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SPECIAL INTERVIEW
気合!

小野 真鈴さん (25) 令和4年度 1級建築士合格
- 学歴:
- 大学院
- 勤務先:
- 設計事務所(構造設計)
- 教室:
- 山形校
計画:14点 環境/設備:17点 法規:26点 構造:22点 施工:16点
受講講座
- 受験回数:
- 学科1回/設計製図1回
現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
ものづくりが好きだった
小さいころから、モノづくりをしたいと考えていました。そして、中学一年生のときに、東日本大震災を岩手県内陸部で経験し、建物が大きく揺れ、怖かった記憶があります。そこで、自分で地震に強い安全な建物を設計したいと考えるようになり、大学では建築学科構造コースに進学し、大学院まで構造を学び、縁もあり現在の設計事務所に就職しました。
1級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
必要不可欠
就職先から内定をいただいたことで建築士を受けようと決断しました。社会人二年目、三年目は忙しくなることが想像できたため、一年目で取ろうと思い、前年の10月ごろから総合資格学院に相談をしていました。しっかりと受験勉強時間をつくれるかという不安はありました。しかし、就職する会社の社員さんや学院スタッフと話し、不安はなくなりました。
独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
性格上、独学ではできないと思ったから
令和3年度に独学で、やれるところまでやって1級建築士試験を受けようと考えていました。結果、一人では自分に甘えてしまい、試験も受けることなく、独学では無理だと思いました。そこで内定もいただいたので、一年のコースで受けようと覚悟し、総合資格学院を選びました。
ご自身と独学者を比べてみて、一番大きな違いは何でしたか。
環境の違い
毎週日曜日に、他の受講生と一緒に講義を受けます。そのため、「この人たちに勝たないと合格することができない」という思いが良い刺激となり勉強に集中ができました。また、学院スタッフのバックアップも手厚く、追加でほしいものなどの自分の要望に応えてくれて勉強以外の手間が省けたのも独学では無理だったことだと思います。
合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
家族や会社、友達のサポート
家族には一年間、応援や仕送りなどのサポートをしてもらいました。会社からは自分の勉強スタイルに合わせたサポート、先輩には相談やアドバイスもしてもらえました。同じく1級建築士取得をめざしている友人とは、連絡を取り合い、お互いを高め勉強することができました。
周りの1級建築士に対する学習状況
声をかけてもらった
先輩社員は、1級建築士をもっています。そのため、試験勉強について理解があり、よく勉強の相談や、1級建築士勉強中の話をしてもらっていました。会社全体でサポートしてもらえたので、モチベーションの向上につながりました。
当学院で学習した内容が、学校生活または就職活動などで役立ったエピソード
建築について理解が広がること
実際の建物の規準などがわかるため、修士研究でとても役に立ちました。研究では、最終的に実際の建物を想定していたため、1級建築士勉強をはじめていてよかったと思います。
当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと
テキストには載っていないことを教えてくれる
例えば、語呂合わせや覚えやすいイメージを教えてくれました。テキストだけ読んで理解できる人はいいですが、なかなかうまくいきません。そのため、講師独自の覚え方やわかりやすい言い回しで教えてくれることが本当によかったなと思っています。
得意科目と苦手科目
得意科目
苦手科目
得意にできた理由、もしくは苦手科目の克服法
過去問を信じて
環境は、学習しても頭に入ってこず、なかなか点数が上がらなかった記憶があります。しかし、試験日まで過去問を信じて何回も繰り返しわからない問題をやることにより、試験本番では見たことあるものが多くでて点数が取れました。逆に得意科目である構造と施工の点数が伸び悩んだため、苦手科目をしっかり学習をすることは重要であると思いました。
設計製図試験を見据えた、学科学習時から正しく理解し、記述できるよう指導を行いましたが、感じた効果を教えてください。
設計製図を意識できた
設計製図で必要な知識を学科時から指導してもらったため、覚えないといけないと思い、頭にしっかり入れるようになりました。製図試験は2カ月と短いため、製図試験からの勉強ではスタートが遅くなるなと感じました。
学科合格のポイント
自分は受かるという気持ち直前の模試まで、点数が伸び悩んでいました。しかし、自分がやってきたことを信じて、「絶対受かるんだ!」という気持ちで試験に臨んだからこそ自分の力を発揮できたと思います。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
時間配分
私はエスキスが苦手でいつも時間がかかっておりました。みんなよりも1時間近く長くかかり、それでも決まらないことが多々ありました。学院では、時間配分の目標が決まっており、焦りがありました。しかし、講師から、「小野さんはその時間配分でやっても大丈夫」と言われ、安心して設計製図に挑めました。
作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
一つひとつの描き方
毎回の講義で新しいことが出てきます。自分の知らないものが出てきて、描き方が本当にわかりませんでした。既受験者にフィードバックをしてもらうことにより、描き方や速く描くコツ、省略してよいものを知ることができ、本番では時間のないなか、描ききれたと思います。
製図試験において、学科対策期間中からやっておいてよかった、あるいはやっておけばよかったと感じたことを教えてください。
設備関係
学科試験のときに、環境が苦手だったこともあり、知識としては勉強していました。製図試験勉強になり、組み合わせや使い方、置き場所などもっと勉強していれば、計画の要点や作図で苦労することはなかったかなと考えています。
製図合格のポイント
自分は受かるという気持ち学科のポイントでも書きましたが、やはり初受験は気持ちで勝つことが大切だと思います。初めての試験で、当日に頭の中が真っ白になるなどのトラブルはつきものです。最後まであきらめず、自分は受かると思い、試験を続けることで合格できたと思っています。
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カウンセリング
1級建築士は、自分との闘いといいますが、どれだけメンタルを保てるかだと合格し感じています。横浜校のライセンスアドバイザーは親身に相談にのっていただきました。また、試験直前(学科、製図両方)には山形校のライセンスアドバイザーに不安を洗いざらい話すことによって、試験までの勉強法やメンタルの保ち方について教えてもらいました。
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グループ交換添削
交換添削は、自分の描いた図面を見せるので、自信がなくいつも嫌でした。しかし、既受験者の意見や初受験者の図面を見ることは、とてもためになりました。描き方を個人的に教わったり、初受験者内の共通ミスがわかったりするため、良かったなと今では感じています。
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その他(講義後の教室利用)
講義終わりに、当日の講義のことを学習しきれるため、とてもよかったです。教室の室内環境(温度や静かさ)はよく、Wi-Fiもあったため、集中して最後まで残って学習することができました。