令和4年度 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(前期)合格発表

令和4年7月5日(火)に、6月5日(日)に実施された令和4年度 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(前期)の合格発表がありました。概要は下記の通りです。

受検者数 5,759人
合格者数 2,903人
合格率 50.4%
合格基準 選択問題、必須問題を合わせて
解答する40問のうち、24問以上正解

合格発表を受けて

令和4年6月5日(日)に実施された令和4年度2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(前期)の受検者数は5,759人、合格者数は2,903人、合格率は50.4%となりました。受検者数は、令和3年度の前期試験と比較すると、大幅に増加(受検者数+1,241名)しました。
背景として、技術検定制度の改正により、「第一次検定に合格すると2級管工事施工管理技士補の国家資格を取得することができる」等、資格取得の魅力が一層高くなったことが一因として考えられます。

試験について

令和4年度2級管工事施工管理技術検定 第一次検定(前期)の合格率は過去5年で最も低い50.4%となりました。
合格基準については令和3年度と変わらず「選択問題、必須問題を合わせて解答する40問のうち、24問以上正解」となりました。

出題構成については、令和3年度と同様の出題で、総出題数が52問、必要解答数が40問でした。特徴的な問題として、令和3年度から導入された四肢二択問題で、第二次検定で問われるような内容を多く含んだ問題や、専門的な出題がみられことが挙げられます。

合格者属性に見る令和4年度試験の特徴

29歳以下が過去5年で最多の割合

29歳以下の割合は、37.2%となり過去5年で最多の割合となりました。
第一検定は17歳以上であれば、誰でも受験が可能となっています。将来を見据え、比較的時間に余裕のある若いうちに学習を進めておくことは、数多くのメリットがあります。

また、現在、国をあげて担い手確保のために「働き方改革」の実現にむけた取り組みが進められており、社会保険加入対策をはじめ、週休2日制の導入をはじめとした処遇改善が進められています。
そのようなことから、今後も、合格者における若年層割合については増加が予想されます。

女性の割合が過去5年で最多の割合

女性の割合が過去5年で最多となる、12.7%となりました。
令和3年には「女性活躍・男女共同参画の重点方針2021」が政府によって策定されるなど、現在進行形で女性の活躍を後押しする取り組みが進んでいます。
国だけでなく、業界団体や企業単位でも継続的な取り組みが行われていることもあり、女性活躍の機会が広がってきていることが今回の結果からも読み取れます。

今後の試験対策

第二次検定の合格に向けて

第二次検定は記述式のためマークシートの第一次検定とは根本的に異なり、高い得点をとるためには、文章によって要点を的確に表現できるようにしておく必要があります。また、現場施工管理の経験を記述する「経験記述」は必須問題であり合格のカギとなるため、記述内容、記述方法、表現について十分な対策を行っておく必要があります。

第一次検定(後期)の合格に向けて

令和3年度の第一次検定(前期)では、令和3年度から導入された四肢二択問題において、第二次検定で問われている内容を多く含んだ出題や、専門的な出題がみられました。 令和3年度と比べて、過去問題が多いものの、専門性の高い出題がみられました。
試験突破のためには、基本的な学習に加え令和3年度からの新試験の内容も踏まえ最新の出題傾向を正しく学習する必要があります。

当学院では、二次対策コースを10月9日より、後期の試験に向けた一次対策コースを8月21日より、スタートします。
本年度、確実な試験突破をめざされる方は、ぜひ、受講をご検討ください。

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