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SPECIAL INTERVIEW
合格するまでやめないことをスタートの段階で決意

石井 奈恵さん (29) 令和4年度 1級建築士合格
- 学歴:
- 大学
- 勤務先:
- 設計事務所(意匠設計)
- 教室:
- 川崎校
計画:15点 環境/設備:14点 法規:27点 構造:26点 施工:15点
受講講座
- 受験回数:
- 学科3回/設計製図1回
現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
地元の駅の改修をうけて
高校生のときに東急田園都市線のたまプラーザ駅の改修が行われ、建築物を中心に人々の行動が変化し、街の活気がガラッと変わりました。そのことに感動したのがきっかけで、建築が学べる大学に進学しました。現在では利用する方や、お施主さまの感動をより近くで感じたいと思い、住宅を主に設計する設計事務所に勤務しています。
1級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
理想の女性像に近づくために
私は学生時代から、家庭でも仕事でも自分のポジションを確立しているキャリアウーマンに強い憧れがありました。24歳のときに結婚し、その際に自分の理想の女性像に近づくためには20代後半で1級建築士試験に合格、仕事を安定させ、30代で子育てと仕事を両立させるほかにないと思ったことが1級建築士試験の受験を決意した理由です。受験勉強をはじめる際には勉強時間の確保、環境の整え方について不安がありました。チューターの方々からのアドバイスや、同じクラスに通っているクラスメイトの話を参考にして少しずつ克服していきました。
独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
資格を取った後のサポートも充実していた
私が総合資格学院を選んだ理由は、1級建築士試験合格後も転職などのキャリアサポートが充実している点や、定期講習など一生お付き合いできる会社だと思えたからです。実際に通ってみて、講師の方々と休憩中に実務の話をしたり、教務スタッフと普段の話をしたり、クラスメイトと仲良くなったりと、ライブ講義だからこそたくさんの人と知り合うことができたと思いますし、皆さんとのつながりを今後とも大切にしていきたいです。
他講習と比較して、実際学院で学んでみて
精度の高い教材、チューターの方々のアドバイス、講師が教室にいてくれる安心感
宿題、テスト、模試、教材などすべてに順位がつけられ自分の立ち位置がいつも明確になり毎週講義のたびに目標を設定することができました。今思えばチューターのみなさんが諭してくれる内容は「次週の目標は何か」「その目標を達成するためにはどのように学習していけばよいか」の2点だったと思います。ライブ講義でわからないところは講師にすぐに質問することができ、勉強が1年目のときより格段にはかどりました。
合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
体調管理も試験対策の一つと痛感
体調不良でゴールデンウイークに全く勉強できなかったことがありました。ゴールデンウイーク講座もオンラインで受講する形となり、かなり焦ったことが印象に残っています。その後、その焦りのおかげもあり勉強がかなりはかどりましたが……。コロナ禍ということもあり、体調管理も試験対策の一つだなと心から思いました。
勉強時間のつくり方について、苦労した点・工夫した点
絶対今年合格するダイアリーを通して隙間時間を確認
毎日、ダイアリーを通して自分の生活の隙間時間がどこにあるのか確認し、隙間時間で暗記、まとまった時間で演習問題を解くようにしていました。5月以降は学院の自習室やワーキングスペースなどを利用して、仕事時間以外のまとまった時間が毎日確保できるように工夫しました。
当学院で学習した内容が、お仕事で活かせたエピソード
法規の知識で申請業務がスムーズに
実務では戸建住宅の確認申請業務をすることが多いのですが、法規が得意だったこともあり講義で習った知識を活かして以前よりスムーズに申請を通すことができるようになりました。また、法改正があったところなどは上司や同僚などからも質問を受けるようになり、審査機関の担当の方とも対等な立場で話ができるようになったと感じています。
当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと
すぐに質問できる環境がとても効率的だった
自分で理解できなかったことをすぐに質問できる点がとても助かりました。具体的には講義中にわからない難しいと感じた部分には付箋を貼っておき、休憩時間、講義終了後にすべての付箋が外れるまで講師に質問しました。質問してみて「意外と簡単なことだったんだ」となることも多く、講師に直接聞いたことは印象深くなるので、1回の質問で覚えられるなどライブ講義のおかげで学習がかなり効率的に進んだと感じています。
