合格体験記 一級建築士荒川 夏菜子さん

SPECIAL INTERVIEW

楽しむ!

荒川 夏菜子さん (27) 令和4年度 1級建築士合格

学歴:
大学院

勤務先:
ハウスメーカー(意匠設計)

教室:
町田校
本試験得点 108点

計画:17点 環境/設備:20点 法規:26点 構造:25点 施工:20点

受講講座

受験回数:
学科1回/設計製図1回

私の受験ストーリー

現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ

人と話すのが好き

建築を学ぼうと思ったのは、高校のとき数学が得意だったのと、絵を描くのが好きだったこと、そしてなんとなく楽しそうだし一番向いているんじゃないかなと思ったからです。建築の仕事にも色々ありますが、そのなかでも住宅設計の道を選んだのは人と話すのが好きだからというのが大きいです。

1級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法

知識を増やしたい

入社3年目になり、仕事をするうえで法規や構造の知識不足を感じていました。そんな「建築の知識を増やしたいな」と思っていたときに、最も手っ取り早いのが1級建築士の試験勉強だと思い受験を決めました。資格も取れれば仕事の幅も広がるし、勉強しておいて損はないかなと。残業もそんなに多くなかったのであまり不安はなかったです。逆にこれから忙しくなるので今年取れなかったらちょっと厳しくなるかなとは思っていました。

独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由

対面の直接指導

2級建築士受験の際に、講師の方々に大変お世話になったので、通うなら総合資格学院と決めていました。教材も充実していますし、なにより講師の方に直接ご指導いただけるのが決め手でした。2級の講座を含めて色々な講師の方に教えていただきましたがどの講義もわかりやすかったですし、教務スタッフも含めて親身に相談にも乗ってくださるので総合資格学院にしてよかったなと思っています。あと対面じゃないとさぼっちゃいそうだったので……。

合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード

試験当日前の席に……

学科試験当日のことなのですが、受験会場でふと前の席の受験者名を見たらまさかの会社の上司で震え上がりました。結構厳しい方で……。結局会場にはいらっしゃらなかったので平常心で受けられましたがもし鉢合わせをしていたら受かってなかったかも(笑)。あと反省点というわけではないのですが、当日勘で当ててる問題が結構あって……。よくやったと全力で自分を褒めたいです!

勉強時間のつくり方について、苦労した点・工夫した点

家には持ち帰らない

平日夜は終業後ファミレスとかカフェで閉店まで宿題、移動時間や寝る前はアプリとかで過去問を解いていました。全範囲を何回も復習……となると時間が足りないので、苦手なところだけ何度も見直せるように間違えた問題にチェックをつけていたのと、試験前2カ月くらいは毎日5分でもいいので全科目に目を通すようにしていました。個人的には息抜きと運動は心身の健康のためにした方が良いと思います。私は毎週講義がない休みの日、19時半以降は趣味の時間に充てていました。家には机がなかったので基本家に帰ったらお風呂に入って寝るだけで睡眠時間もしっかり取れて健康でした!

当学院で学習した内容が、お仕事で活かせたエピソード

話の引き出しが増えた

法規の知識が自然に出てくるようになります。あと職場で法令集引くようになりました(笑)。 直接活かせたことはまだあまりない気がしますが、話の引き出しはかなり増えたかなと思います。

当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと

効率の良い学習ができた……あと楽しかった

映像よりライブの方が何倍も集中できるので、効率の良い学習ができたと感じています。そしてなによりその場で質問できるのが良かったです。話しながら覚えると何故か忘れないので直前は雑談みたいな感じで色々質問していました。あとはクラスメイトに語呂合わせ教えてもらったり……。交流があるのが良い点かなと思います。朝起きるのは嫌でしたが、それ以外は毎週講義に行くのが楽しみでした。

学科攻略法

得意科目と苦手科目

Strong and weak points

構造

得意科目

施工

苦手科目

得意にできた理由、もしくは苦手科目の克服法

直前期の気合い

施工は範囲が広いうえに細かい数字が多いので、とにかく理解を深めるのが大変でした。直前期の気合いで乗り越えた感じです。直前に問題を解いたり、テキストを声に出して読んだりと必死で頭に叩き込んで脳みそをパンパンにして本試験に臨みました(笑)。あとは完全に直前特別対策講座のおかげです!

