令和2年度 1級管工事施工管理技術検定 学科試験総評

総評

学科試験は例年と同形式で行われ、問題Aが44問(午前)、問題Bが29問(午後)、合計73問が出題され、この内、60問を解答するものでした。また、選択問題と必須問題の各出題数も変更はありませんでした。

令和2年度の学科試験は、過去問(直近10年以内に出題)と同様の内容の出題割合が、令和元年度と比較すると問題Aでは減少し(特に必須問題の範囲で減少)、問題Bではやや増加しました。また、過去問(直近10年以内に出題)と同様の内容の出題でも、正誤を変えた出題が目立ったため、解答に戸惑った問題も多かったと考えられます。このことから、令和2年度の学科試験は、令和元年度よりも得点を伸ばしづらい試験であったといえます。

出題内容

●問題A【No.5】流体(圧力損失を考慮したベルヌーイの定理)

No.5は、管路内を流れる空気の圧力損失を求める問題でした。流速(H24,H30)や静圧(H28)を求める問題は以前に出題されたことがありますが、圧力損失に関しては初出題だったため、過去問題と着目するポイントが異なる点に注意した上で、冷静に計算する力が求められました。また、正解するためには、圧力損失を考慮したベルヌーイの定理から成り立つ次式の暗記が不可欠でした。

●問題B【No.4】工程管理(ネットワーク工程表)

No.4は、ネットワーク工程表の計算問題が出題されました。ネットワーク工程表は、実務経験が浅い方には難解な内容に見えるかもしれませんが、クリティカルパス、最早開始時刻、最遅完了時刻、トータルフロート、フリーフロート等の用語を十分に理解し手順どおりに解けば正解が導き出せる問題です。
ネットワーク工程表の計算問題は、管工事施工管理技術検定だけでなく、建築・土木等の施工管理技術検定でも必ず問われる知識のため、監理技術者資格となる1級技士になるうえで、必ず正解しておきたい問題です。

第1次検定(学科試験)対策

学科試験対策では、過去問学習が基本ですが、近年の試験では、本年度の出題からもわかる通り、単なる暗記に頼った学習だけでは不十分です。

さらに、令和3年度は、技術検定制度の改定により、第一次検定(現学科試験相当)に合格すると技士補の称号(資格)が与えられる独立した技術検定となります。

技士補として実務にあたる場合を考えても、第一次検定で問われる知識は実務でも役立つレベルでしっかりと身につけることが重要です。単なる過去問の暗記では無く、出題内容に関して、原理原則から十分理解し、幅広い知識を習得しておくことが必要になると考えられます。

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令和2年度 1級土木施工管理技術検定学科試験 合格実績

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