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SPECIAL INTERVIEW
合格に必要なことは時間の確保!その為のアピール力!

相原 拓也さん (31) 令和5年度 1級建築士合格
- 学歴:
- 専門学校
- 勤務先:
- 建設会社(営業、意匠設計、施工管理、営業コンサル)
- 教室:
- 立川校
計画:17点 環境/設備:18点 法規:29点 構造:26点 施工:25点
受講講座
- 受験回数:
- 学科1回/設計製図1回
現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
建築の楽しさを人に伝えるために!
父が外構工事の職人だったことで自然と建築の世界を志した私は、高校と専門学校で建築を学びました。そして実務経験を活かして、楽しく建築の世界を教えてくれた恩師のように「建築の楽しさを伝えたい」と考えていました。実際、実務として人に建築を伝える仕事である住宅営業を8年間ほど経験しました。建築の奥深さを噛み締めると共に、仕事である以上“お金”に建築が振り回される挙句、尊敬していた職人さん(現場)が最後に泣くことになる現実を知りました。自身が建築のプロとして、素人とプロをつなぐ役割を担うことで、当初の目標を果たし続けつつ、建設業界がより豊かになることをめざしています。
1級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
二流ではなく一流をめざすために
学生時代に取得した2級建築士をもって住宅営業の仕事をしていました。名刺を渡して挨拶すると、資格を持っていることに対し『若いのに偉いね』と言われてきました。それは有難く感じる一方、“若さ”を失ったときには頼っていただけない。このままではいけない。と危機感を覚えていました。また『1級いつ取るの?』と聞かれることも多かったです。キャリア形成のためにも35歳までには必ず合格したいと考えていたので、30歳を契機に挑戦を決断しました。受験への不安は何より時間の確保。受験の為に退職を決意し、1年間、徹底的に試験勉強に励むことを誓いました。
独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
映像講座での挫折はもう二度としたくない!
7年ほど前、ファイナンシャルプランナー2級の取得をめざして、比較的安価な他校の講座を利用しました。すべて映像講義で狭いブースに座らされ、黙々と緩慢に進む講義を視聴する……。私には全く合わず、結局通学すら断念してしまいました。今思えば『このぐらいの金額ならやってみてもいいかな』そんな甘えがあったと思います。予備校は資格を取る為に通うのです。講師のライブ講義かつ、安くない。そんな緊張感を持って臨めるのは総合資格学院だからこそと、迷いなく学院に決めました。私は受講料は高いほどいい!とすら思っています。
合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
資格挑戦は人生の転機、勢いが大切
実は学科の学習をスタートさせて数カ月後に妻の妊娠が明らかになりました。不妊治療の末の待望のチャンスでとても喜んでいたのですが、予定日が設計製図試験の2週間後という不穏なタイミングに……。妻には沢山支えてもらいながら勉学に励ませてもらいました。そして製図試験の翌朝に出産を迎え、妻も子も私の試験が終わるまで待ってくれたようで感謝しています。また、精神的に不安ななか、講師から「こういうのは勢いだから今年いける!と思ってがんばれ」というエールが大きな力になったと感じています。
勉強時間のつくり方について、苦労した点・工夫した点
勉強時間の確保を最優先に
最も勉強の妨げになるのは仕事です。退職してもしばらくは学習に集中できるように貯金もして、今回の試験に臨みました。最終的には、今の会社の社長にお声掛け頂いて仕事をしながらの受験にはなりましたが、学科、製図ともに試験の一カ月前は出社をお休みにさせて頂きました。勉強すること以上に勉強する時間をつくることが、まずやるべきことだと思います。実務と勉強のふり幅を極力無くして集中した方が、間違いなく合格に近づけるかと思います。
当学院で学習した内容が、お仕事で活かせたエピソード
効率的なカリキュラムと優秀なテキストを参考に
リフォーム工事の営業、設計、工務を担う傍らで、工務店様向けの営業サポート的なお仕事をしております。人に教えるうえで、学院のカリキュラムやテキスト、ノートは大変参考になります。特に建築学は複雑でとっつきづらい分野ですので、上司、部下、先輩後輩などの社内教育にも活かせるのではないかと感じています。
