合格体験記 一級建築士内山 裕嘉さん

SPECIAL INTERVIEW

「私なら合格できる」と思い込み、学習に取り組みました!

内山 裕嘉さん (25) 令和5年度 1級建築士合格

学歴:
大学院

勤務先:
設計事務所(意匠設計)

教室:
池袋校
本試験得点 106点

計画:17点 環境/設備:15点 法規:25点 構造:27点 施工:22点

受講講座

受験回数:
学科1回/設計製図1回

私の受験ストーリー

現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ

子どものころからの憧れ

父親が建築士で、旅行に行くたびに建物を見ていたため、物心ついたときから建物や街に関心がありました。中学生のときには、劇場に歌舞伎を見に行く機会があり、街・建物・催し物が一体となって地域が活性化しているのを体感し、街の人から愛される建物を設計したいと思って、建築の道に進もうと決意しました。

卒業1年目で1級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法

学生時代の自由な時間を有意義に使うため

大学院時代は、社会人とは違い勤務時間がなく、自由に研究や遊びに時間を使えます。その時間を有効に活用しなければもったいないと思っていました。また、小さいころからの憧れである1級建築士に早くなりたかったので、卒業1年目で受験することに迷いはありませんでした。

独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由

週1回の講義と、講師がいる安心感

いくつかの学校を比較したうえで総合資格学院に決めました。決め手となったのは、通いやすさとライブ講義です。学院は週1回の講義なので無理なく必ず出席できるし、講師がいるのでその場で質問をして、学んだ内容の理解が深められるだろうと考えました。

合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード

1回の欠席の巻き戻しが大変だった

どうしても外せない用事があって、学科の講義を1回だけ休んでしまいました。そのときの講義内容は施工で、もともと苦手意識もあったため、さらに苦手に感じるように……。もし講義に出ていれば、その場で講師の方に質問してわからないことを解決できていたと思うので、たった1回の欠席でしたが大きな反省点でした。

周り(会社の同期や身近の先輩社員)の1級建築士に対する学習状況

同期数人も資格取得をめざしていた

数人の同期も1級建築士をめざして勉強していました。会社全体で見ると、入社2、3年目に資格を取る方が多いです。それよりも上の方は仕事が忙しくなってしまい、なかなか学習時間が取れていない印象です。入社1年目は仕事量が少なく、学習時間も確保しやすいので、資格取得の絶好のチャンスだと思います。

当学院で学習した内容が、お仕事で活かせたエピソード

1年目なのに議事録の作成が速いと褒められた

1級建築士の勉強で建築に関する専門用語を覚えることができたので、社内の会議の内容をスムーズに理解できて、議事録を速く作成できるようになりました。また、ある業務を任されたとき、学院で学んでいた内容を生かして自分で考えて行うことができました。

       

当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと

講義後には必ず1つ質問をする

ライブ講義の良い点は、講師にその場で質問して、わからないことや課題を解決できるところです。勉強をするたびにわからないことが出てくるので、講義のあとには必ず質問をして、もやもやを残さないように心がけていました。

学科攻略法

得意科目と苦手科目

Strong and weak points

計画

得意科目

施工

苦手科目

得意にできた理由、もしくは苦手科目の克服法

講師を質問攻めに

私は施工がまったくわからず、学院の施工のテキストだけでは少し難しく感じ、講師に積極的に質問をしました。言葉を覚えるだけでなく、実際の工事現場をイメージすることで、理解を深めていきました。

講義で一番役に立ったこと、助けになったこと

テキストに載っていない学習方法を教えてくれたこと

苦手だった施工の講義では、講師がテキストに載っていない覚え方や語呂合わせなどを教えてくれました。テキストのみの内容ではないところも、ライブ講義の利点のひとつだと思います。

学科合格のポイント

過去問を徹底して解き、基礎を固める

過去問を解く際には、答えを暗記するのではなく、「なぜこの答えになるのか」「原理は何か」などを考えることで基礎を固めることができました。おかげで、模擬試験では安定した点数を取ることができて、自信にもつながりました。

設計製図攻略法

エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと

テキストに沿って丁寧に手順を確認

最初の講義ではエスキス用紙の使い方から学びました。1つ1つの手順はシンプルなものですが、理解していないと応用問題に対応できないと考え、自分で式を組み立てられるようになるまで丁寧に勉強しました。記述では、設備の記述が苦手でしたが、テキストを読み込みイラストなどで理解することで記述でも解答できるようになりました。

作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと

とにかく作図時間を短縮する

最初のうちは作図の手順が定着しておらず、作図に手間取っていました。お盆明けまでに作図時間を短縮できたこともあり、お盆後は過去の受講生の見栄えの良い図面を参考にして、図面がきれいに見えるように描くことを心がけました。私は筆圧が弱く、ぼんやりとした図面になりがちだったため、メリハリのある図面が描けている、ほかの受講生にどんな道具を使っているかを聞いて、真似をしたりもしました。

製図合格のポイント

合格者の真似をする

製図試験は学科試験に比べて試験までの日数が少ないため、わからないところは講師に質問して、すぐに解決しました。加えて、1級建築士を取得した会社の先輩にも相談して、教えてもらった学習方法や最終チェックの仕方などを積極的に真似て、効率よく学習できたことが合格につながりました。

メッセージ

合格後の心境や、周りの変化、今後の目標や抱負

実務経験が足りないため、1級建築士の資格登録はすぐには行えませんが、資格を取得して担当物件を持てるように引き続き努力をしていきます。将来的には宅建士などの資格も取得し、業務の幅を広げていきたいです。

資格取得をめざす方へアドバイス

講座がはじまる10月ごろよりも早く学習を開始するのがベストタイミングです。最初の基礎教材を読み込み、過去問に目を通しておくだけでも、最終目標が明確になって勉強の計画が立てやすくなります。また、修士設計で忙しくなっても、短時間でも勉強することを習慣化してコツコツと取り組むことが大切だと思います。

総合資格で良かったところ

  • トレイントレーニング

    通勤時間にひたすらトレイントレーニングを繰り返し利用しました。1問1答なので短時間でも気軽に勉強でき、頻出の過去問や基礎問題を繰り返し解くことで基礎力が身につきました。

  • 自習室

    学生最後の春休みは自習室に通っていました。勉強に集中できるのはもちろんのこと、社会人が夜遅い時間から自習室に来て勉強をしていたので、良い刺激をもらっていました。

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  • 交換採点実習

    製図の交換採点は、自分がミスをしやすい点を発見できたり、相手の良い部分を吸収できたりして、良い勉強方法だと思います。また、最終チェックの手順を確認する場として有効活用していました。

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