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SPECIAL INTERVIEW
意欲を高く保つための工夫が重要

笠飯 翔平さん (23) 令和3年度 1級建築士合格
- 学歴:
- 大学
- 所属:
- 大学院1年生(工学研究科 総合工学専攻 構造工学コース)
- 教室:
- 長崎校
計画:10点 環境・設備:15点 法規:27点 構造:24点 施工:18点
受講講座
- 受験回数:
- 学科1回/設計製図1回
現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
より専門的な知識を身に付けたい
大学3年生で進路を決める際、就職先として構造設計や研究職に興味を持っていました。学部卒業でもこれらの分野に就職することが可能ではありましたが、ほとんどの企業が大学院卒での採用を行っていたため、大学院に進学しました。また、学部の際に学習した内容のみだと私が志望している分野では知識不足になってしまうのではないかと考えたことも理由の一つです。
1級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
時間がある学生のうちに挑戦したい
1級建築士の資格はいずれ必要になるものであり、時間に余裕のある学生のうちに取得しておきたいと考えたことが理由です。試験制度改正により手にすることができたせっかくの機会なので、それを活かしたいと思い、卒業後すぐの大学院1年生で受験することを決めました。制度が変わったばかりで、私のまわりに大学院1年生で1級建築士を取得している前例がなかったため、本当に合格することができるのか不安に感じることがありました。しかし、学生の強みである時間の余裕を活かして学習時間を十分に確保していくことで、次第に自信をつけることができました。
独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
他の資格学校と比較して
他の学校と比較した際に総合資格学院の合格率の方が高く、より合格に近い学校であると考えたからです。また、私は映像講義を苦手としており、対面形式で授業を受けたいと考えたことも理由の一つです。共に合格をめざす方々と、同じ時間・場所で直接授業を受けることで一体感や、やる気の向上にも繋がると感じていました。
合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
後回しにしてしまった計画
私は暗記科目であったことと配点が低かったことを理由に、計画の優先順位を低く扱っていたため、本格的に学習するのを後回しにしていました。それが原因で第三回模試の頃から計画に苦しむことになり、終盤の学習は作品集の暗記などに追われていました。模擬試験の点数を見ても計画が明らかに足を引張っており、本試験でも足切りギリギリの点数を取ってしまいました。終盤で追い込んだので何とか足切りを免れることは出来ましたが、苦手科目を作らないような学習が大切であると感じました。
ご自身と1級建築士試験に向けて学習をしている同級生の方の学習状況について
学習を始めたのは2番目
私が本格的に学習開始したのは令和2年9月頃でした。同級生で1級建築士を受験したのは私を含めて3人でした。一人は私よりも早く4月頃には学習を始めており、もう一人は別の試験の学習があったため、私の少し後に開始していました。模擬試験では毎回その3人で点数を競いあっていました。私の模擬試験での成績はその3人の中で常に2番手であったため、追いつけない悔しさと、追いつかれる焦りを感じながら学習していました。これらの感情を学習意欲の向上に繋げることができたのが学科試験に合格することができた大きな要因だったと思います。
当学院で学習した内容が、お仕事で活かせたエピソード
インターンシップで知識を活かすことができた
ハウスメーカーのインターンシップに参加した際に、設計条件を与えられ実際にプランニングを行うグループワークがありました。私は学院で学んだ内容を活かして積極的にアイディアを出すことができました。学院で学習した内容は建築士の資格試験以外にも役立てることができるのだと感じました。
当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと
学習効率も意欲も高くなる
講師から直接授業を受けることができるので、授業の中で分からなかったことをすぐに質問することができました。疑問点を残さずに講義を終えることができるので、学習効率が高いと感じました。また、ライブ講義だからこそ感じることができる一体感や緊張感も魅力であったと感じています。例えば、どうしても授業中に眠たくなった時に教室を見渡すと、真剣に授業を受けている方々が視界に入り、自分も頑張ろうと思うことができました。以上のように高い学習効率と、学習意欲を高く保つことができる点が講師によるライブ講義を受けて良かったと感じたことです。
得意科目と苦手科目
得意科目
苦手科目
得意にできた理由、もしくは苦手科目の克服法
苦手だった科目を得意にすることができた
私は初めの頃、法規を苦手としていました。法規は配点も難易度も高いため重要な科目だったので、重点的に学習を行いました。とにかく毎日演習を繰り替えすことで、法令集を引くことに慣れていきました。
学科学習時から正しく理解し、記述できるレベルまで実力を引き上げる指導で感じた効果
記述が楽になった
製図試験の記述において最も効果を実感しました。特に計画・設備系の分野で、初めて見る設問であっても、学科の知識を活かして解答することができました。また、分からないものがあっても、学科試験の学習で基礎ができていたのでスムーズに理解をすることができました。
学科合格のポイント
競争心を強く持つこと私の学習意欲の向上に繋がっていたのは、共に学習していた友人に勝ちたいという競争心でした。模擬試験の点数などを競い、負けた時に感じる悔しいという思いをバネに学習を行っていました。試験合格という1つの目標だけではなく、「あのひとに追いつきたい」などの自分なりの目標を常に持つことで学習を継続できると思います。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
エスキスの時間配分
私は考え始めると手が止まってしまうタイプなので、エスキスに多くの時間を割いてしまっていました。私は、学院のエスキスの手順や毎課題ごとのポイントに忠実に従うことでエスキスの時間を短縮することができました。また、頭で考えたことはすべてエスキス用紙に書きだすことで、何かを忘れたり思い出したりすることによる時間のロスを減らすことができました。
作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
見やすい図面にすること
私は作図時間にはあまり問題はありませんでしたが、元々字が汚かったことと、少しガサツな性格や筆圧が強すぎることが原因となり書き上がった図面は非常に見にくい図面になっていました。図面の見やすさも重要な要素なので改善する必要がありました。私は毎課題ごとに同じ教室の方々に図面の見やすさに関して感想を貰い、修正を行っていきました。試験に合格することができたので、改善できていたのだと思います。
学科対策期間中からやっておいてよかった、あるいはやっておけばよかったと感じたこと
法規についての理解
製図試験においては主な法規の内容が頭に入り理解していなければ、法規違反で失格になってしまいます。私は学科試験の学習では法令集を使用する前提であったため、理解不足の部分があり、復習をする必要がありました。学科対策の段階でもう少し理解を深めていれば、製図対策の段階での学習を楽にすることができたのではないかと思います。
製図合格のポイント
ミスを共有すること製図試験ではミスをなくすことが重要だと思います。同じ教室に通う者同士でミスを共有し、対策を考えることで、自分の未来のミスを未然に防ぐことができます。また、ミスの内容は人によって様々なので、多くの人と共有するほど一つの課題での学習効果がより高くなると思います。
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グループ交換添削
製図試験での学習の中で最も身になったと感じた時間だったからです。グループでお互いのプランを見ながら、講師も交えて議論をすることで、自分にはなかった新しい考え方を手にすることができたり、ミスを共有して対策を講じることができました。
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合格サイクル+継続学習
自分で計画をを立てずとも、効率的な学習を行うことができたからです。合格サイクル+継続学習を行うだけでも、知識の定着を実感することができました。学科試験の中では最も効果を実感しました。
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アウトプット強化講座
本講義では一度に多くのことを学ぶので、学習内容の整理が重要だと感じていました。アウトプット強化講座では問題を解きながら、学習内容の整理をすることができました。また、アウトプット強化講座も講師によるライブ講義形式だったので、本講義を受けた際には無かった疑問点もその場で質問することができ、より効率的な学習を行うことができました。
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