当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと
講義も自身もライブ
ライブ講義ならではの緊張感や、良い意味での講義のムラが集中に繋がり、「自身がライブ」という感覚で受講できました。また、講師の皆さんが真剣に講義を行ってくださるので、こちらも自然と集中できます。そして、そんな恩師の皆さんを裏切りたくないという想いがさらに自宅学習などの背中を押してくれると感じています。有難うございました。
得意科目と苦手科目
得意科目
苦手科目
得意にできた理由、もしくは苦手科目の克服法
とにかく“何回もやる”こと
構造力学を教えてくれた講師から「力学は、とにかく分かるまで何回もやるしかない」といわれ、挫折しかかっていた心に火が付きました。効率よく理解するのも大切ですが、自分でしっかり悩んで問題と向き合ったことで苦手を克服することができました。また、講師から言われた「建築士の試験は学科、製図、科目と分かれているが、全ての知識を活かして1つの試験なんだ」という言葉から、科目でとらえることがなくなりました。
講義で一番役に立ったこと、助けになったこと
効率的なカリキュラムと予習復習
すべての科目において、履修項目の順番が非常に効率的で素晴らしいと感じました。一件すると規則性の無いようにも思えるほど項目が飛んだりすることもありますが、履修を進めると理解を深めるうえで考えられた順番であることに気付きます。これは独学では難しいです。また、予習復習を管理して貰ったことも非常に助かりました。学院の学習サイクルを何度も繰り返し行うことで知識が定着しました。
学科合格のポイント
キチンと理解するまで取り組むこと講師の方々から「1点にこだわって」と指導をうけますが、まさにその通りで、1つの選択肢たりとも落とせないのが1級の学科試験だと感じました。本試験では過去問と同じような問題が出ても必ず“応用問題”です。わかった気持ちでやり過ごさず、1点1点にこだわり1肢1肢を理解していくことが合格のポイントだと思います。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
流れが身に付くまでは苦しいが…
初めての通しでのエスキスの講義では、あまりにできなくて混乱してしまいクラスで一番遅くなってしまいました。他の人が休憩しているなか、脂汗をかきながら必死で取り組みました。また、細かいところを気にし過ぎていて、そこからの脱却にも苦戦しました。しかしその後も何度も挑戦の機会を頂き、全体の流れを掴むことで精神的にも体力的にも安定してプラニングを進められるようになりました。
作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
手順の把握と時間管理の練習
最初は何にしても作図手順を把握することに苦慮します。オンデマンドで視聴できる作図動画を毎日何回も見て、手順を脳内でイメージできるようにしました。
製図合格のポイント
学科合格の勢いを落とさず最後まで諦めない心
製図試験前の期間は食事もままならないスケジュールで、心も体もすり減っていきます。長い学科の戦いから一息つきたい想いをぐっとこらえて、最後まで駆け抜けることが大切です。一種のお祭りだと思って、文化祭前夜がずっと続いているような気分で楽しんで臨みました。作図訓練中や模試中、もちろん本番ですら「もうだめかも…」と思うときがありますが、最後まであきらめずに描き切る胆力が絶対に必要です。
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教務スタッフ
学習をしっかりサポートしてもらいました。講義日のフォローはもちろん、自習室の利用時などにも快く対応して頂いたことで、快適な学習環境を整えてくださいました。忙しいなか、有難い限りです。
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合格ダイアリー
学習時間の管理と宿題や課題の整理を毎週行うことができました。特に学科期間については5科目を段取りよく漏れなく学習していくために、各科目の時間配分や優先順位の整理が大切でした。またダイアリーを提出することで、人に見られている感覚を常に持ち、学習に取り組むことができました。
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講師による添削
特に製図学習期間に関しては、講師の添削がなかったら絶対に合格できなかったと感じます。添削をしてもらって初めて自分の弱点や癖に気付くことができると思います。
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