合格体験記 二級建築士畑野 晃平さん

SPECIAL INTERVIEW

やれることをやる

畑野 晃平さん (25) 令和3年度 2級建築士合格

学歴:
大学院

勤務先:
ハウスメーカー(意匠設計)

教室:
吉祥寺校

受講講座

受験回数:
学科1回/設計製図1回

私の受験ストーリー

現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ

建築によって社会に関わることができる

ものづくりは昔から好きで、自分にできること、得意なことを仕事に活かしたいと思っていました。それが誰かの居場所をつくることに繋がるのは、この上ない天職です。建築は、個人の居場所でありながら、街、さらには社会の一部分をも形成しています。そのような価値を生み出すことができる有意義さに惹かれ、現在の仕事を選択しました。

2級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法

時間があったため

大学院の卒業が決まったときには1級建築士を受験しようと考えていましたが、資格が発行されるのは実務を2年経験してからになります。それならすぐに取得できるものを、と思い受験を選択しました。不安は特にありませんでした。

独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由

効果的・効率的な学習方法を求めて

正直なところ、製図は実務の経験が活かせるものと思えませんでした。また、市販の参考書は内容・実習の課題数が不足しており、フィードバックもないため、何が良く何が悪いかの判断をすることが難しかったです。十分なフィードバックと効率的な時間の使い方を期待して、先輩にすすめられた総合資格学院の受講を決めました。

合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード

苦手分野にこだわりすぎた

製図試験は、基本的な部分を押さえてあれば、そこから先は総合的に良いもの、全体の密度が高いものが合格に繋がるものだと思います。そのため、基本を押さえたら、苦手分野に時間を割くよりも全てを平均的、もしくはそれ以上にこなせるよう時間を割くことが効率的な学習方法になるかと思います。時間の使い方を誤りました。

勉強時間のつくり方について、苦労した点・工夫した点

自分をしっかり把握する

自分の能力を適切に評価し、できること・できないことを明確にすることを重視しました。得意分野で点数を稼いでも、致命的なミスをすれば落ちてしまうのが製図試験です。そのため、課題が出されても、自分ができないことを中心に時間を配分し短縮化を図ることで、仕事終わりのわずかな時間でもこなせるようにしていました。

当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと

フィードバックが速い

学院では、講師が毎週来てくださるため、できないことの学習方法、課題の良し悪しについて、その日のうちにフィードバックをいただけます。次の週では、それを意識して学習することができました。自分の状態を客観的にプロの目で判断していただけたことは、学習の一助になりました。

設計製図攻略法

エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと

段階のルーティン化

学院では、課題文読み、必要事項の書き出し、エスキスなど、全ての課題に段階分けがされていて、目標とする時間があります。時間管理も対応力もつく指導内容ですが、慣れるのに時間がかかります。数をこなしていくと、時間内に仕上げるべきことがルーティン化し、エスキスや密度上げに時間をかけることができるようになっていきました。

作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと

描くスピードの伸び悩み

私は製図のスピードが遅く、目標時間に間に合わないことがしばしばありました。雑に描くことでスピードアップしましたが、パッと見の印象が悪い図面は落ちる可能性が格段に上がってしまいます。そこで、課題文を読む速さを活かして時間をつくり、エスキスをある程度パターン化しておくことで、全体の時間短縮を図りました。

学科対策期間中からやっておいてよかった、あるいはやっておけばよかったと感じたこと

実務でも活きる法令は大切

意匠設計の実務をしていると、法令の知識はもっとも重要です。これからもずっと付き合いのある分野と意識して、学科対策を行っていました。そのため、製図に必要な法令の知識も、前もって頭に入っていることが多かったように思います。実務に直結するものなので、いち早く頭に叩き込んだ方が良いでしょう。

製図合格のポイント

自分と向き合うこと

よく言われることですが、模試で良い点を取っても大した意味はありません。自分の実力の客観的な判断という、自分と向き合うためのツールです。クラスや受験生全体での順位に一喜一憂する時間は、弱点探しや昨日できなかったことをできるようにする時間に当てた方が良いでしょう。

メッセージ

2級建築士取得者は実務経験を問わず1級建築士試験を受験可能ですが、チャレンジしたいと思いますか?

1級建築士は受験します。自分が所属している部署は、商業施設や集合住宅がメインなので、1級が必要です。2級の資格取得を通じて、勉強の習慣も身につき、実務を通して理解しやすいことも増えている今がチャンスだと思っています。

合格後の心境や、周りの変化、今後の目標や抱負

知識や資格は、実務に必要ないものや必要でも、学んだ方がためになることばかりです。大切なのは、できないことをできるようになろうという気概のような気がしています。知識欲とも捉えることができるかもしれません。常に向上心を持つことは忘れないようにしたいと思います。

資格取得をめざす方へアドバイス

やろうと思えばできる可能性が生まれます。明日やろう、次に期待しようとして今日できない人は、どうせ明日もできません。やりましょう。

総合資格で良かったところ

  • 製図模擬試験

    自分の能力を把握するのに、模試は欠かせません。日々の学習は断片的で、総合的に自分の立ち位置を把握することが難しいです。模試は、現在の自分は何ができて何ができないかを把握するのに良いツールでした。

  • オリジナル製図課題

    製図試験には、毎年サプライズと呼ばれる例年にはない課題が出ます。それに対応して、今までで出てこなかった内容の学習を行い、慣れることができるのがオリジナル課題です。これに取り組むことで、できることを先に、難しいことは時間に余裕を持って後からじっくり取り組む、といった対策を取ることができます。

    詳細はこちら

総合資格学院は
あなたの合格を
応援します!

2級建築士を目指すなら

2級建築士
講座案内

まずは資料請求・
受講相談から