令和元年度12月20日(金)に、令和元年度 構造設計一級建築士講習 修了判定結果の発表がありました。概要は下記の通りです。

● 「令和元年度構造設計一級建築士講習」申込区分別の修了者数と修了率

  実受講者数 修了者数 修了率
申込区分I
(全科目受講)
602人
(前年681人)
146人
(前年229人)
24.3%
(前年33.6%)
申込区分II
(法適合確認のみ受講)
46人
(前年74人)
16人
(前年61人)
34.8%
(前年82.4%)
申込区分III
(構造設計のみ受講)
121人
(前年76人)
53人
(前年46人)
43.8%
(前年60.5%)
講義の一部及び修了考査が
免除された受講者
(旧申込区分IV)
2人
(前年
該当なし)
2人
(前年
該当なし)
100.0%
(--)
合計 771人
(前年831人)
217人
(前年336人)
28.1%
(前年40.4%)

関連リンク

講習の詳細は公益財団法人建築技術教育普及センターのホームページをご確認ください。

令和元年度 修了考査について

令和元年の修了考査の修了率は、申込区分T(全科目受講)は24.3%(前年比 -9.3%)、申込区分U(法適合確認のみ受講)は34.8%(前年比-47.6%)、申込区分V(構造設計のみ受講)は43.8%(前年比-16.7%)となり、申込区分T、申込区分U、申込区分V全てにおいて平成30年より低下しました。
科目別の修了率についても、法適合確認:32.6%(昨年比-19.5%)、構造設計:36.2%(昨年比 -5.3%)となり、ともに昨年より低下しています。

令和元年度の法適合確認は、新規問題が7割程度と非常に多く出題され、難易度の高い出題でした。
また、計算量、記述量についても非常に多く、時間内での解答という面においても難度が高かったと考えられます。

法適合確認については、過去出題されている内容について、理解しているだけでなく、十分なアウトプットトレーニングで正確な計算力を身につけることや、ポイントを押さえた記述力の強化が重要です。また、構造種別を問わず全般に渡って、構造関係規定の理解と、構造計算方法のトレーニングが必要となります。
特に出題のポイントに対応する規定等を「2015年版建築物の構造関係技術基準解説書」で検索する力と該当部分の内容の理解は必須となります。

構造設計は4割程度が新規出題で、法適合確認同様、難度の高い出題でした。
この分野で得点をとるためには、出題される用語の意味を理解し、設計条件を見落さず、与式に多くの数値、単位を間違わずに代入し計算する力、その結果を踏まえた上で構造設計者としての考えを整理し記述する解答トレーニングを十分行うことが必要となります。また、応力図を正しく描くことが出来る力も必要となります。

なお、合否の判定方法については、「問題ごとに著しく低い評価がないかどうか判定する」と発表されており、問題ごとの足きり基準が設けられていることから、不得意分野での足きりがないように、木造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造、各分野で満遍なく得点できるようにする必要があります。

希少価値の高い構造設計1級建築士資格

令和元年度の結果を受け、現在までに10,562人が講習修了と判定されたことになります。
構造設計1級建築士は日本の建設業就業者約500万人(503万人・2018年)に対してわずか0.2%しかおらず、高さ60m超の建築物など、高度な専門能力を必要とする一定規模以上の建築物の構造設計に関わる業務は、非常に少ない人数で行われているのが現状です。
その点においても、構造設計1級建築士は希少価値が高い資格と言え、建設業界全体で技術者不足が深刻化していることを考えても、今後、ますます需要は高まっていくと考えられます。

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また、手計算トレーニング、インデックスを用いた黄色本/青本の高速検索をはじめ、修了考査に特化した実戦的なトレーニングを十分に行うため、確実に得点できる力を身につけることができます。令和2年度 構造設計1級建築士取得をめざされている方は是非、受講をご検討ください。

令和2年度 構造設計一級建築士講習 修了考査対策

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