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SPECIAL INTERVIEW
技術と精神

石橋 陸さん (23) 令和3年度 1級建築士合格
- 学歴:
- 大学
- 勤務先:
- 建設会社(施工管理)
- 教室:
- 四日市校
計画:11点 環境/設備:16点 法規:24点 構造:21点 施工:18点
受講講座
- 受験回数:
- 学科2回/設計製図1回
この仕事の道に進もうと思ったきっかけ
父にあこがれて
父が建築業界に勤めていて、幼いころからその姿を見て育ちました。いつか自分も父と同じ業界で働こうと学生のころから決めていて、現在に至ります。また、建築物や船の骨組みを見ることが好きで、直にそういった物を構築していく現場に携わりたいと思い、現在の仕事に進もうと思いました。
1級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
自分の可能性を広げるため
受験を決断したというよりは、2級建築士取得後に、「次は1級建築士だ」とすでに決めていました。2級建築士を受験したときの方が不安は大きく、1級建築士を受験するときは2級建築士の延長と自分に言い聞かせて、リラックスして受験に挑みました。
独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
自分に合っている
学科1回目の受験は独学で学習を進めていました。しかし、他の受験者の空気感や緊張感がわからず、1回目の結果は不合格となりました。入社後に総合資格学院のライセンスアドバイザーから受講内容などの話を聞く機会があり、自分に合っているなと思い総合資格学院に決めました。
ご自身と独学者を比べてみて、一番大きな違い
緊張感と周囲の支え
自分も独学を経験していますが、講師や、学院でできた仲間の存在は、学習面だけでなく、メンタル面の安定においても非常に助けられました。テストの点数や図面の仕上がりなどを競い合う仲間を常に意識する環境だったので、予習・復習にも熱が入り、モチベーションを維持し続けることができました。
合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
時間管理・計画力
学科対策で苦手な内容の講義後に、復習に時間をかけてしまい、次の講義の予習時間が取れず、スムーズに講義を受けられなかったことがありました。製図対策では、本試験間際に自分についたクセを矯正するのが難しかったです。変なクセがつく前に問題文読み取りや作図などの時間管理を体に染みつかせることが重要だったと思います。
勉強時間のつくり方について、苦労した点・工夫した点
仕事中の隙間時間も活用
夜遅くまで学習していた次の日の昼休憩は少しでも昼寝をしたいところですが、そこを学習時間にするだけで、1週間の学習時間には大きな差ができます。目の前で昼寝している上司を前に、誘惑に負けず学習していました。少しの隙間時間も無駄にしないように、職場のPCで総合資格学院の「デジトレ」を利用し、屋外では教材を持ち歩き、見るタイミングがあれば覗くなど工夫していました。実際、そういうときに見た内容が結構頭に残って、テストで答えられるということが多かったです。
当学院で学習した内容が、お仕事で活かせたエピソード
理解が明瞭に
今まで曖昧な理解であったところが、学院での学習によって確実なものになっていき、業者と話をするときも積極的に自分の意見を発言できるようになりました。現場で学ぶことが試験でも役立つという視点から、仕事への取り組む姿勢も変わって、学習との両立も上手くできたと思います。
当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと
受講生の苦手項目を理解しての講義
分からないことが出ても、その場ですぐ質問して解決できるという効率の良い学習ができるのはもちろんですが、予習をしたうえで受講生の理解が薄い箇所をあらかじめ講師に知ってもらうことで、臨機応変に、分かりやすく工夫して講義が進んでいくことが良かったと思います。講義後も、理解できたかを講師から声をかけてもらったりして、自分の知識が確実なものになるのを実感しました。
得意科目と苦手科目
得意科目
苦手科目
得意にできた理由、もしくは苦手科目の克服法
苦手な科目を楽しく学ぶ
自分は法規が5科目の中で最も苦手でした。点取り科目であることや、一問に使う時間配分をしっかり保つ必要があり、そのプレッシャーも苦手な部分でありました。そこで、まわりの人を巻き込んで問題の法文を探す競争をしたり、載っているところを教えてもらったり、教えたりして、なるべく誰かと学習するようにしていました。
設計製図試験も見据え、学科学習時から正しく理解し、記述できるレベルまで実力を引き上げる指導から感じた効果
