令和4年度 1級土木施工管理技術検定 第二次検定 合格発表

令和5年1月13日(金)に、令和4年度 1級土木施工管理技術検定 第二次検定の合格発表がありました。概要は下記の通りです。

概要
受検者数 24,462(前年26,558人)
合格者数 7,032人(前年9,732人)
合格率 28.7%(前年36.6%)
合格基準 得点が60%以上
令和4年10月2日に実施された、令和4年度1級土木施工管理技術検定第二次検定の受検者数は24,462人、合格者数は7,032人、合格率は28.7%でした。令和3年度と比較すると、受検者数は2,096人、合格者数は2,700人減少し、合格率は7.9%低下しました。 合格基準は、「60%以上の得点」となり前年から変更はありませんでした。

令和4年度第二次検定のポイント

令和3年と比較し、合格基準に変更がなく、合格率が7.9%低下したことを考えても、昨年より難度は高かったと言えます。
なお、本年度の出題傾向は以下の通りです。

経験記述(問題1)は2年連続で「安全管理」が出題されました。対応できた方が多かったと考えられますが、「設問で求められている内容以外の記述」や「具体性が乏しい」といった場合は、知識・能力が不足していると判断される可能性があったため、解答に際しては細心の注意が必要でした。
問題2・3(必須問題)では、特に問題3(土質試験の方法・結果利用)の難度が高かったため、知識と経験が不十分だと得点するのが難しかったと考えられます。
問題4以降の選択問題は、土工、コンクリート、安全管理、品質管理、建設副産物からの出題でしたが、自分が得点できる問題を見極めて解答することがポイントでした。
問題5(品質管理)、問題7(土工)、問題8(土工)に関しては、初出題の内容が多く見られ、原理原則の理解が必要な難しい問題だったため、受検者間で得点差が開きやすい問題だったと考えられます。

合格者属性にみる試験の傾向

■女性合格者割合:過去最高だった令和3年度よりさらに上昇

女性合格者の割合が過去最高だった令和3年度からさらに増加し、過去最高(9%)となりました。令和3年には「女性活躍・男女共同参画の重点方針2021」が政府によって策定されるなど、女性の活躍を後押しする取り組みが進んでいます。
国だけでなく、業界団体や企業単位でも継続的な取り組みが行われていることもあり、女性活躍の機会が広がってきていることが今回の結果からも読み取れます。

令和5年度第二次検定合格にむけて

令和5年度の第二次検定を受検予定の方は、合格するために万全の対策を講じていただくことをおすすめします。
経験記述に関しては、十分な内容で準備しておくことが重要ですが、記述レベルを高めるためには添削指導をうけることが最も有効な方法です。
令和3年度以降、問題2・3の2問は必須問題に変わりましたが、過去2回の出題内容を見るかぎり、今後の出題を予想するのは容易ではありません。
このことから、次年度以降の第二次検定に合格するため、経験記述は勿論のこと、全科目に対して最新の出題傾向を踏まえた上で、十分に得点できる力を身につけておく必要があります。
当学院の二次対策講座は最新の出題を分析し設計されたカリキュラム構成で、出題のポイントを効率よく学習できるカリキュラムとなっています。
また、出題が予想されるテーマに関して合計4回の添削指導を実施。添削内容に関しては受講生のレベルや実務経験内容に応じて、記述例を具体的に示す、きめ細やかな指導です。
令和5年度の第二次検定突破をめざされている方は、ぜひ受講をご検討ください。

【Topics】技術検定の受検資格見直しが検討されています

現行の技術検定で、1級の第一次検定を受検するためには、学歴に応じて実務経験年数が必要ですが、見直し後は、19歳以上であれば受検できるようになることが検討されています。
前述の内容が施行されれば、現行の受検要件を満たしていない方にも、受検チャンスが生まれます。
改正建設業法の施行は、令和6年4月1日と公表されており、令和6年度の技術検定より受検資格の見直しが適用される見通しです。
※2級検定についても受検資格の見直しが検討されています。
※詳細は以下、国土交通省資料をご覧ください。
■資料:
適正な施工確保のための技術者制度検討会(第2期)第4回検討会(2022/4/25) 
[資料3 技術者制度の見直し方針(案)「7-2.技術検定の受検資格見直しの方向性」]
 

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