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令和2年度 建築設備士第二次試験(設計製図)総評

総論

令和2年度は、1階が共用・飲食店舗階、2・3階がシェアオフィス階、4〜6階が基準階事務室となる事務所ビルが出題されました。

令和元年8月より公表されていた試験方法の変更(※1)に伴い、従来、必須問題でA2用紙1枚、選択問題と共通問題でA2用紙1枚だった答案用紙が、必須問題と選択問題でA2用紙1枚、共通問題でA2用紙1枚というレイアウトに変更されました。また、問題形式については、特に必須問題で大きな変更がありました。

必須問題は、令和元年度までの10問から1問追加され11問となり、以前は共通問題で出題されていた「地階の設備諸室の配置計画に関する要点」が必須問題に追加されました。
また、従来は各設問に対し、計画の要点を「いくつか」述べるよう求められ、各設問均一に6行の解答欄が与えられていましたが、令和2年度の試験では「具体的に三個記述せよ」のように、解答の個数が指定されており、解答欄は解答の個数ごとに区切られるだけとなりました。これによって、各解答をどの程度のボリュームで記述したらよいか迷った受験生も多かったかと思われます。さらに、本年度は、「ただし、〜については除くこと」のように解答内容を限定する出題も目立ち、記述にあたっては、各項目についての、詳細で正確な知識が必要でした。

こうした変更により、過去問の丸暗記学習では対応が困難であり、柔軟な対応力が求められたと考えられます。

建築設備基本計画(必須問題:計画の要点等の記述)の出題構成

空調・換気設備関連 給排水衛生設備関連 電気設備関連
第1問 換気のための「吹出し口」及び「外気取入れガラリ」の計画の要点(各2つ) 第4問 水質保全対策(3つ) 第7問 省エネルギーに有効な照明制御方式の名称とその説明(3つ)
第2問 厨房に設ける排気ダクトの計画の要点(3つ)
※排気ファン、排気フード、排気口除く
第5問 雨水貯留槽の計画の要点(3つ) 第8問 電灯幹線の幹線系統の区分方法(2つ)配線スペースの計画の要点(1つ)
第3問 排煙口の計画の要点(3つ)
※手動開放装置除く
第6問 通気管の計画の要点(3つ) 第9問 自動火災報知器の警戒区域の設定方法(1つ)受信機の設置に係る計画の要点(2つ)
-- -- 第10問 避雷設備の受雷部の計画の要点(3つ)
第11問 地階の設備諸室の配置に係る計画の要点(5つ)

建築設備基本設計製図(選択問題:空調・換気設備 第1問・第2問)

第1問(計算問題)は、空調機の能力表以外に、学科試験でも問われる「熱による必要換気量」「室内浮遊粉じんの濃度」の内容が初出題されました。
第2問(系統図の作成)は、出題が予想されていた蓄熱式空調システムではなく、オーソドックスな密閉回路の四管式で、二次側負荷は2系統であったため、構成的にはシンプルでした。

建築設備基本設計製図(選択問題:給排水衛生設備 第1問・第2問)

第1問(計算問題)は、高置水槽方式による受水槽、高置水槽、ポンプの能力のほかに、ガス瞬間式湯沸器の号数を求める一般的な計算問題でした。
第2問(系統図の作図)は、定番の飲料水給水設備と、3年連続で屋内消火栓設備が出題されました。屋内消火栓設備の設置個数については、平面図をしっかりと読み取る必要がありました。

建築設備基本設計製図(選択問題:電気設備 第1問・第2問)

第1問(計算問題)、第2問(単線結線図の作図)ともに例年通りの出題でした。太陽光発電設備がなく、非常用自家発電設備も高圧で、シンプルであったため、第1問で選定した各変圧器の台数に基づいて、素早くバランスよく作図できたかがポイントでした。

建築設備基本設計製図(共通問題:第3問・第4問・第5問)

第3問(空調・換気設備平面図)は、空気調和機による変風量単一ダクト方式のダクト図が出題されました。インテリア・ペリメータを別系統とすることが指定され、方位ごとの系統分けを含めたダクトワークがポイントでした。
第4問(給排水衛生設備平面図)は、厨房平面図が出題されました。ガス瞬間式湯沸器からの給湯方法の理解や各配管ルートの構成力が求められました。令和2年度は、例年出題されていた、配管口径の作図はありませんでした。
第5問(電気平面図)は、シェアオフィスに設ける全般照明の照明器具の設計台数、各電気設備の配置図が出題されました。図示記号や台数算定の条件がすべて与えられていたため、過去の試験で選択問題として出題された内容よりも易しい内容でした。非常時の照明装置の配置感覚を確認し、正しく計画できたかがポイントでした。

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