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SPECIAL INTERVIEW
積み重ねてきた努力を出し切ることが大切

森下 陽一郎さん (43) 令和4年度 1級建築士合格
- 学歴:
- 大学
- 勤務先:
- 建設会社(施工管理)
- 教室:
- 金沢校
計画:14点 環境/設備:15点 法規:25点 構造:22点 施工:23点
受講講座
- 受験回数:
- 学科3回/設計製図1回
現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
地図に残る仕事をしたい
実家が工務店をしていたため、小さいころから住宅現場を見る機会が多く、更地から家が建っていくことに影響を受け、工業高校に進学しました。そこで、公共施設の建設現場を見る機会があり、スケールの大きさに圧倒されていると現場監督が『自分たちの携わった建物が多くの人の役に立つ仕事』『地図に残る仕事』と言っていた事が印象に残り、建設会社で働きたいと考えるようになりました。
1級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
技術者としてのスキル向上を図りたい
1級建築士試験には過去に挑戦したこともありましたが、試験自体が高難度で仕事との両立も難しく、何度も跳ね返されあきらめた資格でした。ただ、近い将来に現場を統括する立場になるため、技術者としてスキル向上を図りたいと考えて、再チャレンジすることを決意しました。家族と職場の上司の協力もあり、勉強に打ち込むことができる環境を整えることができました。
独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
飛びぬけた合格者数
総合資格学院の飛びぬけた1級建築士の合格者数で決めました。あとは、蓄積された情報と技術を生かした豊富な教材と学習設備。豊富な知識と経験を持つスタッフや講師によるライブ講義。そして、講義当日に疑問点などを解決できる環境が整っていることが決め手でした。
合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
苦手な科目の克服に没頭しない
学院の学習の進め方を基に、自分で決めたルーティンを変更して苦手な科目の克服に没頭してしまい、他の科目の復習が疎かになったため、模擬試験で苦手な科目の点数は上がったものの、他の科目の点数が下がり、結果、前回の模擬試験より点数が下がってしまいました。自分で決めたルーティンを確実に繰り返すことで知識の定着を図ることが大事です。
勉強時間のつくり方について、苦労した点・工夫した点
空いている時間を上手く使う
学科は通勤時間や昼の休憩時間にe講義で動画を視聴していました。現場ではタブレットを持ち歩くので、時間があれば1問でも多く問題を解いていました。製図になってからは課題文などを持ち歩き、エスキスまでの流れを繰り返し練習していました。
当学院で学習した内容が、お仕事で活かせたエピソード
曖昧な知識を確実な知識に
建築の施工管理を行っているため、電気や給排水、換気設備の知識が曖昧で、担当者や協力業者にお任せしている傾向にありましたが、学習しているうちに専門用語を理解できるようになり、設備のシステムや配管ルート等の建物全体を理解できるようになり、自分の意見を交えての意見交換が行えると実感しました。
当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと
わからないことや曖昧なことがその場で解決できる。
最初は勝手がわからず、ただ覚えるだけで良いと思っていましたが、講義を重ねるごとに仕組みや原理・原則を理解しないと答えにたどり着けないと感じたため、講義でわからないことや曖昧なことは、その場で講師に質問し解決するように心がけました。また、理解しにくい・間違えやすい・勘違いしやすいポイントも時間をかけて説明してくれるので、非常に助かりました。
得意科目と苦手科目
得意科目
苦手科目
得意にできた理由、もしくは苦手科目の克服法
イメージすることが大切
施工管理をしているので、施工は問題文を読んでいて、すぐにイメージできましたし、数値なども覚えていたので確認しながら進めることができました。しかし、目に見えない環境をイメージするのが難しく、まずは何度もテキストを読み込み、問題集をこなし、キーワードを暗記することに集中し、次の段階で原理・原則をイメージすることができるところまで理解を深めていくことにしました。
設計製図試験を見据えた、学科学習時から正しく理解し、記述できるよう指導を行いましたが、感じた効果を教えてください。
プランニングの整合性に対応
学科試験から製図試験までの期間が短く、製図に必要な知識を再度、学びなおす時間はないと講義で聞いていたので、覚えるではなく文章にして説明できるようなトレーニングが必要だと感じました。そして製図への意識づけを行うことで、記述内容とプランニングの整合性を図るうえでスムーズにイメージできるように感じました。
学科合格のポイント
間違えた問題を次は間違えない対策をとること各テストや模擬試験の点数に一喜一憂せずに、間違えた問題に対して復習シートを活用するなどの本試験では間違えない対策を講じることが重要だと思いました。とにかく本番も自信が持てない問題に時間を掛けず後回しにして、自信のある問題から取り組みました。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
多くのプランを見て良いところを吸収
エスキスプロセスから設計条件の整理でプランを1つ直すと別のところで整合性が取れなくなることが多く、エスキスが全くまとまりませんでした。そこで、自分のプランと学院のプランを照らし合わせるのと、他の受講生のプランも見て色んな考え方を吸収することを意識していました。
作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
作図スピードの遅さ
最初は他の受講生に比べて、作図スピードが圧倒的に遅かったです。学院のマニュアル通りに描くことを意識し順序を確実に覚え、何回も作図することで、体が覚えて自然と作図スピードが上がり、チェックする時間をつくることができました。
製図試験において、学科対策期間中からやっておいてよかった、あるいはやっておけばよかったと感じたことを教えてください。
要点の記述を意識した知識の取得
要点の記述を意識していました。学科では、曖昧な知識や自信がなくてもキーワードを抑えておけば問題文のなかから正答肢を選択することができますが、要点の記述は、覚えた知識を総合的に組み合わせて記入するため、曖昧な知識を減らすことが重要だと感じました。
製図合格のポイント
中間チェックと最終チェックで重大なミスを防ぐ法令への重大な不適合と設計条件に関する基礎的な不適合に該当する見落としを防ぐことに専念しました。次に、学科合格から製図試験まで、2カ月半しかないので、同じミスを繰り返さないことと減点になるミスを徹底して防ぐことを意識しました。
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合格サイクル+継続学習
当初は『復習をしっかり行おう』とのんびり構えていましたが、各講義が予習ワークからはじまり、定着度確認テストまでの3週間サイクルできっちりと予定が立てられていて、先行して予習をしっかり行わないといけないと方向性を変えることができました。
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コンパクト建築作品集
過去に出題された作品、出題される可能性が高い作品、最新の建築作品と幅広く網羅されていて、この圧倒的な情報量あれば、効率的に覚えられると感じました。
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今年絶対合格するダイアリー
過去の実績を基に合格するための基本的な技術や知識が詰め込まれていて、合格達成までの過程を確認できるので助けになりました。特に、過去の受講生が合格に有した時間と比較できたので、自分自身のスケジュール管理の目安になったし、学習する習慣をつけるために大いに役立ちました。
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