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SPECIAL INTERVIEW
覚悟を決めたら、強い気持ちで

溝呂木 菜々子さん (25) 令和3年度 1級建築士合格
- 学歴:
- 大学
- 勤務先:
- 建設会社(施工管理)
- 教室:
- 厚木校
計画:12点、環境・設備:17点、法規:24点、構造:22点、施工:19点
受講講座
- 受験回数:
- 学科2回/設計製図1回
現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
建築が常に身近にあった
祖父が建築士で、以前事務所をもっており、漠然と中学生のときから「建築士になりたい」と思っていました。建築が常に自分の身近にあり、建物という規模の大きいものを世の中に残すことに魅力を感じていたためです。
1級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
自分の強みを求めて
今までたいした資格を取ったことがないし、これといった自分の強みがありませんでした。会社に入り、現場で働く女性の先輩たちの姿を見てかっこいいと思い、私も建築業界で最上級の1級建築士の資格を取ろうと思うようになりました。現場が忙しくなかなか学習時間がつくれず、つらかったのですが、少ない空き時間でもデジトレなどを利用しながらなんとか学習時間を確保する努力をしました。
独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
ここでダメなら合格は無理
1級建築士の資格取得を考えたとき、自分なりに資格スクールを調べたのですが、行くべきところは合格実績がNo.1の総合資格学院しかないと思い、決めました。ここでダメだったら私は合格なんてできないのだろうなと思いました。
合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
負の連鎖に落ちないように
1年目の学科の講義に通っていたときは、仕事の忙しさなどを理由につい学習をさぼっていました。「来週はがんばろう」と自分に言い訳をしますが、講義を1回さぼると宿題、テストなどに全くついていけません。負の連鎖が始まってしまったら、もう挽回できないことを学んだため、2年目はまじめに講義を受け、宿題をこなし、予習・復習をおろそかにしないようがんばりました。
勉強時間のつくり方について、苦労した点・工夫した点
みんなの前で堂々と学習
朝は毎日1時間学習する習慣を身につけました。また、現場勤務のため学習時間がなかなかとれませんでしたので、こっそり学習するのではなく残業するみんなの前で堂々と学習を行いました。会社の人に申し訳ない気持ちもありましたが、おかげで本気だということをみんなに理解してもらえました。
当学院で学習した内容が、お仕事で活かせたエピソード
早く仕事で活かしたい
まだ具体的な事例はないのですが、何かあったときに「あ、これ講義のときに聞いたことがあるな」と思い出すことがあり、今まで以上に興味を持って調べよう、覚えようと思うようになりました。これからは学習したことを仕事で活かせるようがんばりたいと思います。
当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと
集中力、モチベーションを維持できた
ライブ講義は、講師に直接指導を受けられるため集中力を高く維持できますし、モチベーションも維持できました。また、講義中に生じた疑問点をその日のうちに解決できることも魅力でした。私は自分から積極的に質問する方ではなかったのですが、講師の方が私の態度や表情を見て察してくれて、疑問に答えてくれたりアドバイスをしてくれたりで本当に助かりました。
得意科目と苦手科目
得意科目
苦手科目
得意にできた理由、もしくは苦手科目の克服法
過去問を徹底的に学習する
法規は終盤まで安定して良い点数を取ることができず苦労しました。講師に毎日法令集を見るようアドバイスをいただいたので、毎日持ち歩き、問題が少しでも解けるよう学習していました。試験直前は過去1年分の問題を、毎日同じ進め方と時間を計って解くようにしたら点数も安定してきたので、そのまま本番に入ることができました。
学科学習時から正しく理解し、記述できるレベルまで実力を引き上げる指導で感じた効果
理解度の確認をしながら進められた
毎回講義後、学習した内容をシートに記述し、提出しないと帰れませんでした。それを書くときに、何となくわかっていても、いざ文章にしようとするとできなかったことが結構あり、ここは理解できていた、ここは完全には理解できていなかったなどと判断する目安になっていました。それが設計製図を学ぶときに役立っていたのかなと思っています。
学科合格のポイント
理解できるまで次に進まない学習しているときに分からないところ、覚えられないところは必ず出てきます。そんなときにはそのままあやふやなままにしないで、講師に聞いたり、自分でネットなどで調べたりして、完璧に理解できるまでは次に進まないくらいの覚悟が必要です。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
苦手な部分を集中的に練習
最初のころはエスキスがうまくいかなくて、センスがないと思っていましたが、苦手な管理部門のまとめ方や外構の配置など、的を絞ってそこだけエスキス練習することで克服することができました。
作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
下準備をしっかりやる
図面を描くのは速い方で、スピード面での苦労はそれほどありませんでした。作図に入ったらとにかく手が止まらないよう、描きづらそうだと思った部分があればエスキスの時点で詳細を描いておいたり、下準備をしっかりしておきました。そんなに枚数を描かなかった分、エスキスをしっかりやるようにしていました。
学科対策期間中からやっておいてよかった、あるいはやっておけばよかったと感じたこと
要点の記述
製図対策が始まってからは、作図時間を確保することで精いっぱいだったので、記述は学科のときにもっとやっていてもよかったと思います。
製図合格のポイント
復習を徹底的にちょうど仕事が忙しくなかなか休みも取れない状況で、残していた課題もあり、このままだと最後まで解ききれないと思い講師に相談しました。すると「新しい問題にには手をつけず今までやった全部のエスキスを描き直ししなさい。」と指導され、それを頭に入れたらちょうどそれが試験に出てビックリ。講師の適切なアドバイスに感謝しています。