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SPECIAL INTERVIEW
最短距離で合格したい!ライブ講義がそれを叶えてくれました

加久本 真美さん (33) 令和5年度 2級建築士合格
- 学歴:
- 専門学校
- 所属:
- 設計事務所(意匠設計)
- 教室:
- 町田校
計画:22点 法規:21点 構造:21点 施工:18点
受講講座
- 受験回数:
- 学科1回/設計製図1回
現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
人の役に立つようなデザインに携わりたい
環境デザインという授業で“サイン”の世界に出会い、論理的な思考からデザインを立ち上げていく手法に興味を持ちました。現在は、内装設計を主とした設計事務所でサインデザインとグラフィックデザインを担当しています。前職は設計・監理を行う個人事務所だったのですが、施工の知識を身につけたくて設計のみならず請負も行っている会社を選びました。
建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安なことやそれをどう克服したかお聞かせください。
挑戦できる機会があるならば……!
建築設計者や施主との会話を行うなかで、共通言語として建築の知識(特に関係法令や施工の知識)が必要だと感じたためです。グラフィックデザイン出身なので、建築の知識がほとんど無く不安でしたが、上司から「受けるなら応援するよ。それに、せっかく取得するなら国家資格がいいよ」と背中を押してもらい、挑戦できる機会があるのならがんばってみようかなと思い受験を決めました。
独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
大変だからこそがんばれる
予備校の広報で少し働いていたこともあり、受験するには多少費用がかかっても実績の高い学校で学ぶことが結果的に効率的で合理的だと感じていました。総合資格学院の説明を受けたところ、「みんなに合格してもらうために学院は最大限サポートをします。その代わり大変だとは思います」とライセンスアドバイザーの方が率直に伝えてくださいました。「なるほど、一年で取得したいならそのくらいの覚悟が必要なんだな、ここでがんばろう」と覚悟を決めることができました。
合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
教室の受講生は切磋琢磨できる仲間
学科講義の最終日、「試験がんばりましょう!」と声をかけてくれた受講生がいました。それまで自分のことで精一杯だったので、誰かのことを気にする余裕はなかったのですが、気にかけてくれる人が周りにいることを知り、「みんなで合格したいな!私もがんばろう」と励みになりました。
勉強時間のつくり方について、苦労した点・工夫した点
時間は工夫次第でどうにかなる
学科試験はやるべきことが物量でわかりましたが、製図試験は安定的にできるようになるまで終わりがなく、時間の確保が大変でした。だからこそ、最大限学習に時間を割くようにしました。会社や友達のお誘いは極力断る、テレビも観ない、たまに自分のペースで息抜きをする。これが私に合ったやり方でした。
当学院で学習した内容が、お仕事で活かせたエピソード
理解度が上がり、業務効率化が図れた
最近、サイン計画を行うにあたり関係法令の適否を調べる機会がありました。これまでだと何から手をつけてよいのかわからない状態でしたが、法規を学んだことで、それぞれの法令や条例の位置づけや関連性、根拠条文などがわかるようになり、調べやすくなったように思います。
講師によるライブ講義を受けて良かったことを教えてください。
うまく言葉にできないような疑問もすぐに解消
わからない部分の説明をうまく言葉にできないことが多々ありました。ライブ講義だと、ざっくりとわからない箇所を伝えると、どのポイントがどうわかっていないのかを講師がすぐに察知し適切に教えてくださるので、毎回学びがありました。わからないことをそのままにしていると更にわからなくなっていくので、その場で解消して一日を終えることができた点がとても良かったです。
得意科目と苦手科目
得意科目
苦手科目
得意にできた理由、もしくは苦手科目の克服法
法令集を育て、ビジュアルで覚える
法規はほかの科目に比べて成果が出るまでに時間がかかると聞いたので、はじめからコツコツ勉強を進めていました。法令集は通常の線引きに加えて、後々検索しやすいように自分でインデックスや印を追加するなど工夫しました。また、文章だけでは理解しづらい言い回しが出てきたら、納得感が得られるまで講師に質問し理解を深めました。また苦手な施工は、現場経験が少なくイメージしづらい部分が多いなか、苦手な暗記が中心の科目……。そこで、施工の動画やテキストに描いてある絵を描き写して、重要なところをまとめ直すことでどうにか覚えることができました。
講義で一番役に立ったこと、助けになったことを教えてください。
理解しながら学ぶことの大切さ
フォローアップの時間に質問をたくさんしました。すると、断片的な知識を伝えるのではなく、なぜそうなるのか理由や背景まで深掘りして講師が教えてくれるのです。そのことで理解が深まり、記憶も定着しやすかったように思います。同じ合格というかたちでも、実務でも役立つ知識をインプットしながら学べる方が今後のためにもより良いなと実感しています。
学科合格のポイント
講義の日を大切にする日曜日は1日中講義なので毎回気合を入れて、少し早めに登校するようにしました。10〜15分早く行くだけで、予習や宿題でわからなかったところを講師へ事前に質問できたり、小テストの見直しをするなどの時間に充てられたのは良かったです。その習慣が製図の際にも役立ったではないかと思っています。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
アイデアの引き出しを増やす
プランがまとまらず悩んでいると、講師が小さなヒントをくれました。それは魔法のようで、少しの調整ですんなりプランが収まるのです。プランをどう組み立てていくか、考え方のコツや困ったときの対処法など講師の思考法を教わることで、自分のアイデアの引き出しを増やすことができました。
作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
本当に時間内に描き上げられる日が来るのだろうか……
はじめて作図をしたときの絶望感は忘れません。やればやるだけ時間短縮ができると講師やチューターに聞いたので、その日から何もしない日をつくらないように毎日手を動かすようにしました。平面図、天井伏図、矩計図……次から次へと課題が出てくるので、日曜日の講義後、帰宅したらすぐに今週のやることリスト(日割り)を作成して合格ダイアリーに記入。平日はひたすら計画を実行することに集中することで、作図の勉強時間を確保しました。
製図合格のポイント
まずは素直に話を聞くこと
「講師の言葉を素直に聞きましょう」と、初回の講義で聞いたことを覚えています。建築士の受験に関して何の実績もない私は、はじめから学院の指導方針に乗っかろうと決めていました。「君なら大丈夫!」という言葉だけは試験当日までなかなか信じることはできませんでしたが、いざ製図試験がはじまると、あまり緊張することなくやり切ることができたのは、講師の話を素直に聞いて信じて勉強し続けたおかげだったのかな、と思っています。