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SPECIAL INTERVIEW
自分のペースで着実に

外山 寛太郎さん (23) 令和4年度 1級建築士合格
- 学歴:
- 大学院
- 勤務先:
- 大学院2年生(建築都市空間デザイン専攻)
- 教室:
- 札幌校
計画:14点 環境/設備:17点 法規:27点 構造:29点 施工:18点
受講講座
- 受験回数:
- 学科2回/設計製図1回
現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
構造設計者としての基礎を築く
大学在学中に志した、構造設計者になるための専門的な知識を習得するため、大学院に進学しました。学部時代から所属した研究室で研究を継続しながら、より論理的な思考力やプレゼンテーション能力、さらに、国際交流による語学力の向上をめざしています。
1級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
社会人の自分に投資
周囲の建設業で働く社会人の方々の意見を聞き、学生のうちに合格しておくことが大きなアドバンテージになると感じ受験を決断しました。学業との両立が不安でしたが、研究への取り組み方を工夫することで資格勉強の時間を確保しました。
独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
丁寧な指導体制
実務経験がない学生では独学での合格は困難だと考え、資格学校にサポートしていただくこととしました。総合資格学院に決めた理由は、テキストの内容が豊富で、受講生数や合格実績に裏打ちされたハイレベルな講義や模試が、情報戦な一面もある1級建築士試験において効果的だと考えたためです。
合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
ときには振り返りも重要
学科試験の特に直前期では、不安からただひたすら問題数をこなすような学習になりがちでした。しかし、同じ内容でのミスが続いたため、一度冷静に振り返り、整理してから再挑戦したところ、問題への理解が深まり本番まで高い正答率を維持できました。
周りの1級建築士に対する学習状況
孤独な闘い
周囲で資格に挑戦している同級生はいませんでした。実務経験を要することや、研究との両立、企業からの支援制度を考慮して、社会人1年目で取得を考えている人が多かったです。
当学院で学習した内容が、学校生活または就職活動などで役立ったエピソード
知識の引き出しが増えた
学校生活では、研究課題に対して現状の設計法の観点からアプローチできるようになり、研究の幅が広がりました。就職活動の際にも、実際に1級建築士の資格を使って実務をされている方々と、より有意義な意見交換ができたように思います。
当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと
高い学習効率
ライブ講義であることの最も良い点は、すぐに疑問点を解消できることであると思います。講義のなかでわからないことがあれば、直接講師に質問することで自分の理解に繋げることができました。また、間違った理解をしにくい点も良いと感じました。
得意科目と苦手科目
得意科目
苦手科目
得意にできた理由、もしくは苦手科目の克服法
正確かつ効率的に記憶する
施工は、特に学生の受験生には触れたことのない内容が多く苦戦しました。出題範囲が広く、細かい数字まで正確に覚える必要があるため、自分なりにテキストを整理し、トレイントレーニングで反復学習することで単元ごとに着実に学習しました。
設計製図試験を見据えた、学科学習時から正しく理解し、記述できるよう指導を行いましたが、感じた効果を教えてください。
エスキスのスピードが上がる
学科学習時に得た、計画や構造の内容からエスキス時に室の面積や、構造計画をある程度イメージできるので、スムーズにエスキスを進めることができました。設備計画は、名称などを正確に記述する必要があるため、こちらも学科学習時の内容が活きたと感じました。
学科合格のポイント
体系的に理解する学科試験は非常に覚える内容が多く、愚直に覚えるだけでは少し問題の内容を変えられた際に対応できず、時間がたつと忘れてしまいます。そこで、内容を俯瞰的に整理し、なぜそのように決められたのかを意識して記憶することで、理由を考えて正答肢を選べるように学習に取り組みました。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
時間管理を意識する
エスキスは、多く練習しても上手く収まらず手戻りしたくなることがあります。しかし、時間的な制約があるため、ある程度完成したら次のステップに進むことが重要だと思います。先のステップで解ききれる場合や、今までのエスキスのなかに実は既に正答がある場合もあるので、講義で習得したこと以上を無理に取り組む必要はないと思います。
作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
細かいところにとらわれすぎない
学生の設計演習課題よりも遥かに短い時間で図面を完成させる必要があるため、はじめは慣れず、完成しないことがありました。課題に取り組むなかで、求められる精度がわかってくるので、全体としての完成度を重要視して時間内に描ききることを意識しました。また、細かいところは言葉による補足も非常に重要だと感じました。
製図試験において、学科対策期間中からやっておいてよかった、あるいはやっておけばよかったと感じたことを教えてください。
設備計画の理解
製図試験では、設計する建物に対して適した設備計画を選択する必要があります。学科対策期間中は、語句を覚えることで精いっぱいでしたが、適した建物種別や規模まで丁寧に学習しておけば、製図試験において大きなアドバンテージになると感じました。
製図合格のポイント
試験への慣れ製図試験は6時間半という今まで経験したことのない長さの試験であり、図面と計画の要点のみで採点されることを念頭に置くべきだと思います。学科試験から1年間での合格をめざす場合、非常に限られた時間のなかで確実にステップアップする必要があり、学院のカリキュラムに則って、製図試験の雰囲気に慣れながら学習することが最も近道であると思います。
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学科模擬試験
学科試験当日と同じスケジュールで行われるため、時間管理や空き時間の過ごし方まで本番を意識して取り組めました。復習体制が整っているので、やりっぱなしにせず着実に模試の内容を吸収できました。
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製図模擬試験
学院の製図模擬試験は、本番を意識した内容になっており、予想外の内容に対応する力がついたと思います。また、試験後にほかの受講生の答案から得るものも多かったです。
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オリジナル製図課題
毎年変更される製図課題に対して、時事的な内容を織り交ぜながらとても質の良い製図課題が提供されていたと思います。回を追うごとにより本番のレベルに近い課題になるように計画されていて、一歩ずつ成長できたと感じました。
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