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SPECIAL INTERVIEW
時には割り切ることも必要

小見 晃勝さん (43) 令和3年度 1級建築士合格
- 学歴:
- 大学
- 勤務先:
- 設計事務所(意匠設計)
- 教室:
- 新宿校
計画:13点 環境/設備:17点 法規:24点 構造:23点 施工:18点
受講講座
- 受験回数:
- 学科4回/設計製図1回
この仕事の道に進もうと思ったきっかけ
インテリアデザインの講義
学生時代、インテリアデザインの講義で紹介された数々の事例に感銘を受け、実際にインテリアデザインの設計事務所にてアルバイトをしました。グラフィックや模型などに携わったことでよりこの道を極めたいという思いが強くなりました。
1級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
家族の支え
大学院卒業と同時に受験を決めましたが、途中で挫折してしまいました。その後15年程インテリアデザインの実務を行い、建築や設備関係のやりとりを経験してきたなか、もっと建築について知りたいと思うようになり再びチャレンジを決めました。育児と勉強の両立ができるか不安でしたが、必ずや合格して努力は報われる所を子供たちに見せたいと思い、励んでいました。
独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
目の前で見る講師の熱い講義
学科の独学受験も経験しましたが、学習するポイントがわからず合格できませんでした。その後、他校の動画講義も視聴しましたが、総合資格学院のライブ講義なら疑問をその場で解決できそうだと感じたこと、また講師が常に自分を見ていてくれる安心感や一人ひとりを激励してくれる熱心を感じたことから、最後までがんばれると思ったので総合資格学院に決めました。
合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
改めて思うこの試験の難しさ
印象に残っていることは、令和2年度の学科受験で1点足りなくて合格できなかったことです。途中まで製図の講義を受けていたなか、途中リタイアで落胆の思いや悔しい気持ち、家族への申し訳ない気持ちで1カ月ほどは立ち直れませんでした。しかし今年は何が何でも合格するという思いや将来自分の事務所を立ち上げたいという目標から、もう一度自分を奮い立たせました。
勉強時間のつくり方について、苦労した点・工夫した点
子供たちが寝静まった深夜が本当の勝負
通勤時も常にテキストを持ち歩き、学習に充てていました。育児をしながらでしたので、子供たちが寝静まった深夜2~3時まで勉強していたため、毎日が睡眠不足との戦いでした。週末は妻に苦労をかけましたが、朝から晩まで勉強に充てさせてもらいました。
当学院で学習した内容が、お仕事で活かせたエピソード
インテリアの枠を超えた建築の提案ができた
環境・設備で学んだ光ダクトやライトシェルフの考え方をインテリアの天井や床のデザインに落とし込み、インテリアの枠を超えた建築の提案ができたことです。学んでいなければできなかった提案だと思っています。
当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと
講師の熱量を直接感じ、ハートで記憶
総合資格学院のライブ講義では、先生方の熱量を直接感じることができ、頭で記憶するだけでなく、ハートで記憶することも多かったです。講義でわからなかった所もその場で解決でき、動画配信されていない語呂合わせもたくさん教えていただきました。
得意科目と苦手科目
得意科目
苦手科目
得意にできた理由、もしくは苦手科目の克服法
法規は訓練
苦手な法規では、毎回講義に「アンダーラインの引き方見本」を持参し、講師がおっしゃった解き方や語呂合わせまで、これに素早く転記しました。帰宅後も、何度もこれを見て繰り返し解き直しました。法規は訓練です。いかに素早くキーワードに反応して法令集を開き、解答を導き出すかだと思います。
設計製図試験も見据え、学科学習時から正しく理解し、記述できるレベルまで実力を引き上げる指導から感じた効果
記述の訓練による正確な理解
記述できるよう訓練することで正確な理解につながりますし、問題を解く際のキーワードへの反応・解答の導き方が速くなったと思います。
学科合格のポイント
自分専用のテキストをつくり込み、苦手科目をつくらないこと講師が教えてくれるポイントや語呂合わせや自分が間違った所を転記して自分だけのテキストをつくり込むのがよいと思います。また、本試験では極端に難しい科目が出てきたりするので、どの科目も合格点をクリアできるレベルまで上げておく必要があります。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
エスキス時間の短縮
エスキスに時間がかかっていましたが、手順を反復練習し体に覚えさせました。要点記述ははじめ、テキストの解答例を丸暗記しましたが、課題をこなしていくなかで、イメージ図は解答例をトレースしながら覚えていきました。
作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
作図時間の短縮
当初は作図もエスキス同様時間がかかっていましたので、ストップウォッチで計測することで短縮していけるよう心掛けました。時間に間に合いそうにないときはペース配分にあわせてフリーハンドも多用しながら調整していました。
設計製図試験において、学科対策期間中からやっておいてよかった、あるいはやっておけばよかったこと
自分を知るための資料のつくり込み
学科対策時に講義で聞いたポイントや自分が間違った所を明確にし、自分だけのテキストをつくり込みましたが、製図対策時にも同様のことをしました。全ての課題を製本し、自分の作図もコピー製本して1冊にまとめ、学科同様のつくり込みをして常に持ち歩いていました。キーワード毎のインデックスを貼り、すぐに調べられるようにしました。
製図合格のポイント
自分を知ること、そしてあきらめない強い気持ち自分の失敗するポイントを意識しながら、何度も合格プランになるよう訓練することだと思います。本試験では今までにないような出題のされ方もしますが、描き上げなければ土俵にものれませんので、とにかく絶対にあきらめない、どんなことがあっても描き上げるのだという強い気持ちを持って試験に臨むことだと思います。