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SPECIAL INTERVIEW
好きこそものの上手なれ

高橋 依吹さん (20) 令和5年度 2級建築士合格
- 学歴:
- 大学
- 所属:
- 大学3年生(環境建設工学科)
- 教室:
- 仙台校
計画:19点 法規:19点 構造:17点 施工:20点
受講講座
- 受験回数:
- 学科1回/設計製図1回
現在の道に進もうと思ったきっかけ
モノづくりが好き
小さいころから工作や折り紙が好きで、将来は大工になりたいと考えていました。そのため高校は、工業高校の建築学科を選び、そこで建築について様々なことを学んでいくにつれて設計にも興味を持ち、更に建築について学びたいと考え大学に進学しました。
在学中の建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安なことやそれをどう克服したかお聞かせください。
夢への第一歩
工業高校出身で大学在学中に受験資格があるので、卒業までには受験すると決めていました。受験年度に大学3年次を選んだ理由は、大学にも慣れ始める頃合いかつ、必要単位数が1.2年次に比べ少なく余裕が生まれると考えたためです。また、就職活動にも間に合わせることができ、資格を活かすことができると考えたため、この時期を選びました。不安要素は、一緒に受験する人がいなくて1人で勉強を進めなければならなかったことです。そのため、受験することを周りに話し、逃げられない環境をつくって学習に取り組みました。
独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
法令集が見やすい
高校の時から総合資格学院の法令集を使用しており、見やすく慣れていたため総合資格学院を選びました。また、独学では学習を継続することが難しいと考えたことも理由のひとつです。実際、学習を半年間つづけて挫折しかけたこともありましたが、定期的に教材が送られてくるので、継続して消化していかないと終わられることができないため、嫌でも続けることができました。ノルマを視覚的に感じることができることも資格学校利用の利点だと思います。
合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
焦りが味方となる
私が受講したコースでは、学科試験日の1〜2カ月前辺りに模擬試験を数回行ったのですが、一度も合格点に達せずとても焦りました。学習期間の全体を見ても試験日前の1カ月が一番真面目に学習に取り組んでいたと思います。模擬試験に焦らせられたことが良い方に働いたためだと感じています。反省点としては、時間をあまりうまく使うことできていなかったと思います。意外と一カ月は短いということと、適度な緊張感やちょっとした焦りを感じながら学習をつづけることが大切だと反省しています。
ご自身が学習開始された際、同級生の2級建築士の学習状況
同じかそれ以上
学院にいる方たちのほとんどが社会人で実際に現物を見て学習をしているため、建築用語や状況の理解度がちがうと感じていました。そのため、状況や物の名称が出たら調べて自分なりに図で描くなどイメージしやすいように工夫して対策していきました。
当学院で学習した内容が、学校生活または就職活動などで役立ったエピソード
大学の講義
大学の講義でも同じ内容が出ることがよくあったので、大学のテストなどはあまり学習時間が取れなかった場合でも高得点を取ることができました。
得意科目と苦手科目
得意科目
苦手科目
得意にできた理由、もしくは苦手科目の克服法
イメージのしやすさ
計画の科目では身近な内容の問題が多く、イメージしやすいことが大きかったと思います。反対に、法規では状況や用語のイメージが難しく苦手な印象がありました。そのため、法規は問題の傾向を理解して、「この単語が出たらこれ」など形式でも覚えるようにしていました。
講義で一番役に立ったこと、助けになったことを教えてください。
間違えた問題をまとめたノート
私は学習時に自分が間違えた問題をタブレットに書き写してまとめていました。講義の前に見返すことで間違えた問題を二度と間違えないようにしていました。また、ページが増えていくことで学習量を見ることができ、自信に繋がっていくため、とても助けになったと感じています。
学科合格のポイント
同じ問題をミスしない工夫間違えた問題をノートやタブレットにまとめ、すぐに確認できるようにしていたことが合格に繋がったと感じています。間違えた問題をまとめておくことで、テスト直前のチェックに活用できたり、弱点やミスの傾向を見つけることができるので、確実にミスを減らしていけると思います。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
ひたすら数をこなす
エスキス力はしっかりと時間を計り、多くの課題を実施していかないと、なかなか身につかないものだと感じました。これに関しては、コツを掴むまでひたすら課題に取り組むことが一番の近道です。
作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
線の強弱
私は線の強弱を最も意識して作図していました。柱や壁など重要な部分を濃く、植栽や模様は薄く描くことを意識するだけでも図面は綺麗になります。しかし、限られた時間のなかでは焦ると力を入れすぎたり思うように綺麗な線が描けなくなるので、線を描く練習をひたすら行うこと、また自分にあった芯やペンを使用するなど、ベストな線が描けるようになる工夫を模索しました。
製図合格のポイント
描き込みの量
窓の模様や植栽、床のテクスチャーなど図面の密度を上げることができたことが大きかったと感じました。合格する人は図面を仕上げることが前提となってくるので、綺麗に線を描けるか、描き込みを増やせるかなど、どれだけ他の受験者と差別化できるかが相対試験において合否を分けると思います。
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トレイントレーニング
通学で1時間程度電車に乗っていたため、一番利用していたと思います。復習で利用していました。一問一答でまとめられているので、友達に問題を出してもらったり、重要事項がまとめられているページは、忘れた際に一目で思い出すことができるので重宝していました。
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オリジナル製図教材
製図試験までの学習時間が短いなか、一課題一課題、確実に成長することができるような内容で、効率よく学習をすることができたと思います。
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学科模擬試験
とても難しく、復習することでも得られるものが多かったと思います。学科試験を合格することができたのはこの試験が大きいと思います。