学科合格のポイント

真面目に、素直に

真面目に講義に出席し、素直に講師の言うことを聞いていたからだと思います。 講義内に実施するテストは全て必ず満点を取る気持ちで臨み、わからないことがあったら必ずその日のうちに講師に質問して解決するようにしていました。予習、講義をしっかり聞く、疑問点はその日のうちに解決、復習……のルーティーンが早めにつくれていたのもよかったのかな。講師と仲良くなって相談しやすい環境をつくれたのも大きかったと思います。

設計製図攻略法

エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと

なるべく早く基礎を固める

記述に関してはやらなきゃ……と思いつつ、結局後回しにしてしまったので最後の1週間で頭に叩き込んだのですが、もう少し余裕を持てればよかったかな。記述で何を書くかを意識しながらプランニングできるようになったのがわりと後半だったので、最初からそこを意識しておけばよかったなと思います。エスキスはスパン割りの決め方や1/1000の時間配分に苦戦しましたが、講師やクラスメイトに色々教わりながら課題を解いていくなかで自然と掴めていった感じです。製図試験の苦手克服はどれだけ課題の数をこなせるかが勝負だと思うので、とにかくエスキスと作図の手順を早く覚えて基礎を固めるのが必須かなと思います。

作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと

ミスを減らすために自分のチェックリストをつくる

作図自体は2級のときに経験していたので苦手意識はなかったのですが、図面に記入しなければならない項目が2級とは桁違いに多いため、細かいミスや描き忘れが無くならず苦労しました。何回同じミスをするのかと自分に憤りを感じていました(笑)。 早い段階から自分なりにチェックリストをつくって抜け漏れをなくす努力をしておけばよかったと思います。製図は体力勝負の部分もあるのでなるべく体に負荷のかからない勉強の仕方を早めに見つけるのがおすすめです。例えばシャーペンにはグリップをつけるとか作図の姿勢を工夫するとか。

製図試験において、学科対策期間中からやっておいてよかった、あるいはやっておけばよかったと感じたことを教えてください。

設備設計の理解

強いて言うなら空調設備とか電気設備とかは学科でしっかり理解できているとだいぶ有利です。普段住宅設計をやっていることもあり設備設計にはかなり苦労したので…。ただ学科対策中に製図試験を意識する必要は特に無いと思います。学科を高得点でパスできると製図も楽なので、まずは学科の勉強をしっかりやる方がよいのかなと思います。

製図合格のポイント

講師とクラスメイトの存在

クラスメイトとの交換採点実習でお互いの図面を講評しあって色々指摘をもらうことで知識を増やしていけたのが良かったです。クラスの雰囲気もよく、正直遊びに行く気持ちで製図の講義を受けていました。自習ついでに別のクラスにも遊びに行ったりしていました。講師にもクラスメイトにも本当に感謝しかないです。あとはメンタル強いっていろんな人に言われるのでそれもあるかも!メンタル超大事です。当日は自信を持って挑むのがポイントです。

メッセージ

合格後の心境や、周りの変化、今後の目標や抱負

まずは得た知識を活かして、より良い住宅設計ができるように努力を続けていきたいです。住宅以外にも店舗や公共施設など色々と興味はあるので、いつかは仕事の幅を広げられればと思います。資格に関しては建築関係だとインテリアコーディネーター、エクステリアプランナー、宅建士は取得したいなと思っています。あとはファイナンシャルプランナーもゼロからのスタートですが勉強してみたいです。

資格取得をめざす方へアドバイス

資格取得は長い戦いになります。どうせやるなら嫌々ではなく楽しく!学習環境は自分の心持ち次第でいくらでも変えられると思います。資格勉強のどこかに楽しみを見出してそれをエネルギーに変えてください!知識が増えれば増えるほど勉強はもっと楽しくなります。応援してくれる周りの人に感謝を忘れず、素直に、ひたむきにがんばってください〜。

総合資格で良かったところ

  • 合格サイクル+継続学習

    演習テストや復習テストで必ず満点を取る気持ちで講義を受けたり宿題に取り組んだりすることで、日頃からコツコツ勉強するモチベーションを保てていたと思います。負けず嫌いなので1問でも間違えると悔しくて……。もう二度と間違えないように頭に叩き込んでいました。

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  • アウトプット強化講座

    プラスαの知識も増えますし、当日の復習も兼ねられるので講義内での知識の定着という意味でも、自己学習の効率化という意味でも受講してよかったと思っています。

  • 学科模擬試験

    過去問だとどうしても丸暗記になってしまう部分もあったので、応用力を鍛える面で4回模試があったのはかなりありがたかったです。現状の自分の立ち位置や不得意分野も見えてくるので、その後の学習の指針にもなりましたし復習教材としてもかなり活用できました。6月、7月はほぼ模試の復習をしていた気がします。

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