得意科目と苦手科目
得意科目
苦手科目
得意にできた理由、もしくは苦手科目の克服法
図解してくれたので理解が深まった
法規は実務で活用できることが多々あるため、実務と照らし合わせながら学習することで効率よく勉強できていたと思います。施工は設計業務を行っているとイメージしにくいことが結構あったので、その都度講師に質問していました。担当の講師は現場経験が乏しい私にも理解できるように、よく黒板に簡単なスケッチを描いてくれました。私はそのスケッチを写真に撮って、帰宅後自分の施工のノートに書き写すことでイメージをインプットしました。
設計製図試験を見据えた、学科学習時から正しく理解し、記述できるよう指導を行いましたが、感じた効果を教えてください。
文章でのアウトプットのトレーニングになった
講義でインプットした内容を文章でアウトプットすることは、やりはじめは時間がかかりましたが、徐々にスムーズに行えるようになり、製図の時間制限があるなかでの記述でも大いに役立ったと思います。学科の学習でもノートにまとめるスピードが上がったりと効果があったと思います。
学科合格のポイント
直前期に教材を絞って取り組めたこと直前期前までに問題集やトレトレ、演習テスト、達成度テストなど日々学院で学ぶ教材で学習の完成度は高めていたので、直前期には模試、直前講座、問題集の3つに絞って復習しました。直前期にやるべきことが明確にあり、すべてやり切れたら合格できると確信して取り組めました。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
クラスメイトとの会話のなかで克服法を発見
製図講義をはじめて1カ月半くらいは、エスキスがキレイにまとまらず何がダメかもわからない状況でした。講義後にクラスメイトの受験経験者のエスキスを見せてもらい、何を考えながらエスキスしていったのかを聞いて、いいところはひたすら真似していきました。グループ講義ということもあって、課題後に行うミーティングでの会話は発見がたくさんありました。
作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
作図時間の短縮
なかなか作図時間が縮まらず、最終チェックまで到達できずにランク4……。製図試験の2週間前までこんな状況でした。8月のお盆の時期に行う作図強化のときのダイアリーを常に見直し、2時間半で作図することを目標に続けた結果、試験直前に目標時間で作図できるようになりました。製図の講義がはじまってからダイアリーにまとめていたことは直前期に自分の宝になりました。
製図試験において、学科対策期間中からやっておいてよかった、あるいはやっておけばよかったと感じたことを教えてください。
作図の強化
作図のスピードが縮まらないことで1カ月半ほど悩んでいたので、作図の強化を学科のときに取り組めたら製図がもう少し広い視野で取り組めたかな……と思います。
製図合格のポイント
試験前日に全課題の作図用紙の製本を見直した講義での課題でほとんどの課題がランク4だったので、講義でやってしまったミスを試験でやらなければいいと思いました。講義での課題は添削済みのものを製本していたので、講師に指摘されたミスを集計し試験中に気を付けるべきことを試験時間に照らし合わせて時系列でまとめました。試験中に「あの課題でここを間違えたな」など、今までの課題をミスとともに思い出しながら取り組むことができました。
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学科模擬試験
模試の多さも学院に通うことに決めた理由の一つでもありましたが、模試(1)の段階から常に順位を気にして勉強に取り組むことができ、模試を受けることで勉強の効率がかなり上がったと実感しています。また、学科試験本番中に模試の復習が役立った場面があり、試験中に焦ることなく問題が解けました。
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トレイントレーニング
通勤時間に活用できるトレトレは、常にかばんに入れて隙間時間があれば見るようにしていました。理解できてない問題には、細い付箋を貼って目立つようにし、講義内容がインプットできるまで繰り返し見ていました。
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作図強化講座
学科試験が終わり、はじめにでたトレースの宿題に8時間かかってしまい、作図時間の短縮に不安を覚えていましたが、作図強化講座を通して半分の時間で作図できるようになりました。作図強化講座で教わった作図の時間短縮ポイントをその後1カ月意識して作図することにより2時間半で作図できるようになり、製図試験合格には欠かせない講座だなと実感しました。