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SPECIAL INTERVIEW
必要なのは、時間でも才能でもなく執念!

中嶋 立樹さん (22) 令和6年度 1級建築士合格
- 学歴:
- 大学
- 勤務先:
- 大学院1年生(建築学専攻)
- 教室:
- 堺校
計画:17点 環境/設備:16点 法規:25点 構造:28点 施工:22点
受講講座
- 受験回数:
- 学科1回/設計製図1回
現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
親の背中を追いかけて
親が建築関係の仕事についているのもあり、昔から建築にふれることが多くありました。小学校の自由研究では工作をして小さな家を作るなど、何かを生み出すのが好きでした。いざ建築学科に入ってもその気持ちは変わらず、むしろ立派な建築家として活躍したいという気持ちでいっぱいでした。
在学中の建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安なことやそれをどう克服したか
受けるなら今しかない
大学院に進学した理由の半分は、時間に余裕がある学生時代に資格をとっておきたいと思ったからでした。しかし、いざ勉強を始めると授業や研究、学発発表などを理由に試験を受けないという同級生も多く、モチベーションの違いに惑わされることもありました。ですが、総合資格学院に入ったことで同じ目標を持つ者同士が切磋琢磨し、居心地の良い環境に恵まれたと実感しました。
独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
受験に対する教室の雰囲気が良かった
ライブ講義であるため、必然的に受験希望者が同じ教室へと集まります。そして、模試では自分の立ち位置が明確化されるので、それがモチベーションアップへと繋がりました。学院を選んだ理由としては、そうした教室の雰囲気がストレートで受かりたいという思いをより強固にしてくれると思えたからです。
ご自身と独学者を比べてみて、一番大きな違いは何でしたか
簡単な学習方法があるのに
1級建築士の学科は特に、どれだけ理解して記憶しているかが試される試験です。講義では、簡単な覚え方を次々と考案し教えて下さいました。そのおかげで、より高レベルな理解へと繋がり、自然と丸暗記から完全な理解へと繋がっていく過程が、独学で受ける方との大きな違いだと感じました。
合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残ったエピソード
試験会場の空気にのまれるな
試験会場には魔物が潜んでいます。前日には緊張で一睡もできませんでした。だからなのか設計製図試験では、普段絶対しないミスをしてしまいました。ですがそんな万が一のミスの対応についても講師は親身に教えてくれたので、それを信じ、落ち着いてミスを解消できたことが、今回の合格に繋がったのだと思います。
早期から学習を開始して良かった点
大学院の院試勉強が第一歩
大学で学んだ知識をそのままの形で試験に活用できるという意味では、全ての建築学生が早期学習を行っていると思います。早期学習を進めていれば、「法規」や「施工」などのとっつきにくい科目にも進んで挑戦でき、合格へまた一歩近づけるので、早期学習は合格するためには必要なことだと思います。
当学院で学習した内容が、お仕事で活かせたエピソード
現場見学が楽しい
大学の授業では、現場見学におもむくことがあります。その度に講義で覚えた内容が頭によぎり、空調方式やゾーニングなど、普段とは違った視点で授業に挑むことができます。資格を取得するメリットの一つは、こうした新しい視野で物事をとらえることができるという点もあると思います。
当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと
その場で質問、その場で解決
高校時代に得た教訓で「分からない問題を迷っていいのは15分まで」というのがあります。試験中知らない問題が出たとき、それに固執していては時間が足りなくなってしまうからです。講義中も15分悩んで答えがでないときや、解説を読んでも理解できなかったときには、その場にいる講師を積極的に頼ることで、効率的な学習と悩み過ぎない癖の両方を確立できると思います。
得意科目と苦手科目
得意科目
苦手科目
得意にできた理由、もしくは苦手科目の克服法
早期学習の賜物
構造力学を学生のうちからものにできていたことが得意だった要因です。また配点も大きいため、構造が得意というのはそれだけで強みになります。「設備」は最後まで苦手としていましたが、講師が丁寧に説明してくれたおかげで、実務経験のなさを埋める手助けとなりました。
講義で一番役に立ったこと、助けになったこと
法規のマーカー例
法規のマーカー例があったおかげで、該当条文を引くスピード、条文と条文の紐づけが容易にできるようになりました。法則がわかると、今度は自分で応用が利くようになります。法規は大学受験時代の英語のように、時間をかければかけるほど素直に点数が上がっていく教科なので、早いうちにその学習法を確立できたのが一番役に立ちました。
学科合格のポイント
この一週間何をやるか学科の講義が始まるのは10月からで、約半年間に渡る長い戦いです。そのため、学科合格という長い目標を立てると、モチベーションの維持が難しいです。そこで役に立つのが一週間で何をするか、という「小目標」を立てることです。やる気が出ないと思うときは、自分なりに小さな目標を立てると自然と焦ってきて、それが原動力になります。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
見落とさないための色使い
エスキスは法令を遵守し、よりよいプランニングを確立するために必要なスキルです。特に作図時の間違いを防止するための方法が完璧に確立されており、講義ではその辺りのノウハウが全て網羅されていると感じました。
作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
速く描く意識づくり
作図は綺麗さより速さに重要な側面があると思います。それは図面の間違いを最後にチェックする時間を確保するためです。講義では二時間半を目標に、速く描くコツを次々と伝授してくれたのが良かったです。
製図合格のポイント
最初の三週間で何をやるか試験で合格する秘訣は、どこでほかとの差をつけるかです。自分に才能がないと感じたら「差」を意識するといいと思います。最初の三週間は、学科が終わった直後で、「少しくらい休憩してもいいか」と、みんなが自然と手を緩める時期です。ですがその三週間こそ、作図の速度を極限まで上げられる好機です。設計製図試験にストレートで合格するためには、学科が終わってからそのエネルギーを維持したまま試験に挑む気概が必要です。
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合格サイクル+継続学習
教材のなかでも特に「復習テスト」は素晴らしい教材でした。私は試験一週間前、全教科の復習テストをもう一度解きました。ちょっとした応用や試験傾向から導き出された問題は、学科試験を挑む受験者に大きな自信を与えてくれます。
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bookend
テキストを電子書籍にしたものです。このアプリにはワード検索機能が付いていて、わからない問題にぶつかったとき、テキストの該当箇所を瞬時に見つけることができます。これが学習時間の効率化にとても貢献していたと思います。
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製図巡回指導
「描いては間違いを指摘されて」を繰り返すのが、上達の近道であり避けては通れない道でもあります。しかし、なかには質問を躊躇する人や、間違いを恐れる人もいると思います。そんな人でも安心して質問できる環境こそが巡回指導でした。近くにきてくれた講師に質問をするのは、気軽に尋ねられる環境だったのでとても助かりました。
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