をスタートすることは学生の方であれば「学習時間の確保が十分にできる」「就職活動のアピールポイントになる」「知見を広げられる」等、多くのメリットがあり、実務者の方であれば「学んだ知識を業務で活かせる」などのメリットがあります。
そのため、当学院では受験生の皆様に早期の学習スタートをおすすめしています。
実務経験がない方でも安心して取り組める講座をご用意しておりますので、ぜひ受講をご検討ください。

令和4年度 1級建築士 学科試験

学科Ⅰ(計画)について、令和3年度は初めて出題された問題も多く、非常に難易度が高かったものの、令和4年度は標準的な難易度となりました。また、他の科目についても例年並みといえる難易度でした。ただ、学科Ⅴ(施工)は、全くの新規事項の出題も目立ち、やや難しめでした。初めて出題された問題については、法改正や新技術に関する内容の他、近年の社会情勢、政策を反映した、「カーボンニュートラル」「木材の炭素貯蔵、製材の製造時使用エネルギー」「ZEB」「建築物のエネルギー消費性能」「地球環境との共生」といったキーワードでの出題がみられ、また、災害対策に関する内容もみられました。
今後の試験については、これら新しい傾向についてポイントを押さえた学習と、過去出題されている内容を正しく判断できるような学習が重要となります。

令和5年度 学科試験合格に向けて

確実に合格を勝ち取るためには、基本事項の原理・原則を理解する学習を通じ、どのような出題のされ方でも取りこぼさず得点できる力を身につけることが重要です。それと同時に、令和4年度試験に出題された近年の社会情勢、政策を反映した新しい傾向についてもポイントを押さえた学習が必要です。
令和4年度の結果から見ても、今後、比較的学習時間を確保しやすい「若年層」が合格者の中心になると考えられ、より高いレベルでの試験となることが予想されます。そのため、早期から学習をスタートし、他の受験生と大きな差をつけることが重要です。

1級建築士試験の合格者数「日本一」を誇る当学院では、令和5年度に向けた講座をご用意しています。現在、10月の本開講に先立ち、基本事項を集中的に学び、学習の土台を作る「必修項目習得講座」の受講が可能です。学習の早期スタートは「合格するための大きなポイント」となります。
令和5年度受験をお考えの皆さまは、ぜひ当学院講座で学習をスタートしましょう!

令和4年度 設計製図試験対策

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