令和4年度 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定・第二次検定 合格発表

令和5年3月1日(水)に、令和4年11月20日(日)に実施された令和4年度 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定・第二次検定の合格発表がありました。概要は下記の通りです。

第一次検定 第二次検定
受検者数 7,976人 8,316人
合格者数 4,513人 4,962人
合格率 56.6% 59.7%
合格基準 40問中24問以上正解 得点が60%以上

合格発表を受けて

令和4年11月20日(日)に実施された令和4年度2級管工事施工管理技術検定 「第一次検定」の受検者数は7,976人(前年9,070人)、合格者数は4,513人(前年4,406人)、合格率は56.6%(前年48.6%)となりました。「第二次検定」では受検者数は8,316人(前年8,983人)、合格者数は4,962人(前年6,054人)、合格率は59.7%(前年67.7%)となりました。

令和4年度 第一次検定(後期)について

令和4年度の第一次検定について、新技術検定制度に変更された令和3年度と同様の構成で出題され、施工管理法に関する出題のうち、4問が【基礎的な能力】の問題で四肢二択の解答形式かつ、必須問題として出題されました。なお、四肢二択問題については、【選択した二つが正解で得点】と定められているため、この範囲においては、特に一肢一肢を正確に解答する能力が問われました。No.52では、風量測定口の取付け個数が問われ、管工事の施工管理における非常に専門的な出題でした。

令和4年度 第二次検定について

令和4年度の第二次検定のついて、例年通り必須問題2問(問題1、問題6)と選択問題4問(問題2~問題5)の合計6問が出題され、このうち4問を解答する形式で行われました。出題された問題の中には、専門性の高い出題や管工事以外の施工管理技術検定の出題もありました。特に、問題2のスパイラルダクトの施工と問題3の給水管の屋外埋設の留意事項は、非常に専門性が高く、かつ、実務的な出題であり、この傾向は、新技術検定制度に変更されて以降、強くなっているようです。

合格者属性に見る特徴

合格者の6割以上が20代

第一検定は17歳以上であれば、誰でも受験が可能となっており、令和4年度も合格者の6割以上が20代となっています。将来を見据え、比較的時間に余裕のある若いうちに学習を進めておくことは、数多くのメリットがあります。

女性合格者の割合は5年前から2倍以上に

女性の割合は令和3年度より1.4%増加し17.3%となりました。近年、女性の割合は増加傾向にあり、5年前(H29)と比べると2倍以上になっています。国だけでなく、業界団体や企業単位でも継続的な取り組みが行われていることもあり、女性活躍の機会が広がってきていることが今回の結果からも読み取れます。

令和5年度試験に向けて

第一次検定は、施工技術の基礎となる知識・能力が問われる試験であるため、近年の出題傾向を踏まえた学習を行うことはもちろん、有資格者に求められる知識・能力を正しく理解しておく必要があります。そのうえで、十分な学習量を確保し、第一次検定の合格に必要な知識を確実に身につけておかなければ、合格は難しいといえます。

総合資格学院では、6月に実施される前期試験、11月に実施される後期試験、それぞれの試験に向けて、第一次検定対策講座を開講しています。幅広い出題範囲から、試験で問われるポイントに絞って、基礎知識の習得から問題演習へと段階的、かつ効率的に試験対策を行います。令和5年度も受講生の合格を徹底的にサポートしてまいりますので、受検をお考えの方は、ぜひ当学院講座の受講をご検討ください。
より、詳しい講座内容は以下よりご確認ください。

【Topics】技術検定の受検資格見直しが検討されています

現行の技術検定で、1級の第一次検定を受検するためには、学歴に応じて実務経験年数が必要ですが、見直し後は、19歳以上であれば受検できるようになることが検討されています。
前述の内容が施行されれば、現行の受検要件を満たしていない方にも、受検チャンスが生まれます。
改正建設業法の施行は、令和6年4月1日と公表されており、令和6年度の技術検定より受検資格の見直しが適用される見通しです。

※ 2級検定についても受検資格の見直しが検討されています。

※ 詳細は以下、国土交通省資料をご覧ください。

■資料:
適正な施工確保のための技術者制度検討会(第2期)第4回検討会(2022/4/25)
[資料3 技術者制度の見直し方針(案)「7-2.技術検定の受検資格見直しの方向性」]

総合資格学院の
講座について