学科の理解が要点記述につながる
製図試験に1/200図面と要点記述がありますが、要点記述は学科の知識がしっかり備わっていれば、あとは文章構成をしっかりするだけだと思います。正直自分は学科対策のときに、製図試験の記述問題まで意識して学習できてはいませんでしたが、学院のカリキュラム通りに学習を進めることで、自然と記述力がついていたことを実感しました。
学科合格のポイント
自分次第いくら学院の環境、周囲の人間の環境が良くても、自分が腐ってしまえば意味が無いので、モチベーションを持ち続けることが何よりも重要だと思います。モチベーションを保つ方法は人それぞれだと思いますし、休みを取ることは悪いことではないと思います。休むときはしっかり休む、勉強するときは勉強だけをするといった「けじめ」をしっかりつけることが合格のポイントではないかと思います。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
自分に合ったやり方があるはず
最初エスキスでつまずいたのは用紙の使い方からで、「紙のこの辺にはこの絵を書いて検討してみる」といった指導があり、その通りにくり返していましたがどうしても時間が足らず、時間配分に無理が出てくるようになりました。そこでエスキスの特別講座を受講した際、ほかの受講生たちのエスキスを見る機会があり、それぞれエスキスの基本的な流れを守りつつ、自分なりのやり方で簡潔に作業をしている人を見て刺激を受け、自分も時間内にプランをまとめられるようになりました。
作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
何も考えないで描けるように
作図が評価される原本になるため重要になりますが、頭を使って描くものではないと思います。そのためにとりあえず作図の枚数をこなすということに苦労しました。講義でも最初の作図強化の時期は同じ図面ばかりを描いて、作図工程や記入すべき表現を体に覚えさせるといったことをしました。次第に作図時間も学院の目標時間内に収めることができるようになっていきました。
設計製図試験において、学科対策期間中からやっておいてよかった、あるいはやっておけばよかったこと
法規の知識
自分自身、法規が苦手科目ということもあって、法令集を使わずに問題が解けるように、覚えられる内容は覚えてしまうようにしていました。製図試験では法令違反した図面は一発アウトになってしまうため、法規的内容の理解が不可欠であります。しかし自分は製図試験対策中、そういった内容の再復習が不要で、比較的スムーズに学習に取り組めていたと思います。
製図合格のポイント
心配性になること問題文読み取り段階で重要な内容の読み落としをしていれば、エスキスが早くまとまっても合格はできませんし、エスキス終了時に読み取ったものをプランに組み込まずに作図を完成させても不合格になると思います。少しでも作図時間を稼ぎたくてチェックを怠ると、結局作図中に間違いに気が付いて、チェック時間を設けていた方が効率よく作図できたということもあります。つまり、各作業間の「チェック時間の確保」が合否を分けるポイントだと思います。
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製図模擬試験
まわりの人の雰囲気・本試験の雰囲気を感じられました。本講座内で数回の貴重な実施回数のなかで、いかに実力を出すことができるかという緊張感がありました。どれだけ落ち着いて自分のペースを保てるか、まわりに流されないかということを本試験前に試す経験ができて非常に良かったです。
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学科模擬試験
全体的な内容の予習ができました。最初の方は全講義終了していない段階で実施されますが、まだ知らない内容の問題を解いて、間違えて、見直すという作業は今後の講義の予習にもなりましたし、内容のウエイトをつかむことができて、当時は講義内容の終わりが見えたような感覚で、学習のモチベーションを保つ良い機会になりました。
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チューター
製図試験は初受験者に受講生目線で会話ができる。自分は総合資格学院出身のチューターに教えてもらうことが多く、当時の勉強のやり方、講義内容のまとめ方などの、自身の経験をもとにアドバイスしてくれるので、参考になることが多かったです。とって未知なことが多く、本試験に近い環境で模試を受けることができたのは本試験での心のゆとりにつながりました。
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