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SPECIAL INTERVIEW
時には割り切ることも必要

篠崎 巧さん (24) 令和3年度 1級建築士合格
- 学歴:
- 大学
- 勤務先:
- 設計事務所(意匠設計)
- 教室:
- 京橋校
計画:14点 環境/設備:14点 法規:26点 構造:21点 施工:14点
受講講座
- 受験回数:
- 学科1回/設計製図1回
この仕事の道に進もうと思ったきっかけ
社会のニーズに合わせた空間を自らつくってみたかった
図面を製図板で描く姿に中学生の時に憧れを持ち、大学は建築学科に進学しました。建築学科に入って、建築の奥深さに惹かれはじめ、次第に自分の設計した空間を多くの人々に喜んで利用してもらえるような仕事に進みたいと思い、設計事務所に就職しました。
1級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
これからの自分の未来の選択肢を増やすため
これから独立も視野に入れてこの業界で自分の知識や技術を磨いていくことを考えた時に「1級建築士は必須の資格だ」と思い、受験を決めました。まだ社会人2年目で、仕事のことも必死な中、資格の勉強時間を確保することができるかどうか不安はありましたが、上司の協力もあり、勉強時間は確保できたと思います。
独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
ライセンスアドバイザー
大学の先輩も総合資格学院に通っており、そのつながりもあったため、ラインセンスアドバイザーとお話させていただきました。私は大学4回生まで部活を続けていたため、勉強を人より開始するのが遅くなるという話をさせていただいた際に、部活をやりきることを優先したうえで、あえて2級建築士から勉強することを進めていただきました。結果的に2級建築士の試験対策で1年間基礎の部分を勉強したことで、1級建築士の応用にすぐ対応することができたので、その件で信頼していたことが、総合資格学院に決めた理由です。
合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
理解するまで追求しすぎるのはよくない
理解を深めることはもちろん重要です。解けない問題は、あればあったで不安にもなりますが、苦手な分野、複雑な問題に向き合う際に答えを丸暗記するぐらい割り切り、少しでも解ける問題を増やし続ける方がよいと思います。
勉強時間のつくり方について、苦労した点・工夫した点
睡眠時間を削ってでも毎日の継続を優先
仕事で帰りが遅くなる日は睡眠時間を削って、1時間だけでも勉強するように、とりあえず机に向かうということを続けました。その時間を最大に生かせるように移動時間などは「何の勉強を、どの様に行うか」を徹底的に考え、メリハリをつけていました。仕事終わりに毎日机に向かう時間はとてもしんどかったです。
当学院で学習した内容が、お仕事で活かせたエピソード
現場で言葉を理解できるようになった
建築の工事現場は専門用語が多く、何を話しているのか理解できないことがありましたが、勉強していくことで、専門用語を理解できるようになったと思います。
当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと
効率的に学習できた
ライブ講義では講義の後に質問ができたり、問題を解いて、わからないところはすぐに質問できたので、とても効率的に学習することができました。またライブ講義の方がとても記憶に残りやすくよかったです。
得意科目と苦手科目
得意科目
苦手科目
得意にできた理由、もしくは苦手科目の克服法
講師を信じ抜くこと
法規に関しては、法令集に必ず答えが書いてあるため、法文の理解と法令集を引くスピードアップを図るトレーニングの繰り返しにより、気がつけば得意科目になっていました。施工は専門用語や細かい数値への理解をひたすら深めていくことで克服しました。
設計製図試験も見据え、学科学習時から正しく理解し、記述できるレベルまで実力を引き上げる指導から感じた効果
意外と記憶に残っている
実際、設計製図試験を考える余裕などないくらいに学科試験の突破だけを考えていたましたが、いざ設計製図試験の学習を始めると、記述の項目は学科試験の記憶が引き出しになっていることが多かったです。
学科合格のポイント
運頼りでもあきらめない試験では見たことがない問題が出てくる上に、試験の雰囲気に飲まれてしまうものだと思います。ですが、4択のテストでもあるため、最後まであきらめずに学習を続けることで、試験でわからない問題は運に頼るぐらいの気持ちで挑むことで、本領を発揮できると思います。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
最後まで上手くいかないことへの焦り
製図試験の学習は毎回わからない要素が出てくるため、最後まで上手くプランニングができず、焦り続けていました。プランニングを克服できたのは、交換添削により、自分以外の人も同じ状況だとわかり、さらに他の人のミスも踏まえて、順を追うごとに様々なことに気がつけるようになり、引き出しが増えたためです。
作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
時間管理
試験時間の6時間という時間の管理をすることがとても難しく、初めは時間が足りないことが多かったです。講義で6時間ぶっ通しの学習を何度も行なったことで、克服できました。
設計製図試験において、学科対策期間中からやっておいてよかった、あるいはやっておけばよかったこと
環境や構造でワードの引き出しづくり
記述に関しては学科試験から対策を行えるため、色々な用語や意味をしっかり理解しておけばよかったと思いました。
製図合格のポイント
ランクⅢ.Ⅳを回避すれば合格できる製図試験の結果を見れば一目瞭然ではあると思いますが、ランクⅡが全体の6%しかいません。不合格のほとんどがランクⅢ.Ⅳであるため、それだけをひたすら回避することを意識していけば、合格にかなりちかづくと思います。
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グループ交換添削
自分で気づけることには限界があり、講師ではなく一緒に勉強をしている他の受講生に教えてもらうことはとても刺激になりました。交換添削がなければ合格しなかったと思います。
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トレイントレーニング
移動時間を有効に学習するには欠かせない教材だったと思います。わかりやすく最小限の情報で、持ち運びのしやすさも含めてとても役に立ちました。
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作図強化講座
設計製図試験は、エスキスが合否を握る試験であるため、作図強化講座により、早い段階で作図ができるように学習できることは後々にとても役に立ったと感じました。