2019年1月25日(金)に、2018年度 2級建築施工管理技術検定 学科のみ試験(後期)の合格発表がありました。概要は下記の通りです。

受験者数 8,587人 (前年:7,868人)
合格者数 1,771人 (前年:3,148人)
合格率 20.6% (前年:40.0%)
合格基準 40問中22問(22点)以上正解

2018年度 学科のみ試験(後期)の特徴

●合格率が2017年より19.4%低下し20.6%に

2018年度 学科のみ試験(後期)の合格率は、20.6%となり2017年から19.4%と大幅に低下しました。また、合格基準についても、前年度の24問より2問下げ補正され、22問正解となりました。
合格基準が下げ補正されたにも関わらず、合格率が20%近く低下したことを考えても本年度試験がいかに難しい試験であったかがわかります。

本年度試験難化の要因として、以下のような点が挙げられます。

(1)出題問題の難化
2018年度試験では、躯体工事及び仕上げ工事における施工法(No.18〜32)の範囲で、過去出題された内容であっても、出題のされた方が変わっているなど、過去問そのままの出題が大幅に減少しました。
また、建築材料(No.11〜No.14)及び施工共通(No.15〜No.17)では、難易度の高い初出題が多く、判断に迷う問題が多く出題されました。
加えて法規は、非常に難易度の高い初出題の問題が目立ちました。法規は、全体的に例年と比較し得点を伸ばすことが困難であったと考えられます。

(2)出題問題数の減少
2018年度より、学科試験の受検種別が撤廃され、出題数は2017年度と比較し65問から50問へと大幅に減少しています。解答数は40問で2017年以前と変更はないため、選択幅が非常に狭くなり、得意な問題のみを選ぶことが難しくなっています。このため、出題範囲を的確にカバーした学習が必要となっています。

● 受検者数が過去最多に

2018年度の学科のみ試験は、前・後期合わせて過去最多となる14,580人が受験しました。なお2017年度と比べると3,777人増加しています。
学科試験 年2回化による受験機会の拡大(2017年度より実施)、受験資格の緩和(17才以上から受験可能※2016年度より実施)などの若手技術者確保に向けての取り組みが実を結んでいると考えられます。
また、現在、建設業界の業績は好調な伸びを示しており、技術者の需要が高まっていることも要因として考えられます。
しかし、本年度の試験内容からも、単に合格者を増やすということではなく、確実な知識が問われていることが伺えます。

● 合格者属性(学校又は勤務先別)で建設業の割合が5.8%上昇

学科のみ試験(後期)は学生の方が例年、数多く合格している試験であり、2018年度においても、合格者に占める「学生」の割合は81.8%となっています。なお、本年度の特徴として合格者属性(学校又は勤務先別)で「建設業」の割合が15.0%となり、2017年と比べ5.8%上昇していることも挙げられます。

○学科のみ試験 早期受検のメリット
早期に学科試験に合格することで、実地試験対策にあてる学習時間がより多く確保できる必要な実務期間後、すぐに実地試験に挑戦することができるなどのメリットがあります。
特に実務者の方は、試験対策で身に着けた知識を実務に活かすことができるという点も大きなメリットです。

また、学生の方は在学中から学科試験対策を始めることで、働き出す前と比べて学習時間が確保しやすく学科試験を突破した場合は、就活時にアピールすることができるなどの利点があります。

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