建築士試験における学習時間の確保について
インタビュアー
勉強時間のつくり方について、苦労した点・工夫した点を教えてください。
自分が集中して勉強するために必要な「1日にかかる宿題や復習の時間」を分析し、それに合わせて勉強時間をしっかり確保できる生活リズムを身につけていきました。私は短い隙間時間ではなかなか集中できなかったため、「朝早く起きる」「夕食や入浴を早めに済ませる」など、まとまった時間を確保できるように日々の生活パターンを工夫してきました。

一級建築士
合格者
勉強できるタイミングにはしっかりと時間を確保することを意識していました。基本的には22時まで仕事をし、その後は24時まで会社に残って勉強するという日々を繰り返していました。ただ、どうしても疲れて勉強に身が入らない日は、無理をせずに帰宅し、気持ちを切り替えて翌日に備えるようにしていました。早い時期から勉強を始めていたこともあり、総勉強時間は十分に確保できたと感じています。

一級建築士
合格者
ポイントカードを貯めるような感覚で、モチベーションを維持していました。たとえば、「毎日3時間」「1週間で25時間」など細かく学習時間の目標を設定し、さらに「今週は問題集をここまで終える」といった具体的な課題も設けていました。目標を達成するごとに自分の中の“ポイント”が増えていくイメージで勉強を進め、模試などの節目には、自分へのご褒美を用意することでやる気を保っていました。

一級建築士
合格者
毎日勉強し続けないと宿題が終わらないことに、講義の序盤で気がつきました。また、自宅では集中して勉強できないとわかったため、毎日自習室を利用することに決めました。平日は仕事終わりに1時間半ほど、休日は自習室が開いている時間はほぼずっと勉強にあてていました。テレビなどの誘惑がないのはもちろん、スマホも断って集中できる環境を作りました。自習室以外では、朝や昼休みに会社でできる学習も活用しました。こうした自習室中心の生活を早い段階から続けていたことで、自然と学習習慣が身につき、設計製図対策の時期も生活リズムを変えずに勉強を続けることができました。

二級建築士
合格者
仕事終わりに勉強することの大変さは想像以上でした。平日は一日の疲れがたまっているうえ、勉強を始めると眠気との戦いになることもしばしば。そんな状況では、思うように集中できず、効率も上がりませんでした。しかし、勉強をやらないわけにはいかず、時間を捻出することは本当に大変でした。そこで、夜はしっかり睡眠をとり、朝の始業前や隙間時間を活用して、できるだけ長く勉強するように心がけました。その結果、気持ちにも時間にも余裕を持って勉強に取り組めるようになったと思います。

二級建築士
合格者
仕事・勉強・休みのメリハリを意識して生活するように心がけていました。休むときはしっかり休み、その分、勉強するときは1日中勉強に集中する日を設けるなど、オンとオフをしっかり切り替えることで無駄な時間をできるだけ減らしていました。また、1週間のやるべきことをメモして可視化し、無理のないスケジュールを立てることで、計画的に取り組むようにしていました。

二級建築士
合格者
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