令和4年度 建築設備士 第二次試験(設計製図) 合格発表

令和4年11月2日(水)に、令和4年度 建築設備士 第二次試験(設計製図)の合格発表がありました。概要は下記の通りです。

概要
実受験者数 1,111人(前年比-47人)
合格者数 516人(前年比-90人)
合格率 46.4%(前年比-5.9%)
採点結果の区分 採点結果については、上位から評価A、評価B、評価C、評価Dの4段階区分とする。なお、採点の結果、それぞれの割合は、次のとおり。
評価A:46.4%(前年比-5.9%)
評価B:39.2%(前年比+7.8%)
評価C:10.0%(前年比-1.2%)
評価D:4.4%(前年比-0.7%)
合格基準 採点結果における「評価A」を合格とする。

合格発表

令和4年度は、令和3年度に比べて合格率(評価A)が5.9 ポイント低下し、46.4%となりました。一方、評価Bは7.8ポイント増加し、39.2%となりました。評価Aと評価Bの割合は、受験生全体の8割以上を占め、ボーダーライン上に多くの受験生がひしめき合う状況となりました。

必須問題と共通問題の出来が合否に大きく影響

令和4年度の設計課題は、『市民センター(ZEBを目指した建築物)』でしたが、過去に出題された課題『市民センター(コミュニティセンター)』の解答例を丸暗記するような学習では対応できない問題が多く出題されました。課題タイトルとしてZEBをめざした建築物と明示されていた通り、建築物を計画するうえで建築設備士に必要とされる、省エネルギー、創エネルギー、再生可能エネルギーの活用に関する深い知識・技能が、より鮮明に問われた試験となりました。設備計画の要点を記述する必須問題においては、昨年同様に新傾向の出題が多く出題されたため、条件(出題者の意図)を無視した解答では大きな減点となったものと考えられます。また、空調ダクト平面図、給排水配管(便所)平面図、照明配置図を描く共通問題においては、限られた時間内に条件に合わせて素早く描く作図スキルが求められました。

現在の社会で建築設備士の需要は高まっている

現在「建築物省エネ法」が段階的に施行され、カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現をめざしていくなかで、省エネルギー技術をはじめ、建築設備に係る技術は、年々複雑化し、目覚ましく発展しています。難関試験を突破し、最新の高度な知識・技能を有する建築設備士の需要はさらに高まり、活躍の場がますます広がると考えられます。

令和5年度に向けて

設計製図試験は競争試験です。難化している建築設備士試験において、確実に評価Aを勝ちとるためには、①5時間30 分という限られた時間内に、②採点のポイント(出題者の意図)を把握し、③他人よりも完成度の高い(減点の少ない)答案を描く力が必要となります。

総合資格学院の設計製図中期必勝コースは、他の受験生たちに先んじて、課題発表前に合格力を養成する「合格戦略講座」と、当年度課題に合わせた対策を主として行う「設計製図講座」がセットになった講座です。
合格戦略講座では、新試験に対応したアレンジ課題を実戦形式で取り組み、「時間を意識した解答力」「ミスを回避する力」「図面の表現力」を習得します。
また当年度課題発表後は、いち早く当年度用途のポイントを確認しながら、新試験に対応したオリジナル課題を用いて合格戦略講座の総まとめを行い、自身の実力を確認します。
「合格戦略講座」を受講することで、以降の設計製図講座では、他の受験生に比べ、圧倒的な実力を身につけた上で、当年度用途に特化した学習に集中して取り組むことができ、合格に向けた対策を万全にできます。

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