令和4年度 2級土木施工管理技術検定 第一次・第二次検定 合格発表

令和5年2月1日(水)に、令和4年度 2級土木施工管理技術検定 第一次・第二次検定の合格発表がありました。概要は下記の通りです。

■種別:土木

第一次検定 第二次検定
受検者数 15,676人 32,351人
合格者数 10,237人 12,246人
合格率 65.3% 37.9%
合格基準 選択問題、必須問題を合わせて解答する40問のうち、
24問以上正解
得点が60%以上

※種別:鋼構造物塗装・薬液注入については試験実施機関ホームページをご覧ください。

総評

令和4年10月23日(日)に実施された、令和4年度 2級土木施工管理技術検定「第一次検定」の受検者数は15,676人(前年比-2,936人)、合格者数は10,237人(前年比-3,460人)、合格率は65.3%(前年比-8.3%)でした。「第二次検定」の受検者数は32,351人(前年比-496人)、合格者数は12,246人(前年比+533人)、合格率は37.9%(前年比+2.2%)でした。

【第一次検定】試験概要

第一次検定(後期試験)は、全61問(選択問題42問、必須問題19問)から40問を解答する形式でした。
初出題や新傾向問題も出題されており、学習不十分だった方にとってはやや難しく感じる問題もあったと推察 されますが、過去問の再出題が散見されたため高得点も可能な内容でした。
なお、「施工管理法(基礎的な能力)」に関しては、文中の空欄に当てはまる語句・数値等の組合せを択一式で解答する問題が必須問題 として8問出題されました。落ち着いて選択肢を絞り込んでいけば正解できる問題だったため、この範囲では、確実に得点を伸ばすことができたと考えられます。

【第二次検定】試験概要

問題1の経験記述テーマは「品質管理」と「工程管理」が出題されましたが、出題傾向をふまえて準備してき た方には取り組みやすい問題だったと考えられます。
問題2以降は、土木工事における施工上の留意点に関する内容が出題されましたが、これまで選択科目として出題されていた「工程管理」と「施工計画」が必須問題として初めて出題されたことが特徴的でした。
ただし、難易度は近年と同程度で、「主任技術者として施工の管理を適確に行うために必要な知識を有すること」という第二次検定の検定基準に相応しい内容だったと考えられます。

合格者の属性ついて

■女性の割合が平成15年以降で最も高かった令和3年度よりもさらに上昇

令和4年度2級土木施工管理技術検定第二次検定の合格者数において、女性の割合が統計データが残っている平成15年以降で最も高かった令和3年度よりもさらに2.7%増加し、14.9%となりました。
現在、国だけでなく、業界団体や企業単位でも継続的な取り組みが行われていることもあり、女性活躍の機会が広がってきていることが今回の結果からも読み取れます。他施工管理検定でも同様の傾向が見て取れることから業界全体の傾向と考えられます。

■25歳未満が過去5年で最高

令和4年度2級土木施工管理技術検定第二次検定の合格者数において、25歳未満の割合が25.2%(前年比+1.6%)となり過去5年で最高の割合となりました。

令和5年度の合格にむけて

総合資格学院では、試験制度の変更に適切に対応したカリキュラムにもとづいて、段階的に実力を身につけ、合格をめざす2級土木施工管理対策講座の令和5年度生を募集しています。
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令和5年度の受験をお考えの方は、ぜひ当学院の講座を受講して、合格を勝ち取ってください。

【Topics】技術検定の受検資格見直しが検討されています

令和6年度施⼯管理技術検定より受検資格が⾒直される⾒通しです。現⾏の検定制度で受検できるのは令和5年度までとなりますので、ぜひ令和5年度中に資格を取りきっていただきたいと思います︕

※ 受検資格見直しの詳細は以下、国土交通省資料をご覧ください。

■資料:
適正な施工確保のための技術者制度検討会(第2期)第4回検討会(2022/4/25)
[資料3 技術者制度の見直し方針(案)「7-2.技術検定の受検資格見直しの方向性」]

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