ブルジュ・ハリファ<ドバイ〜アラブ首長国連邦>
世界一の高さを誇る砂漠の摩天楼
アラブ首長国連邦にある砂漠の都市、ドバイ。かつて小さな漁村だったここは急速な発展を遂げ、今では近代的な建物が多く並ぶ未来都市へと変貌を遂げました。世界最大の空港、世界最大の人工島、世界最長の無人運転鉄道など、オイルマネーを元手に世界一を目指すこの都市を象徴するかのようにそびえたつのが世界一の高さを誇る超高層ビル、ブルジュ・ハリファです。
自立式電波塔として世界一の高さを誇る東京スカイツリーの634mに対し、ブルジュ・ハリファは828m。高層ビルとしてはそれまで1位だった台北101の509mを遥かに超え、ドバイの成長力の証となっています。
砂漠の花ヒメノカリスをデザイン化した地上160階建てのこのビルには、アルマーニが初めてプロデュースしたスタイリッシュなアルマーニ・ホテルや住居、オフィスが入っているほか、展望台からは摩天楼と砂漠の絶景が楽しめます。
毎回キレのあるアクションで話題のトム・クルーズ主演の『ミッション:インポッシブル』ですが、シリーズ4作目となる本作では、核テロを企てる敵の取引を阻止するためにイーサンとそのチームは取引場所であるブルジュ・ハリファへ乗り込みます。中でもミッション遂行のため、特殊粘着グローブと命綱だけでこの世界一のビルをよじ登るシーンはこの映画一番の見どころ。目もくらむ高さにひるみながらも、大胆なアクションを演じた本作ではまさにスーパースターと呼ぶにふさわしいトムの雄姿を見ることができます。
『不可能を超えろ。』
■Introduction
全世界で累計1120億円以上の興行収入をあげたメガヒットシリーズの4作目。トム・クルーズが演じる映画史上最高のスパイ、イーサン・ハントがモスクワ、バンクーバー、プラハなど世界を股にかけ、かつてないミッションに挑む。本作の重要なカギを握る舞台・ドバイでは、世界一高いビルとして知られるブルジュ・ハリファのスタントにトム・クルーズ自らが挑戦し話題を呼んだ。シリーズ4作目となる本作では『Mr.インクレディブル』などピクサー作品を手掛けてきたブラッド・バードが監督を務める。
■Story
ロシアのクレムリンが何者かによって爆破された。その容疑がIMF(極秘スパイ組織・不可能作戦班)のイーサン・ハント(トム・クルーズ)とそのチームにかけられ、アメリカ大統領は政府が関与した疑いを避けるため「ゴースト・プロトコル」を発令、それによりIMFは存在そのものを抹消されてしまうのだった。汚名を着せられたイーサンたちは爆破事件の黒幕を追うとともに、核によるテロを未然に防ぐという不可能に近いミッションの遂行を余儀なくされる。幾重にも張り巡らされた罠とよぎる裏切りの影。次第に明らかになるミッションの〈真の目的〉とは…?

ハワイの優しい空気のもと描かれる家族の危機と絆
ハリウッド随一の色男ジョージ・クルーニーが、妻や娘に翻弄されるダメ親父に扮し人間臭い魅力を見せてくれる『ファミリー・ツリー』。地上の楽園ハワイを舞台に、家族の危機と再生を辛辣かつユーモラスに描いています。
妻と2人の娘とともに何不自由なく暮らしていたマットの人生は、妻のジェットボートの事故で一変します。妻が意識不明の中、長女から知らされたのは妻が浮気をしていたという事実。さらに先祖代々の土地の売却問題も加わり、マットは家族と自身のルーツという2つの重大な問題に向き合うことになるのです。妻は離婚を考えていた。長女には相手にされない。おまけに長女の彼氏はロクでもない。そんな目の前の現実にうろたえたり嫉妬したり…。マットが真剣になればなるほど可笑しさを誘うのは、ほろ苦さとユーモアを絶妙にブレンドする監督の手腕に加え、物語の舞台であるハワイが持つ大らかさも関係あるのでしょう。
どこまでも続く青い空と海、降りそそぐ太陽。豊かな大自然があるハワイは、訪れる人々をたちまち笑顔にする、魔法の場所。そんなハワイの風景を一望できるヌウアヌ・パリ展望台近くにあるマットの家もまた、開放感に溢れた居心地の良い空間です。ダイニングをはじめ黄色や淡いブルーなど色彩豊かな部屋には祖先の写真や海の絵、パイナップルの置物などハワイらしいトロピカルな雰囲気に包まれ、明るい雰囲気に満ちています。
映画の冒頭、マットは「ハワイの島々のように、家族は離れた存在だ」と言っていましたが、ラストで1枚のハワイアン・キルトにくるまる父と娘の姿は、様々な思いを共有しゆるやかに繋がる家族の絆を感じさせます。
『ハワイに暮らしていても 人生は<楽>じゃない!』
■Introduction
人々が愛してやまない楽園ハワイを舞台に、人生最大の危機を迎えた主人公とその家族の絆を探す旅を『サイドウェイ』でアカデミー賞に輝いたアレクサンダー・ペイン監督が描く。心震える新たな感動作。ハワイ・オワフ島で生まれ育ち、何不自由なく暮らす主人公のマットを演じるのは、『マイレージ、マイライフ』『オーシャンズ』シリーズのジョージ・クルーニー。また、その娘を演じるのは本作が映画初出演ながらナショナル・ボード・オブ・レビューを受賞し、注目を集めるシャイリーン・ウッドリー。
■Story
ハワイ・オアフ島に生まれ育った弁護士のマット(ジョージ・クルーニー)は、美しい妻と2人の娘たちに囲まれて何不自由なく暮らしていた。ところがある日、突然のボート事故により妻が昏睡状態に陥ってしまう。さらにマットに追い打ちをかけたのは、妻に恋人がいたことだった。しかも、マットとの離婚を考えていたことが発覚し、その秘密を長女が知っていることに気付く。そんな折、マットは先祖から受け継いだ広大な土地について決断を迫られていた。予期せず人生の転機を迎えたマットは自らのルーツを見つめ直し、家族の絆を取り戻すために決断するのだった…。
