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SPECIAL INTERVIEW
最後まで気持ちを切らさない

谷口 直哉さん (27) 令和3年度 1級建築士合格
- 学歴:
- 大学
- 勤務先:
- ハウスメーカー(工事監理)
- 教室:
- 金沢校
計画:11点 環境/設備:15点 法規:20点 構造:24点 施工:17点
受講講座
- 受験回数:
- 学科2回/設計製図1回
この仕事の道に進もうと思ったきっかけ
住宅展示場へ見学に行った時の記憶から
小さいころから自宅に投函されるチラシの間取り図を眺めるのが好きでした。また、展示場の家の見学に行った時の記憶が残っており、自分の進路を考える際に住宅関係の職に就きたいと考えるようになりました。
1級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
誰もが知っている難関資格へのあこがれ
テレビなどでもよく耳にする1級建築士という資格に「いつかはなれたらいいな」という憧れがありました。合格率の低さから不安はかなり大きなものでしたが「今年1年だけ、他の受験生の誰よりも勉強してダメだったらあきらめよう」と気持ちを固めて勉強に専念しました。
独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
少しでも可能性の高い方法を
学科試験から独学でなく資格学校に通って受験しようと思っていました。難関資格に挑むのだから、1%でも合格率の高い、合格実績のある総合資格学院への通学を決めました。
合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
一緒に試験に挑む仲間の存在の大きさ
資格試験は自分一人で勉強して合格を勝ち取るものだと思っていましたが特に設計製図試験へ向けての学習では、教室の仲間にたくさん助けてもらいました。1年間の学習期間での一番の失敗は一人で黙々と勉強していたことです。せっかく教室に通うのだから仲間は多いほうがいいです。
勉強時間のつくり方について、苦労した点・工夫した点
スキマ時間の有効活用
学習時間の量は受験において非常に重要だと感じました。少しの移動時間には問題を聞き流し、ご飯を食べながらもテキストを読んでいました。夜は、いつもより30分遅くまで勉強し、朝は30分早く起きて勉強しました。これで1日・1時間・1週間で7時間も多く時間を確保できます。
当学院で学習した内容が、お仕事で活かせたエピソード
学校での学習を学校内だけのものにしない
仕事内容は工事監理をしていますが、特に施工の知識、法規の内容が業務にも大きく関わっており、役立つ場面が多々ありました。机上での学習と実際の現場とを結びつけることでより知識を定着させることができました。
当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと
一方通行にならないライブ講義
ライブ講義では都度、講師が理解状況を確認しながら講義を進めてくれるため、理解度に応じて解説をしてくれたりして、その日のうちに理解することができました。学習する内容が非常に多い試験なので、その日のうちに疑問点をつぶしておくことが重要だと思いました。
得意科目と苦手科目
得意科目
苦手科目
得意にできた理由、もしくは苦手科目の克服法
覚えるより理解
構造は終盤まで点数が伸び悩んでいました。最後1カ月ほどでテキストの総復習をするときに数値関係は記憶し、それ以外は覚えるというよりは「なぜその答えになるか」ということに重点を置き学習したところ最後の模試で点数が上がりました。
設計製図試験も見据え、学科学習時から正しく理解し、記述できるレベルまで実力を引き上げる指導から感じた効果
製図試験は学科試験の延長線
設計製図試験は学科試験の知識が十分にあることが前提で行われる試験で、特に法規や構造は深く関わってくる部分で、製図試験の対策期間に入ってからも法令集を確認することがありました。
学科合格のポイント
学習時間×学習の質=学習量単純に学習量の多さが合否を分けるポイントだと思いました。学習時間が短くても毎週のテストで好成績を残す人も中にはいますが、自分は自信があまりなかったために学習時間を人よりも多くとることで学習量を確保しようとしました。35時間/週以上を意識して取り組みました。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
エスキスはあきらめることも大切
エスキスは最後まで不得意なままでかなり時間がかかってしまっていました。うまく収まらずに微調整ばかり繰り返していましたが、後にこれが一番いけなかったと気づき、多少気になる部分はあってもそこは切り捨てて製図に進むことで全体の時間配分を優先しました。時間配分を常に意識することが大切だと思いました。
作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
作図はただ線を引く作業
エスキスまでで考える工程は終わっていて、作図はただ無心に線を引いていました。考えないので手も止まらず時間短縮には一番有効でした。
設計製図試験において、学科対策期間中からやっておいてよかった、あるいはやっておけばよかったこと
計画の要点は学科序盤から学習可能
計画の要点は記述式で毎年出題のあるような内容もあるので学科の知識と合わせて学習ができそうだと思いました。
製図合格のポイント
時間配分とチェック設計製図試験はたったの6時間30分で図面を描き上げなければいけないため、時間配分が重要になります。また、課題文の読み落としや図面への描き込み忘れも必ず発生するので、都度しっかり確認してミスをつぶすことが大切だと感じました。
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学科テキスト
各科目の内容が濃く、学科試験の勉強はほぼ学科テキストをメインにして学習をしました。講義の内容や自分で調べたことなどもすべてこのテキストに一元化して活用していました。
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グループ交換添削
設計製図の講義では基本的に自分の図面と解答例しか見ることがありませんが、交換添削などを行うことにより、他の受講生の図面から新しい発見があり、また、他の受講生から自分の図面に対しての指摘により、今まで見落としていたことに気づけました。
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今年絶対合格する合格ダイアリー
学科試験も製図試験も自身で立てる学習計画が重要だと思います。毎週の講義終わりに翌週一週間の予定をすべて立てます。自分で立てた計画をなるべく変更しないように学習を行っていくのに役立ちました。
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