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SPECIAL INTERVIEW
死ぬほどがんばった甲斐があった!!!!!

黒田 廉さん (22) 令和4年度 1級建築士合格
- 学歴:
- 大学
- 勤務先:
- 建設会社(施工管理)
- 教室:
- 池袋校
計画:17点 環境/設備:20点 法規:25点 構造:28点 施工:17点
受講講座
- 受験回数:
- 学科1回/設計製図1回
現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
震災を経験して
私は宮城県出身で小学校のころに東日本大震災を経験しました。津波で壊滅した街を見て絶望しましたが、その後、何もなくなった更地から建物ができるのを目の当たりにし、建築という手段で復興をめざす人達に心を動かされ、その経験から建設業に携わりたいと思うようになりました。
1級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
1級建築士をいつかは取得したかった
大学入学時から1級建築士を取得したいと思っており、建設業界への就職活動中によりその思いが強くなりました。また、現在の会社の面接時に1級建築士を取得すると宣言したことで、やる気を評価してもらいました。試験自体の合格率の低さや実務経験がないことが不安でしたが、がむしゃらに努力をすることで不安を打ち消しました。
独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
対面講義は集中できる環境
コロナの影響で大学でもリモートによるオンラインでの講義がありましたが、質問に対する受け答えが少ないうえ、講義の空気感があまり感じられず集中しにくいという印象を抱いていました。そんななか、対面で講義を受けられる総合資格学院は自分にとって集中しやすい環境でとても魅力的でした。費用が安いから他の資格スクールで、という選択肢はなかったです。
合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
日常業務の忙しさのなかで
日常業務が忙しく体力や精神力が削られている状態で、講義に集中し続けるのが難しいことがありました。そんなときは講義や勉強は発見の場で楽しいものだ、と自分に言い聞かせて集中力を持続するよう努めました。また、模試やテストのランキングを見て、やる気を奮い立たせていました。
勉強時間のつくり方について、苦労した点・工夫した点
勉強時間は作れる、あとはどう継続するか
どんなに仕事が長くても睡眠時間を削って1日3時間は勉強しました。3時間睡眠の日もたびたびありましたが、試験本番直前まで継続しました。これは誰でも考えることができる勉強時間のつくり方ですが、実行するのは大変です。そこで、他の受講生をライバルに見立て、自身のモチベーションをアップさせて努力を継続しました。
当学院で学習した内容が、お仕事で活かせたエピソード
教えてもらう時間の短縮
学院で学習したことで、仕事の現場で先輩からの指示について教えてもらう時間を短縮でき、施工管理の業務を実行する際も選択肢が広がったと思います。
当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと
オンラインや動画にはない魅力
講師の方々に直接質問をして答えてもらえるのは、オンラインや動画にはないライブ講義の大きな魅力です。また、テストでミスした人が多かった問題などをその場で重点的に教えてもらえたので、わからないまま講義が進むことがなかったです。この点もライブ講義というメリットをいかせていたと思います。
得意科目と苦手科目
得意科目
苦手科目
得意にできた理由、もしくは苦手科目の克服法
原理の理解に努める
施工に関する実務経験がなかったため施工という科目に苦手意識がありましたが、学院の講義がわかりやすかったので苦手意識がなくなっていきました。また、講義後にわからないところを積極的に質問した結果、施工の原理を徐々に理解できるようになりました。施工の原理を理解した後は応用もしやすかったです。池袋校での講師とのめぐりあわせに感謝しています。
設計製図試験を見据えた、学科学習時から正しく理解し、記述できるよう指導を行いましたが、感じた効果を教えてください。
設計製図対策でスタートダッシュ
学科の講義の際、講師から製図試験で応用できる箇所は常に教えていただいたので、製図の座学を最小限にして設計製図試験の対策に集中することができました。学院の指導のおかげで設計製図対策のスタートダッシュができたと思います。
学科合格のポイント
自分に合った勉強方法、そしてあきらめないはじめのうちは勉強のやり方自体がわからず試験の点数がのびなかったため、学院が主催してくれた1級建築士合格者の講義などで情報を集め、自分に合った勉強方法を構築しました。勉強しても点数が伸び悩み、あきらめかけたこともありましたが、努力だけは継続しました。あきらめなかったことが合格のポイントです。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
記述対策を徹底的に
実務経験がなかったせいもあり、試験の直前まで記述には苦労しました。記述の勉強のために通勤時間を使って、過去に出題された問題の解答や学院での講義の内容などを徹底して理解することに努めた結果、記述の苦手意識を克服できました。
作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
作図の遅さは練習で克服する
同じクラスの受講生に比べ作図が15〜30分は遅れていました。そのため、エスキスを速くすることに集中しました。1/1000を何度も作成し、課題であたえられたエスキスを繰り返し練習することで、最終的にはエスキスの際、直感的に1/400を作成できるまでになりました。
製図試験において、学科対策期間中からやっておいてよかった、あるいはやっておけばよかったと感じたことを教えてください。
学科試験にまず集中する
学科試験に合格するのは大変なので、まずは学科試験の勉強に集中しました。学科は学科、製図は製図で切り分けながらも、学科のどの科目が製図試験に役立つかをイメージしながら勉強するのは大切だと思います。
製図合格のポイント
ほめ上手な講師の存在講義の際、講師が私を何度もほめてくれて、モチベーションがとても上がりました。自分でもほめられると伸びるタイプとわかっていて、講師からほめられた結果、製図の理解が非常に進みました。また、調子に乗りすぎるとたしなめられたので、とても受講生想いの講師だったと思います。